『飛騨の円空 / 千光寺とその周辺の足跡』

20130315.JPG円空さんという、12万体の仏を彫ったといわれる人がいるんだけど、その方の展覧会が上野であったので午後半休をとって友人と観にいってきました。

いやー、この展覧会良かったです。円空仏って彫りがわかるぐらいに荒い表面なのね。漆もやすりもかかってない。でもそれだけに木の節や木目がわかるのです。

「これは仏教じゃないね、日本古来のアミニズムが入ってるね」と友人と興奮気味に話したんだけど、自然と仏の一体感みたいなのを違和感なく感じるのが日本なのかもしれない。2m近い仏様がいくつかあったんだけど、木のなかに仏性を見いだしたんだろうなあ。また彼が飛騨の山でたくさんの仏を彫ったというのも、さもありなん。そこかしこに仏を感じたのだろう。

うん、久々に良い展覧会でした。

ちなみに、その後、西洋美術館のロダン像をみて、「カレーの市民てなんだっけ?」「地獄の門?天国の門?え!考える人は地獄の門の一部だったの?!」とスマホ片手に検索したのも良いオチであった。いろいろと知らないことが多いわ。