エウロペ遠征 その6 ドイツ・ケルン

080906_1.jpgドイツに戻りました。

ぐおー、ドイツ寒いー!!スペインではまだまだ痛いくらいの日差しでしたが、ドイツはすっかり秋になっておりました。まわりが革ジャン着てるんだもの。寒いとテンションが落ちる私は早速ダメ。弟宅に丸一日引きこもったりもしました。

デュッセルドルフから30分くらい電車に乗るとケルンという町があります。ここには世界遺産のケルン大聖堂があるということなので、とりあえず気を取り直して行ってみることにした。

うーん、ゴシック様式。トゲトゲだ。私が初めてゴシック様式の建物を見たのは、イタリア・ミラノのドゥオーモでトラウマになるくらいトゲトゲだったので、ケルンのは特に感動もせず。あとケルンという町はここ以外に見所がないのでつまらんかった。

 

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エウロペ遠征 その5 スペイン・バルセロナ

080904_1.jpgグラナダからバルセロナへは飛行機で移動。ちょっと贅沢かと思ったけどスペイン広いんだからしょうがないね。

さて、バルセロナと言えばガウディ。またもやガウディ。前のときも散々廻ったんだけど、他に見るものないんだからやっぱりガウディ。

数年ぶりに見たサグラダファミリアは大分工事が進んでいたように感じました。ほんと、工事途中で入場料が取れる建物って世界に類を見ないよなあ。

毎度思うんだけど、ガウディの100年前でこの感性はすごい。また彼を気に入ってそこに出資しようと思ったパトロンもすごい。今の工事はガウディのデザインとは違うので、やっぱり最初の誕生の門と比べると受難の門はトータルイメージが違く感じる。もっとモダンというか。

グエル公園はもともと分譲住宅として作られる予定だったらしく、インフラが整備されていたということを初めて知った。もしガウディがトータル設計を最後まで出来たら、どんな分譲住宅地になったのかなあ。

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エウロペ遠征 その4 スペイン・グラナダ

080904_1.jpg今回、(個人的)一番の見所のグラナダ。

イスラム圏に行ったことがないので、イスラム文様にほんとやられた。素敵すぎる。意味無くモザイクの写真を撮りまくった。

グラナダへは朝、列車で移動。マドリッドから AVE で5~6時間だったような気がする。このAVE、ラテン国だから遅れるのかと思いきや定刻どおりの出発だったのに驚いた。すごいなあ。車窓は見渡すかぎりのオリーブ畑。こんなにオリーブばかり作ってどうするのかと思ったんだけど、食べるのと同時にオリーブオイル用らしい。収穫には機械をつかって木をゆすって落とすんだって。そして収穫時期には外国労働者も多数はいるらしい。これは人手がいるだろうなあと思った。

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エウロペ遠征 その3 スペイン・マドリッド

080902_1.jpg さて弟宅にずっといるのもなんだからということで、スペインに出発。

スペインには、デュッセルドルフ空港から飛行機で飛びました。まずは首都のマドリッドから。2日間ほど滞在しましたが、スペインは暑いなあ。

とりあえずスペインといえばパエリヤだろうと食べた。まぁまぁ。他の土地でも食べたのだけど、他の土地のほうが美味かった。パエリヤっておかずだって知ってました?主食じゃないからあんなにしょっぱいのか!

たぶんマドリッドなら誰でも行くだろうコースとして、プラド美術館とソフィア王妃美術館に行った。人生二度目。親用に半日の観光コースをつけたのね。これは主要な場所を日本語ガイドさんと共にめぐるのだけど、美術館でのガイドさんの説明に目からうろこ。

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エウロペ遠征 その2 オランダ・マーストリヒト

080830_1.jpgこの日は休養日に取っていたのだが、天気がいいということでドライブに出かけることになった。ちなみにドイツは、日本と時差が7時間あったんだけど、そういや私はあまり時差に悩まされたことがない(たぶん寝て暮らす生活が多いせいだと思われる)ので特に問題なし。

行き先はオランダの Maastricht とかいうところ。マーストリヒトと読むらしい。

今回思ったことのひとつに、オランダ語の綴りが可愛いというのがあった。なんか aa とか二度も書くのよね。日本人感覚的にaがふたつとか続くと可愛く見えませんか?central を centraal とか書いてたよ。

オランダ語って発音は全くわからんのだが(これが見た目裏切って全然わからん発音するんだよね……)、英語とドイツ語の混じった感じで面白い。例えば straat。英語でいうところの street とドイツ語の straße が混ざってるようなそうでないような。後にオランダ人の友達にドイツ語と似てるの?と聞いたら、「向こうがドイツ語で話すのを聞いてわかるけど、こちらからは話せない」といったレベルだってさ。

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エウロペ遠征 その1 ドイツ到着

080829_1.jpgとりあえずの旅行メモ。

といっても、今回は日記も書いておらずカメラもあまり持ってなく、どちらかというと連れて行かれた感の強い旅だったので、印象は薄いのでした。旅行だけに限らないけど、やはり自分で観たものをアウトプットしないとあまり残らないね。
いつもは一人旅なので、一生懸命ガイドブックを読み、お茶を飲みながら暇つぶしがてらに思ったことを綴るのでいろんなこと考えるんだけど、今回は自分の旅というわけじゃなかったのでダラダラ流れたなあ。どっちかというと非常に疲れた(一人じゃなかったから)。

とにかくドイツのデュッセルドルフというところに弟が居るので親が遊びに行ったよという話。

さて出発の日。日本は朝からすんごい雷雨で数時間しか寝れなかった。そしてまさかのタクシー捕まえ失敗。うちの地域に2台しかタクシー走ってないってどういうこと?朝からスーツケース引いて30分歩くとは思わなんだよ。

無事飛行機が飛ぶようなので安心する(ちょっと飛ぶかどうか危ないぐらいの天気だった)。しかし飛行機の座席が一番後ろの壁際でね。シートがそれ以上倒せないところだったのよ。これもう最悪。親が文句言ってうるさかった。

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さよなら会@HUB

別にさよならでもなんでもないのだが、しばらく学校行かないので学校の人らといつものHUB飲み。

今日は来る前から若干酒飲んでた人1名がいたので、かなり下ネタセクハラ満載だった。私でも身の危険を感じるほどだったよ。あんまりそーゆーのでモテても嬉しくないね!

さて、明日は4時起きで行ってきます!私のラブラブな彼(注:ノートPC)と一緒に行くつもりなので、上手くいけば現地から旅記録更新予定です。

では皆様、ごきげんよう。

『ナバホへの旅 たましいの風景 / 河合 隼雄』

ナバホへの旅 たましいの風景 ナバホへの旅 たましいの風景
河合 隼雄
朝日新聞社 2002-04
内容(「MARC」データベースより)
静かなブームを呼ぶアメリカ・インディアンの「癒し」の文化。米南西部、ナバホの地を訪れ、メディスンマンとの対話を通じてその深層を明らかにする。現代人の心の悩みを解決するヒントに満ちた探究の旅。『論座』連載。
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アメリカ・インディアンの教えというのは、自然と調和をはかりつつ禅問答的で、ちょっとした憧れがあります。河合先生が書いてたので読んでみた。

最近の「癒し」というキーワードは好きじゃないんだけど(あまりに陳腐に使われすぎる)、良い旅行記でした。河合先生も言ってたように、この本は調査や学術書ではない。でも簡単な旅行記というわけでもない。ナバホの文化に触れつつ、心理療法家としての意見を述べ、「日本人とは」を考える。河合先生はほんと読者に力をいれさせない、リラックスした文章を書くなあ。

メディスンマンの儀式と心理療法での共通項を挙げたり、アルコール依存症に対する(ナバホ族の男性に多いらしい)取り組みを解析したりする点は面白かった。惜しむらくは、もうちょっとナバホの教えを紹介してくれたらなあと思ったけど、そういう目的の本じゃないから、それは無理か。

ナバホといえば、先日読んだ「暗号解読」にも出てくる、コードトーカーが思い出されます。その複雑な文法と発音によりネイティブ以外は習得が困難だという特性により、太平洋戦争で使われたそうな。先住民族ということで、ずいぶんとひどい扱いを受けたことをうっすら知っていても、実際はどういうものか知らなかった。ロングウォークなんて初めて聞いた。

とりあえず、インディアンジュエリーを見て、そのモチーフからアメリカ・インディアの教えがわかるくらいには知りたいと思った。図形はただの図形じゃないんだなあ。

『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ / 遥 洋子』

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫) 東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)
遥 洋子
筑摩書房 2004-11-11
内容(「BOOK」データベースより)
教授は言った。「相手にとどめを刺しちゃいけません。あなたはとどめを刺すやり方を覚えるのでなく、相手をもてあそぶやり方を覚えて帰りなさい。そうすれば、勝負は聴衆が決めてくれます」タレントは唸った。「本物は違う!」今、明される究極のケンカ道とは?フェミニズムの真髄とは?20万人が笑い、時に涙し「学びたい」という意欲を燃えたたせた涙と笑いのベストセラー。
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先日の上野千鶴子つながりで選びました。なんと言ってもタイトルがインパクトありますね。

さて内容ですが、遥洋子というタレントさんが東大大学院の上野ゼミに入って、悪戦苦闘している様は面白かった。日本語の文献でその日本語がわからない!と泣いているところなんて、実感あるなあと思う。違う例だけど、上野教授が三ヶ国語を話す(英語・大学での日本語・一般向けの日本語)という説明で、

「オポチュニティ・コストで考えた場合、アンペイドワークのメジャメントは難題です。」
  ↓
「もし、同じ時間外で働いたら、いったいどれくらいお金がもらえるか、どう計算します?」

とか笑った。学問言葉って、その言葉の持つ定義含めて考えるから、どんどん難しくなっていくよねえ。

しかし、学問の書として読むにはちょっと著者の文に知性が感じられなかったので残念でした。引用文がたくさんあるので、「あー、フェミニズムってこういう学問なのか」というのはわかるんだけど、それを彼女なりの解釈で説明しているとは感じられなかったので。そしてやっぱり上野千鶴子教授は勉強していない学生には怖そうだったよ!そういう先生のほうが良い先生なんだろうけども、自分がそんなゼミに居たら凍ってたろうなあ。

しかしまだまだ興味が湧いたので、もう少しフェミニズムを読んでみたいと思いました。なんなら講演とか聴いてみたいわ。

エウロペ行き

というわけで、今週金曜日から20日ぐらいヨーロッパに行ってきまーす。

まー、あれなんですよ。弟(既婚)がドイツにいるんですが、親がヨーロッパ行きたいって言ってて弟の休みがちょうどありまして、それに併せて行きたいと。でも親だけじゃ不安なんで、私がガイド代わりに一緒に行くことになりました。

姑(母)と小姑(わたし)がずっと家に居ると、お嫁ちゃんが可哀想なので、ドイツからスペインに飛ぶよ!スペイン行ったことあるんだけど、今回はアルハンブラ宮殿観にマドリッドからグラナダへ下がるよ!またバルセロナでガウディ観てくるよ!

でもあとの予定は決めてないの。フランス行くか、ベルギー・オランダあたり行くか……。まぁ適当にワインとビールを浴びるように飲むつもりだよ!

学校がまだあるんだけど、しょうがないねー。これ出席日数足りなくなると思うんだけど、どうしようもないねー。何かわたくしに用がある人は早めにご連絡くださいませ。いないと思いますが。