『減らす技術 / レオ・バボータ』

減らす技術 The Power of LESS

減らす技術 The Power of LESS

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レオ・バボータ
ディスカヴァー・トゥエンティワン
内容(「BOOK」データベースより)
やることを減らせ、そうすれば成果が上がる!もっと努力を、もっと成果を、もっとお金を…は、もう古い。こんな時代だからこそ、シンプルにすればうまくいく!読者10万人(RSS購読者数)を越える世界的人気ブログのエッセンス。

2018年は久々に本を読もうと思っているのだが、とりえあず、図書館で目に付いたので借りたが、特に内容のない本だった。

曰く、一つのことに集中する、低い目標をクリアしていく、周囲に目標を言う、記録するとかそういうの。ハズレであった。

『ROMES06 誘惑の女神 / 五條 瑛 』

ROMES06 誘惑の女神
ROMES06 誘惑の女神

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五條 瑛 徳間書店
大好評放映中のNHKドラマ『ROMES空港防御システム』(出演・大倉忠義、安田章大<関ジャニ∞>ほか)原作本!西日本国際空港 で開催が予定されている『魅惑のジュエリー展』。展示の最大の目玉は、純金の女神像。だが、伝説的なテロリスト、フランチェスコ・アウレリオを名乗る犯罪 者の狙いは、女神だけではなかった。標的は、西空を守る世界最先端の施設警備システムROMESと、その天才運用者・成嶋優弥。十余年前、ROMES開発 の裏で起きた裏切りの連鎖が、今回の事件を招いたのか?人ゆえの情と思いがけない行動に、ROMESと成嶋の知が試される―。

そういや五條さんは何をどこまで読んだんだっけ?と急に思い出して読んだ。

1の内容はうっすら覚えているんだけど、もっと成嶋さんにスポットライトが当たっていたような気もしなくもない。
この話はテロリズムが関係していたけど、今後、日本もテロとか考えないといけないんだろうなあと思いつつ、最後のカジノの女性の安否を気遣うあたり、成嶋さんも成長したもんだ(上から目線)。

とりあえず、このシリーズの出てるだけは読んでおこう。

『走りながら考える / 為末 大』

走りながら考える

走りながら考える
為末 大
ダイヤモンド社 2012-11-23

内容(「BOOK」データベースより)

Twitterフォロワー12万人!考えるアスリート”為末大”強い自分の作り方。勝利、挫折、限界…もがき苦しむなかで気づいた本当に大切なこと。

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「夢を持ちなさい。たぶん叶わないけど」

為末さんは元陸上競技選手、ハードルで世界三位になった人です。彼のTwitterでの発言を見ていて、この人は私と近い考え方をするなあと思ったので、読んでみたら本当に似ていた。そして私がもやもやと思っていたことを言語化してくれており、「ああ、そういうことかもな」と腑に落ちた。

人によってはネガティブと捉えるのかもしれない。しかし、現実というものを直視して、そのなかで自分がいかに闘うか(生きるか)ということを、一種悟りに似た観点から淡々と語る内容は彼のアスリート人生を通して得られたものだ。

いろいろと面白いことが書いてあったけど、今の自分にはこれだ、と思ったのは 「残念ながらほとんどの人生は負けで終わる」ということ。何を勝ち負けとするかもあるけども、競技の世界では一位以外は敗者ともいえる。そしてその一位は瞬間的である。とすると、ほとんどの人間は一位にはなれない。私は特に勝ち負けがあった人生ではなかったけど、この歳になると見えてくる着地点というのがあって、決して自分はスーパーマンではなく、何でも出来るというわけではない現実が見えてくる。彼はそれを「緩やかな挫折」と評していたけど、「人生は、その緩やかな挫折を受け入れることであり、人生、最後は負けで終わる」というのに、ああそうかもなと思った。自分はこの挫折感と現実を摺りあわせる時期にいるんだろうな。

ただ、負けと幸福感は別のところにあるという話が続くので、負けの人生だから不幸せというわけではないのです。そうなんだよなー、うんうん。

『レーン最後の事件 / エラリー・クイーン』

レーン最後の事件 (角川文庫) レーン最後の事件 (角川文庫)
エラリー・クイーン 越前 敏弥
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-09-23
内容(「BOOK」データベースより)

私立探偵サム元警視を訪れた奇妙な七色の髭の男。何百万ドルもの価値がある秘密に繋がる手がかりの入った封筒を預かってほしいというその依頼が、一同をかつてない悲劇へと導いていく。消えた警備員の謎、シェイクスピアの貴重な稀覯本すりかえ事件、不審な愛書家、そしてサムの美貌の娘ペイシェンスに危機が迫る時、元俳優のレーンの推理は…?!いよいよクライマックスを迎えるドルリー・レーン四部作、新訳完結編。

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読み続けた悲劇四部作。ついに最終巻。こうきたかー!というラスト。

なるほど、これはX、Y、Zと読まないと面白みがない。そしてシリーズ通じて一種の雰囲気があるのがいい。シェークスピア劇の老優ドルリー・レーンの舞台だ。相変わらず、ペイシェンスにイラっときてしまったけど(絶対、襲撃されるだろう!とか)、でも世代交代ってこういうことなのかも。

しかし、どこかで読んだミステリーのネタが入っていて、そうか、私がかつて読んでた日本の本格推理といっても、元ネタはこのあたりなのかなと思った。オリジナルは1930年代に書かれてるらしいが、今でも十分楽しめる内容であった。

『Zの悲劇 / エラリー・クイーン』

Zの悲劇 (角川文庫) Zの悲劇 (角川文庫)
エラリー・クイーン 越前 敏弥
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-25

内容紹介

黒い噂のある上院議員が刺殺され、刑務所を出所したばかりの男に死刑判決が下されるが、彼は無実を訴える。サム元警視の娘で鋭い推理の冴えを見せるペイシェンスとレーンは、真犯人をあげ彼を救うことができるのか
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ドルリー・レーンの悲劇4部作の三部目。

あー、これはあれだ。森博嗣先生でいうところの萌ちゃんパターンだ。ということで、サム元警視の娘さんが推理してたんだけど、やっぱりミステリーの女探偵はちょっと苦手。

レーンがずいぶんと歳とってきたイメージだった。内容としては前作にくらべ割と地味なのよね。推理の手がかりが消去法らしいんだけど、結果がわかってもふーんというところだった。

次で最後のシリーズ。さて、どうなるのかな?

『人生の100のリスト / ロバート・ハリス』

人生の100のリスト 人生の100のリスト
ロバート・ハリス
講談社 2004-02-24
内容(「BOOK」データベースより)

心のエグザイル(放浪者)が三十余年にわたり書き綴ってきた「目標」と「欲望」。あなたの進むべき道、行くべき場所を模索するリストがここにある。
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ネットの記事をみていたら「人生でやりたい100のリスト」を書いてみよう!みたいなのがあって、「それは面白いなあ」と思い、私も書いてみた。

しかし小市民だからか、50ぐらいで行き詰った。いや、実際難しいんですよ、この作業。もちろん、実現可能じゃなくていいんだけど、やりたいことって実はそんなに無いことに気付くのよ。「宇宙人に会う」というのを、私の残りの人生の目標に入れるべきかどうか悩むし。自分が人生で何に価値を置いているかがわかると思う。(家が欲しいとかお金が欲しいのか、家庭が欲しいのか、名声が欲しいのか……とかね)

他の人は何書いてるのかなと調べていたら、このような本があるというので読了。ちなみにこのロバート・ハリスさんについては、J-Waveで番組があったなあという認識だったが、こういう人だったのか。

自伝が主になっているんだけど、違う方面の沢木耕太郎だと思った。バックパッカーとして旅に出て、ドラッグにおぼれ、ヒッピーにかぶれ、サブカルチャーにつかり、精神世界にはまり、恋をして別れて、仕事して辞めて。でも総じて好きなことをしている。彼が19歳のときに作った人生100のリストがどのように叶っているのかが面白い。

こういう方の本を読むと、人って色々できるんだなあと思う。「できない」っていう枠は自分で作ってるんだろうなあ。年齢とか状況とかを言い訳にしてさ。

とりあえず、自分用の人生100のリストを地道に考えていこうと思います。

『ゼロから始めるフルマラソンの本 / 内山 雅博』

ゼロから始めるフルマラソンの本 (趣味の教科書) ゼロから始めるフルマラソンの本 (趣味の教科書)
ランニング・スタイル編集部 内山 雅博
エイ出版社 2008-06-26
内容紹介

42.195kmはあなたにも走れる!
走ることが大好きな人はもちろん、これから走り始めようと考えている人も、今からフルマラソンを目指してみませんか? 自分のレベルに合わせたステップ・アップ式トレーニングで、あなたの夢をサポートします!
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この本、どっかで見たことある…と思ったら、2009年に読んでいた(笑) 図書館で借りたからですね。

去年からウォーク&ジョグをしているのですが、そろそろ5km目標に近づいてきたので、ここらでもう一回基礎本を読むのがいいかと思って借りました。

中途半端に自分の癖がつくまえに基本に立ち返るのは必要な気がします。そしてこれは何でもいえるけど、多少なりとも物事に自分の経験が入ると、教本を読んでも自分の経験と照らしあわせられるので、理解が早いかなと思うのでした。

マラソンをする気は(いまのところ)ないんだけど、今年も適度に運動できたらいいなあ。

『夢をかなえるゾウ / 水野 敬也』

夢をかなえるゾウ 夢をかなえるゾウ
水野 敬也
飛鳥新社 2007-08-11
内容(「BOOK」データベースより)
「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様”ガネーシャ”。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と笑いのファンタジー小説。
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去年読んでたんだけど、メモってなかったので年明けにメモっております。

いわゆるビジネス啓発本で、ちょっと前に話題になっていたと思いますが、特に興味は無かったのね。著者の水野さんはミズノンノと称されていたときから知ってたのだが、ネタ系の人だと思っていたし、啓発本はうさんくさいなーと思ってて。では何故に手にとったかというと、50歳にして東大に受かった主婦の方がいらっしゃるのですが、その方がおすすめしていた本にあったから。

え?なんか遠い気がするんだけどそうなの?

と、思って読んでみたら、まあ軽く読めました。大阪弁のガネーシャのキャラが立っている。これ、確かドラマになって古田新太がやっていたらしいんだけど、さもありなん。憎めないキャラでした。

さて内容は、たぶんいろんな成功者のやっていることを一回ずつ課題にして出しているという感じ。押し付けがましくなく、おそらくこれを信じて課題をやった人が日本に5000人はいると思う。しかし、やって人に悪いことではないので良いことなのではなのでしょう。私も靴磨きからやるかなー(笑)

『Yの悲劇 / エラリー・クイーン』

Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2) Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2)
エラリー・クイーン 越前 敏弥
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-25

内容紹介

大富豪ヨーク・ハッターの死体がニューヨークの港で発見される。毒物による自殺だと考えられたが、その後、異形のハッター一族に信じられない惨劇がふりかかる。ミステリ史上最高の傑作が、名翻訳家の最新訳で蘇る!
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先日読んだXの悲劇の続き。

いやー、これはね。犯人はうすうす気にしてはいたんだけど、そこに来たかと思った。

最後の数行に見られる表現についても、やはりそういうことなのかなあ?

しかし、全体のテーマとして「血」の問題があって、昔の本なので遺伝についての謝った認識があるのかもしれないというところが気になったかな。

しかし、ドルリー・レーンという老俳優のキャラクターが深まったと思う。次はZか。

『Xの悲劇 / エラリー・クイーン』

Xの悲劇 (角川文庫) Xの悲劇 (角川文庫)
エラリー・クイーン 越前 敏弥
角川グループパブリッシング 2009-01-24
内容(「BOOK」データベースより)

満員電車の中で発生した殺人事件。被害者のポケットからは、ニコチンの塗られた針が無数に刺さったコルク球が発見された。群衆ひしめく巨大なニューヨークで続く第2、第3の大胆な殺人にも、目撃者はいない。この難事件に、聴力を失った元シェイクスピア俳優ドルリー・レーンが挑み、論理的で緻密な謎解きを繰り広げる。20年ぶりの決定版新訳でよみがえる、本格ミステリの不朽の名作。

あら、やだ。面白いじゃないの。

推理ものは好きだけど、エラリークイーンは読んだことがあるかないかよくわからないレベル。ギャグでしかないのだが、先日「容疑者Xの献身」を読んだので、Xといえば…と唐突に繋がって読んだ。

確かにこれ、読者に情報が開示されているので、本気で読んだら犯人当てができるんじゃないのかしら?私は全然違うところを追っていたなあ。そしてまた、探偵役 ドルリー・レーンにまつわる環境もなんというか、雰囲気があってよい。

4部作らしいので、続けて読んでみたい。