森美術館LOVE展―アートにみる愛のかたち―

20130712.jpeg友人が割引があるというので、観覧。

いろんなアーティストの、Loveにまつわる作品を展示するという趣旨でした。まあ、前衛芸術も混ざっていたので、「……うーん?」と首を捻ったりもしたのだが。

来場者がマイクに好きなものを言って、その音声を加工して歌にするという作品があったのだけど、友人が「ビール大好き♪」と吹き込んだら、”ビール大好き”の歌が館内に流れたのが一番笑った。さすがです。

写真は、さすがの草間さん。これはLove…なのだろうか。タイトルは《愛が呼んでいる》でした。

時間があったので屋上の夜景も堪能。ちょうど雷雲がきていたので雲がピカピカ光って、東京タワーがあってなんだか不思議な光景だった。

ドイツビール飲んで帰宅。金曜の夜に美術館というのもいいもんだなあ。

フランシス・ベーコン展

20130524.JPGベーコン展、26日までだったので、駆け込みセーフ。先日会った友人のRenateも「日本に来るのは珍しいからぜひ観ておいたほうがいい!」と力説してました。

とにかくパワーを感じた作品たちだった。それが快か不快か表現できないんだけど、圧倒される。

ベーコンは独学で絵画を学んだらしい。あとゲイ。写真の絵は彼の恋人だった人だけど、奇妙に歪められて黒い穴が空いている。

また彼のアトリエの写真があったんだけど、これまたすごい。ごちゃごちゃ。写真などを元に絵を描いたらしいけど、その写真もわざと折り目をつけたり、ぐちゃぐちゃにする。その線や汚れが絵に表れされたりしてるらしい。

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物を創りだす人

20130322.JPGここのところ縁があるスパイスコーディネーターが、彼女の友人たちとギャラリーで手作りのものを販売するというので、会社帰りに寄ってきました。

ギャラリーを借りて、いろんなものを販売してたんだけど(彼女はスパイス石鹸。食べられるものだけで作る、というのがテーマにあるらしい)、物を創り出せる人ってすごいなーと感服しました。自分だったら買うようなものを作れるなんて!

でもなんにせよ、創る(生み出す)ことって楽しいよね。それが文章であれ、料理であれ、お裁縫や日曜大工でもさ。創造性って人間の本性と繋がってるのかしらと思った。何で創るのって楽しいんだろ?

せっかくなので何か買って帰ろうと思い、写真中央のぬいぐるみのワンちゃんと友人作成のクローブ石鹸を頂いてきました。このぬいぐるみ、フェルトも縫製もしっかりしてなかなか可愛いのよ。Normalな柄を選んだので、ノルちゃんと密かに名前をつけて可愛がっております。

『飛騨の円空 / 千光寺とその周辺の足跡』

20130315.JPG円空さんという、12万体の仏を彫ったといわれる人がいるんだけど、その方の展覧会が上野であったので午後半休をとって友人と観にいってきました。

いやー、この展覧会良かったです。円空仏って彫りがわかるぐらいに荒い表面なのね。漆もやすりもかかってない。でもそれだけに木の節や木目がわかるのです。

「これは仏教じゃないね、日本古来のアミニズムが入ってるね」と友人と興奮気味に話したんだけど、自然と仏の一体感みたいなのを違和感なく感じるのが日本なのかもしれない。2m近い仏様がいくつかあったんだけど、木のなかに仏性を見いだしたんだろうなあ。また彼が飛騨の山でたくさんの仏を彫ったというのも、さもありなん。そこかしこに仏を感じたのだろう。

うん、久々に良い展覧会でした。

ちなみに、その後、西洋美術館のロダン像をみて、「カレーの市民てなんだっけ?」「地獄の門?天国の門?え!考える人は地獄の門の一部だったの?!」とスマホ片手に検索したのも良いオチであった。いろいろと知らないことが多いわ。

 

友達の近況と白隠展

20130129.JPGRenateという友達がまた日本にフライト(仕事)で来るというので会ってきました。久々だなと思ったら、2年ぶりでした。

待ち合わせ後、「天気がいいので外歩きたい!」というので、散歩しつつの近況報告。本当に外人は太陽が好きだねと言ったら、この季節はずっと霧や雲でグレーだから太陽は貴重なのよ!と力説してた。

近況は相変わらず、色々と面白いことを体験しているようですが、なかでも興味深かったのが、彼女とヒーラーとの話。ヒーラーというか、中国医術とか取り入れてる人らしい。なんかアトランティスの記憶があるとかなんとか。前世も見えるらしい。あとは彼女が歯医者に行く前、何も見てないのに、「No23(歯に番号があるらしい)が悪い」と言われて、実際歯医者にいったらそのとおりだった、と。彼女自身、そこまで信じてはいないようだけど、そのヒーラーに通ってみようかしらと言ってた。

ベジタリアンでエコ、さらにスピリチュアルな世界に入り、彼女はいったいどこへ行くのかしら?

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チョコレート展@国立科学博物館

20121116.JPGチョコレートはたいていの人々にとって、好きなものであろう。しかし、そのチョコレートがどのようにできているか、なんとなくしかわからない。

というわけで、調べにいった。

なるほどなるほど。カカオがヨーロッパで砂糖と出会ってチョコレートとなったわけですね。しかし、このカカオの加工方法がおもしろい。カカオの豆をとり、砕いてカカオニブになり、つぶしてカカオマス(ペースト)となる。そこから、カカオケーキ(油分を取り除いたもの)と油分(カカオバター)となり、砂糖、ミルクを加えてチョコレートとなる。チョコレートとホワイトチョコレートの違いは、カカオマスが入るかどうかだ(!)。

さらに飲み物のココアは、油分を取ったカカオケーキをさらにこまかく粉砕したココアパウダーで作られてるらしい。油分が多いとうまく溶けないんだって。

いやー、世の中には知ってるつもりで、知らないことがたくさんあるんだなあ。面白い展覧会でした。

特撮博物館@東京都美術館

20120928.JPGそろそろ有給を使っていかないと、消化できなそうなので平日休み。

深川あたりを流しつつ、ついでに庵野秀明館長の特撮博物館を観てきました。うーん、これは好きな人には好きなんだろうけどね。私はまあ特に興味もない部類なので、「へー」とは思うけど特に思いいれもなかったです。巨神兵はナウシカとエヴァが合体したような映画でした。ちょっと導入の姉弟の展開がベタだったけど。

平日にも関わらず人が多かったので、平日で正解だったのか。

ついでに深川七福神を流したんだけど、地元すぎてご朱印をやってなかったり(1月限定だとか)、ちょっと粗のある七福神のご朱印収集。まあそれもそれでよし。

これから月2回ぐらい休んでいきたいんだが、できるかなー?

草間彌生@埼玉県立近代美術館

20120513.JPG草間彌生 永遠の永遠の永遠

ということで、水玉の草間さんを観に遠路はるばる埼玉へ。相変わらずの強迫観念満載だった。

でもやっぱり最初に森ビルで見たときの衝撃は薄れてきたかなあ。それでもこの歳で、このバイタリティはすごいと思う。

作品は先日NHKでドキュメンタリーにもなっていたやつが多かったかな。近くでみるとタッチは荒いかなと思ったけど、「愛はとこしえ」というモノクロのシリーズは、うわっ…という気持ち悪さ/怖さ だった。

タイフェスが代々木でやっているというので、原宿駅まで行ってみたけど、あまりの人の多さに嫌になって止めて新宿に戻ったという。フェスはほどほどの人数がいいと思うの。

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ジャクソン・ポロック展@東京国立近代美術館

20120420.JPG金曜日は20時まで開いてるとのことで、会社帰りに東京国立近代美術館へ行った。

今回、これに興味があったのは、果たしてこれは芸術というものなのか?表現って何なのか?これに200億円ってどういう価値なんだろう? こういうのを見て何を感じるんだろう?ってとこ。

結局、思ったのは「ちょっと自分でやってみたい(=描いてみたい)」というのだった。この叩きつけたような、誰でも出来そうなペンキをたらした絵は、自分でやってみたら何か違うのかしら。

体験できる場所があればいいのになあ。500円なら参加料払うわ。

あと私と芸術と呼ばれるものの距離は、「私が」どう感じるかであって、必ずしもアーティストの意図がわからなくてもいいんじゃないかと思った。ただバックグラウンドの情報はあったほうが、自分の感じ方も変わるので、それはあったほうがいいかなあ。

いろんな意味で、面白い展覧会だったと思う。

草間彌生展@ワタリウム

水玉女王の草間ちゃんの展覧会があったので会社帰りに行ってみました。

でもこの展覧会はイマイチだったのよねえ。やっぱり六本木のやつが一番衝撃が強かったです。でも映像でしゃべっている草間さんは相変わらずこちらが不安になってしまうような、なんていうんでしょう。凝視してしまう感じで、存在感のある人だなあと思った。

その後は、友人とてくてくと秋の夜を歩いて、スパゴーに行った気がする。