スパイス酒いろいろ

20130303.JPG画像がちょっとわかりにくいかもしれないんだけど、スパイスコーディネーターに教えてもらって、色々なスパイス酒を作ってショットグラスでちまちまっと飲んでおります。

これが結構美味しい。

ベースはテキーラやホワイトラム。そこに各種のスパイスを漬けてます。内容は、クコの実(+と何か)、友人曰くのオイゲノール三兄弟(クローブ、オールスパイス、シナモン)、ジュニパーベリーと柑橘、カルダモンと柑橘、ジンジャーなどなど。

クローブ+オールスパイス+シナモンは割とこってりした感じになる(と思う)のでラム酒に合わせるのが良かった。カルダモンやジュニパーベリーはテキーラのほうが爽やか感が出ていいかな。柑橘系は冬の間にみかんの皮を干して陳皮にしていたのでそれを適当にいれてるけど、レモンやオレンジの皮でもいいらしいよ。ベースのお酒を余ってたピンガ(ブラジルのさとうきびのお酒)にしても良かった。

気分次第でいろんな味が飲めるのがいいのです。詳しいことは スパイスコーディネーターのページにもあるから興味のある方はどうぞ~。

 

『Zの悲劇 / エラリー・クイーン』

Zの悲劇 (角川文庫) Zの悲劇 (角川文庫)
エラリー・クイーン 越前 敏弥
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-25

内容紹介

黒い噂のある上院議員が刺殺され、刑務所を出所したばかりの男に死刑判決が下されるが、彼は無実を訴える。サム元警視の娘で鋭い推理の冴えを見せるペイシェンスとレーンは、真犯人をあげ彼を救うことができるのか
Amazonで詳しく見る by G-Tools

ドルリー・レーンの悲劇4部作の三部目。

あー、これはあれだ。森博嗣先生でいうところの萌ちゃんパターンだ。ということで、サム元警視の娘さんが推理してたんだけど、やっぱりミステリーの女探偵はちょっと苦手。

レーンがずいぶんと歳とってきたイメージだった。内容としては前作にくらべ割と地味なのよね。推理の手がかりが消去法らしいんだけど、結果がわかってもふーんというところだった。

次で最後のシリーズ。さて、どうなるのかな?

大阪B級グルメツアー(3/24-26)

20130326.JPG年度末までに使わなければいけない有給があったので、大阪へ二泊三日のB級グルメを食べる旅に出てみました。

そういえば、大阪って一日二日ぐらいしか居たことなくて、あまり知らないのよねー。というわけで、こだまで四時間(!)かけて大阪へ。……いや、びっくりした。日本も広いよね。ちょっと移動しただけで、こんなに別文化があるのかと驚きました。

当たり前だけど関西弁。みんなが「せやなあ」とかしゃべっている。エスカレーターで右に並ぶ(東京は左)。うどんのスープの色が薄い(でも塩気はそれなりにある)。食べ物が安い。昼間から飲める店がたくさんある。地名が日本史。東京より人ごみが少なくて歩きやすいなあと思ったら、デパートの食品街は平日午後でもすごい人がいた。

……うん。私、機会があったら大阪住みたいです。

続きを読む 大阪B級グルメツアー(3/24-26)

物を創りだす人

20130322.JPGここのところ縁があるスパイスコーディネーターが、彼女の友人たちとギャラリーで手作りのものを販売するというので、会社帰りに寄ってきました。

ギャラリーを借りて、いろんなものを販売してたんだけど(彼女はスパイス石鹸。食べられるものだけで作る、というのがテーマにあるらしい)、物を創り出せる人ってすごいなーと感服しました。自分だったら買うようなものを作れるなんて!

でもなんにせよ、創る(生み出す)ことって楽しいよね。それが文章であれ、料理であれ、お裁縫や日曜大工でもさ。創造性って人間の本性と繋がってるのかしらと思った。何で創るのって楽しいんだろ?

せっかくなので何か買って帰ろうと思い、写真中央のぬいぐるみのワンちゃんと友人作成のクローブ石鹸を頂いてきました。このぬいぐるみ、フェルトも縫製もしっかりしてなかなか可愛いのよ。Normalな柄を選んだので、ノルちゃんと密かに名前をつけて可愛がっております。

Jさんとアフリカ話

MZ時代に知り合ったJさんが一時帰国して、MZに戻るというのでお会いしてきました。

Jさんもすごくいい人なのです。いつもタンザニアなどから面白いものを送ってくださったりします。彼氏がオランダ人なのですけども(私もお世話になった)、オランダのOld Cheeseだけど…と言って、ゴーダチーズのかたまりみたいなのを頂いてしまった。彼の両親が「そっちはチーズが無いでしょ?」と送ってきてくれたらしい(笑) おかあさん、日本にもチーズはありますよ!!(高いですけど)。

手ぶらでお会いしてしまったので、そのうち、MZへの輸送を試そうと思います。してもらってばかりなのよね。

『negative:noting / 全てはその一歩から』

20130316.JPGスイスの旅行会社の日本担当として働いていたトーマスさん、震災以降キャンセルが相次ぎ、仕事が激減した。「欧州で、日本全体が放射能に覆われたといった誤解が広がった。汚染地域は限られていて、日本のほとんどの場所は安全で健全だと示したかった」と思い、北海道から鹿児島まで歩いて縦断し、旅のブログを世界に発信した。そんな彼のドキュメンタリー映画。

強いメッセージ性も無ければ、出てくる人も日本の田舎の人。写真とそのエピソードと、いくつかのインタビュー。でもその何でもない感じが、「普通の人の善意が集まって出来た」と思わせるような映画だった。

彼が福島に行く途中のタクシーのなかで運転手と話した内容に 「いまどき、他の国のためにそこまでやってくれる人、日本人でもいないよ!すごいねえ~」「そうですか?でも私にとっては自然なことです」というのが真髄だったか。外国の人が日本のためにここまでやってくれることが純粋に嬉しい。また外国の人だからこそ、彼に見えてる日本の良さというものがあったのかもしれない。

題名の意味は、彼がブログに書いていた文章から。良いことと悪いこと。雨が降っても、膝が痛くても、「今日も悪いことは無かった」という彼のポジティブな考え方も素敵だった。

positive: 人の善意ってあるんだなあと、”ほっこり” とした気持ち

negative: nothing

 

『飛騨の円空 / 千光寺とその周辺の足跡』

20130315.JPG円空さんという、12万体の仏を彫ったといわれる人がいるんだけど、その方の展覧会が上野であったので午後半休をとって友人と観にいってきました。

いやー、この展覧会良かったです。円空仏って彫りがわかるぐらいに荒い表面なのね。漆もやすりもかかってない。でもそれだけに木の節や木目がわかるのです。

「これは仏教じゃないね、日本古来のアミニズムが入ってるね」と友人と興奮気味に話したんだけど、自然と仏の一体感みたいなのを違和感なく感じるのが日本なのかもしれない。2m近い仏様がいくつかあったんだけど、木のなかに仏性を見いだしたんだろうなあ。また彼が飛騨の山でたくさんの仏を彫ったというのも、さもありなん。そこかしこに仏を感じたのだろう。

うん、久々に良い展覧会でした。

ちなみに、その後、西洋美術館のロダン像をみて、「カレーの市民てなんだっけ?」「地獄の門?天国の門?え!考える人は地獄の門の一部だったの?!」とスマホ片手に検索したのも良いオチであった。いろいろと知らないことが多いわ。

 

(元)若い力の皆さんと

20130312.JPG何故に呼ばれたのかよくわからないのですが、会社で協力隊経験者という方が、それなりにいらっしゃいまして。そのなかで一人の方が定年で、協力隊OB会みたいなのが開かれるということで、お呼ばれされてきました。

レバノン料理のお店だったんですが(アフリカ料理が近くに無かった!)、結構美味しかったなー。写真は前菜4種。左からクリームチーズにスパイス(ちょっと辛い)が入ってるもの、色がうまく写ってませんがトマトとパセリと何かの酸味の利いたサラダ、ホムス(ヒヨコ豆~!)、なすのディップ。これらをピタパンにつけて食べるんですが、これだけでワイン1本いける!

先輩方の協力隊時代の話がおもしろかった。本当に初期の頃の方々なので、なーんもない時代なのです。それこそ連絡手段が隣村まで3時間とか。そういうときに一人でぽいっと送り出されて、周りの人と人間関係築いて、仕事を切り拓いてきた人の経験談は本当に興味深い。

あと中近東に滞在した人もいらっしゃって、Arakというお酒を勧めてくれたのだがこれがまた私好みだった。アルコール度数の高いお酒なんだけど、甘くて何か薬草みたいな匂いがして、水をいれると白濁するのだった。カルピスみたいなんだけど、気を抜くとぶったおれそうなお酒。

いろいろと学ばせていただいた会だった。Sさん、定年お疲れ様でした!

さよならチームアジア

4月といえば日本では学校や会社などが再編成される時期ですね。

私の職場でも例外ではなく、いままでぎゃーぎゃーやってきた、通称:Team Asia(要はアジア担当)が入れ替えで解散するので、最後に一回飲みにでもいくか!と皆でいってきました。

リフレッシュ中で休みだったリーダーも呼んで、楽しく飲みました。あー、面白かった。いいメンバーだったんだけどなあ。

『二郎は鮨の夢を見る』

20130306.JPG銀座の地下、10席ほどの鮨屋「すきやばし次郎」の店主、小野二郎さん87歳を追ったドキュメンタリー映画。ミシュラン三ツ星を5年間連続で取得した彼の鮨への情熱は?……といった内容。これ、海外の監督が撮ってるんですが、なにかの予告編で見て、外国の監督でお鮨?と気になったので観てきました。

75年間鮨を握り続けている二郎さん。まだどうやったら美味しくなるかを、それこそ夢に出てくるまで考えているらしい。「自分の仕事を本当に好きにならないとダメだよ」と言う二郎さんの生活全てを、仕事に向けているような姿勢が印象深かった。職人て毎回同じ味・テンションで握れないといけないんだね。毎日決まった時間に決まった車両に乗って職場へ向かうというエピソードも、どこか職人だと感じた。

「続く」というのもひとつのテーマとなっていて、二郎さんが続けていたことが、二人いる息子さんに引き継がれていく。その誇りと難しさ。なるほど。

ナレーションがなく、出演者の語りと音楽と緩急つけた映像が美しかった。次々と出される鮨がどこかダンスのような。

魚が旨いと書いて「鮨」。予想はしていたけど、美味しいお鮨が食べたいと思った映画でした。