飲みます?@新宿

金曜日。

まわりが仕事でハマっているなか、オーダーの谷間にいる私は暇だったので、Hさんと飲みにいくことにした。

Sさんとか「忙しい!」と言ってるのに、「いつ来るのー」「はやくー」とメールを矢継ぎ早に出して、Hさんに「もう来ないっていってるんだから、そのへんにしとけ」と窘められていた。どこまで私は自分本位なんでしょうか。

ちなみに他部署でKさんという人がいるのだが、主にメールと電話でしかやりとりをしたことがない。Hさんが知り合いだというので「今度Kさんを飲みに誘ってくださいよー」といったら、その場で段取りをつけてしまった。おまけに「その日、俺はいないから」と、いきなりのサシ飲みセッティングだ。

えええええ!!確かに頼んだけどそんな意味じゃなかったんですけどもおおおお!!!

最後の一時間ぐらいで、YさんとRくんが合流。私とKさんで何を話せばいいかと、どうでもいい話で盛り上がった。

+1人(Rくん) 計44人

 

『茶の本 / 岡倉 覚三』

茶の本 (岩波文庫) 茶の本 (岩波文庫)
岡倉覚三(著) 村岡 博(訳)
岩波書店 1961-01
メタローグ

今世紀の初めは、日清戦争が終わり日露戦争が始まる動乱の時代だった。日本美術院の創設者で、ボストン美術館東洋部長の要職にあった天心岡倉覚三(1862 -1913)も、西と東がせめぎ合った時代の子である。本書を英文で書いた天心は、日ごろ欧米人が飲んでいる茶には、調和を重んじる東洋の精神が息づいていることを、ユーモアをまじえ説いていく。たかが一杯の茶だが、心を澄まして味わえればそこには東洋の宗教、倫理、芸術の粋がある。西洋の人々よ、小さなものの中に潜む偉大さを見逃してくださるな―。先覚者の祈りが込められた名著である。(宮川匡司)
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岡倉覚三は岡倉天心ですよね。岡倉天心というと、フェノロサと日本美術を復興させた人でしたっけ。

「茶の本」って名前は知っていたけど読んだことないので、チャレンジしたんだけど薄いのに非常に読みにくかった。しかし言い回しが面白い(ような)気がした。元は英語で書いてある本のはずなんですが、訳したのがすごいな……。

よその目には、つまらぬことをこのように騒ぎ立てるのが、実に不思議に思われるかもしれぬ。一杯のお茶でなんという騒ぎだろうというであろうが、考えてみれば、煎ずるところに人間享楽の茶碗は、いかにも狭いものではないか、いかにも早く涙であふれるではないか、無辺を求むる渇きのとまらぬあまり、一気に飲みほされるではないか。してみれば、茶碗をいくらもてはやしたとてとがめだてには及ぶまい。

なんかリズム感がある訳ですよね。あと陸羽の茶経の話も引用されていたけど、面白いなあ。

彼の説によると、その水、山水を用うるは上(じょう)、江水は中、井水は下である。煮沸に三段ある。その沸、魚目のごとく、すこし声あるを一沸となし、縁辺の湧泉蓮珠(ゆうせんれんしゅ)のごとくを二沸となし、騰波鼓浪(とうはころう)を三沸となしている。

それってどんなのなんですか!!

あの時代に日本文化を誇りにし、西洋に毅然と説明しようとする姿がすごい。日本人でも新しもの好きな人には古い(ダサい?)と思われていたのかもしれないのにね。

私には読みこなせなかったので、いまいちこの本の真髄がわからなかったけど、今後の人生において茶道とバッティングするときがあったら、また読んでみたいと思う本でした。

 

『外国語上達法 / 千野 栄一』

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)
岩波書店 1986-01
<本から>
外国語コンプレックスに悩む一学生は、どのようにして英・独・仏・チェコ語をはじめとする数々のことばをモノにしていったか。辞書・学習書の選び方、発音・語彙・会話の身につけ方、文法の面白さなど、習得のためのコツを、著者の体験と達人たちの知恵をちりばめて語る。言語学の最新の成果に裏付けられた、外国語入門書の決定版!

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確かAmazonの「この本を読んでる人はこんな本を読んでます」的なところから選んだはず。

至極まっとうなことが書いてある本でした。語学の天才ではない著者が、どのように語学と取り組んだかを書いてあります。時々出てくる著者の先生方の素晴らしさを語るエピソードが素敵。先生が彼に宛てた手紙(ポーランド語)をポーランド人が見て、「これを書いたのは誰か。完璧だ」なんてエピソードとか。

習得方法というより、もっと大きな意味で語学を学ぶということを論じているのが良かった。例えば会話が出来るということが「お元気ですか?」「日本に何年いるんですか?」「好きな日本食はなんですか?」ということが言えるということではなく、TPOにあった話題が出来るということ。その人の知識のバックボーンが会話の面白さとなるわけだよね。

あとレアリア(チェコ語)という単語も興味深かった。これは「ある時期の生活や文芸作品などに特徴的な細かい事実や具体的なデータ」ということらしい。具体的にいうと、「お茶」という単語があるけど、私たちは緑茶を思い出し、英国はミルクティー、ロシアだったらジャムをいれたりという、お茶という単語に対してその文化が持っている背景がある。ちょっと長いけど引用。

そもそも言語というものは、それ自身が目的ではなく、伝達を始めとするいくつかの機能を果たすために存在している。すなわち言語は「自目的」的ではなく「他目的」なものである。そして言語はそれだけで単独に使われるのではなく、必ず何かある状況の中で使われる。この状況は、いろいろな情報を言語に与える。したがってこの状況がよく分かっていれば、その言語の理解が容易になる。そして、その言語が伝えている内容が具体的に把握されらばその言語の理解がより容易になることは自明のことである。ここに、レアリアが大切な理由がある。

そうだったそうだった。言語って結局、伝達するためのものなんだよねー。時々忘れそうになるよ。

『読書は1冊のノートにまとめなさい / 奥野 宣之』

読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング 読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング
ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2008-12-05
内容紹介

(略)何十冊、何百冊読んでも、ほとんど何も覚えていない……。
それは「読んでいないと同じ」です。
そうならないためにも、多読・速読より、一冊ずつきちんと向き合い、
本を頭に落とす読み方が必要です。(略)
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たまには売れてる本を、と題材が面白そうなので選びました。

この著者、「情報は一冊のノートにまとめなさい」という本を書いた人なんだけど、それの読書版。私もこんなメモブログをつけてるので、どこか役立つかなあと思ったんだけど、結局自分がやっていことと同じような内容だった。

要は「探す→買う→読む→記録する→活用する」というときの方法をまとめているもの。それを一冊のノートにまとめていきなさいとおっしゃってました。まあ色々やり方はあるんだと思うんだけど、私がブログに読書メモをつけているのは検索が楽だからです。溜まってくると、やはり紙よりはデータのほうがいいかなあと思っています。

ちなみに私が今やっている方法は

  1. 探す → ネットや広告、人の話などで面白そうな本をメモしておく。大体Amazonであらすじや批評をチェックするので、面白そうだと思ったらAmazonのWishListにガンガン突っ込んでおく。
  2. 買う → 本は買って読む派と借りる派がいると思うが、私はたいてい図書館で済ましてしまう。AmazonのWishListに載ってる本を、図書館のオンライン検索で予約して土日に借りるのだ。もちろん現場で出会った本を読む場合もありますが。
  3. 読む → 通勤電車でしか読まない。
  4. 記録する → このブログ。本当は「面白かった」とか「つまらんかった」以外に書くべきなんだろうが、文章力が弱いのでしょうがない。批評したいとは思わないけど、もうちょっと感想を的確に書く方法を模索したい。
  5. 活用する → たまにリストを見返しては「こんな本読んだっけ」と楽しんだり、この作者はどこまで読んだっけと確認したりする。ブログの場合、検索もできるし、リスト化(本のカテゴリーをクリックすれば本だけ出る)が自動でできるのでお勧め。

そんなわけで、「おー。なかなか私もやってるじゃん」とこの本を読んで自己満足に浸った私なのでした(笑)。

サカナクション@駿輝祭

20091024.jpgサカナクションライブ

@駿河台大学 学園祭

16:00~

2時間前ぐらいから行くかどうか迷って、どうしようかとうだうだしていたのだが、やっぱり行くか!と思い立って、一人で飯能まで遠征してきた。

学園祭ってまわりが学生ばかりなのでやっぱり若い。場所が駅から更にスクールバスなのに、キャンパスがやけに立派で驚いた。

体育館でやっていたのだけど、思った以上に人が少なくて、そういやソウルセットの学園祭のときもこんな感じだったなあと思った。

サカナクションは相変わらず良かった。演奏時間が長くなるとワンパターン化する気もするが、やっぱりナイトフィッシング~とネイティブダンサーは(私が)盛り上がる。一人でテンション上がった。

2千円で1時間半とはさすがのコストパフォーマンス。舞台とも近いし、学園祭はオススメのアイテムですな。

中2病をこじらせた二人@有楽町

mzokさんと会うのは5月以来ですかね?体調もよくなってきたので、飲みに行ってきました。

よく考えたらサシ飲みするのは初めてでした。学生時代からの知り合いだというのに(!) 逆に古くから知っているということはバカな時代の自分も知られているというわけで(今もバカだが)、どこか気恥ずかしい感がありました(例えば会社で演じてる自分だと”ぷっ”と笑われてしまうような感じ)。

以下、つれづれにメモ。

  • 韓国料理屋が美味しかった。店の名前忘れたけど、並んで待っててもアリだった。逆に「nyontaさん(仮名)は並ぶというと怒る人かと思ってた」とそういう方向で気を使われていたのに、過去の自分が恥ずかしい。
  • 肉体の痛みをある程度超えてしまうと、研ぎ澄まされた精神だけの境地に達するらしい。それはまるで禅の世界のようだと思った。その世界では何が見えるのだろうか。(訂正。断続的に続く激痛を投薬して絶食してしずめたあとのことだそうだ。ケミカルも入ってるのね。食欲・性欲が絶たれ、睡眠欲が満たされた凪の精神状態……これはすごい。)
  • ネットのつぶやきで近況をお互い知っているので、会ってないのに共通ネタがある。そうか、ブログってそういう方面の力もあったなあ。普段、自分のブログを見てる人に会わないので(みんちゃん以外)新鮮な感じがした。
  • お互いが、「大人になりきれてない、でも年齢だけは大人」(でも大人ってなんでしょうね?)なので、中2病をこじらせてここまで来ちゃったのか、とガッテンした。
  • 結局、自分は「ここじゃないどこか」を求めてる旅人でしかないのかしら。腰が据わってないんだよね。
  • 「メモを取ったほうがいいですよ!」と私が連呼してましたが、何故にそんなにメモを勧めていたのか今となってはよくわからない。最近の自分がメモ魔だからだろうか。

あと色々とあったけど忘れた。それこそ私がメモしとけという話だ。

時間切れの感もあるので、また飲みにいきたいっすなー。

『英語ライティング講座入門 / ケリー伊藤』

英語ライティング講座入門 英語ライティング講座入門
研究社 2001-06
出版社からの内容紹介

概説では各文法項目の基本となる考え方を説明しています。STEP1では概説の具体例として、ある日本文に対応する英文を選択する問題を示しました。STEP2では英作文の基礎知識の確認をして問題を配してあります。STEP3ではヒント付き英作文です。あらかじめ使うべき語彙をヒントとしてあります。FINAL STEPではヒントなしで和文英訳に挑戦します。語彙力の確認もできます。巻末には付録として例文集をつけています。
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実はこの本、最後までやってない。

本ではなく問題集っぽいものなのですが、なかなか良いと思ったので買ってやりこもうかと思っています。英語勉強は来年の話になっちゃうと思うけど。

仕事で英文を書いてて(メールレベルだけど)思うのですが、向こうに意味は通じるんだろうけど、これが果たして正しい文法かどうかがわからんのです。定冠詞は?時制は?言い回しは?

そういう基礎から確認したほうがいいなあと思ってます。でもこの本一冊だと説明が少なすぎるかも。

『世界青春放浪記 / ピーター・フランクル』

世界青春放浪記―僕が11カ国語を話す理由(わけ) (集英社文庫) 世界青春放浪記―僕が11カ国語を話す理由(わけ) (集英社文庫)
集英社 2002-04
内容(「BOOK」データベースより)

世界的数学者にして大道芸人。ハンガリーに生まれ、26歳でフランスに亡命。イギリス、アメリカ、スウェーデン、インドなどを旅したのち日本に定住する―。アウシュヴィッツで殺された祖父母のこと、医者の両親の愛情につつまれた少年時代。数学オリンピックでの金メダル獲得とパリ留学。天才数学者たちとの出会い、兵役、そして恋愛。大道芸と数学を愛し、自由を探し求めた波瀾万丈青春記。
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チョイスのきっかけは、副題の「僕が11カ国語を話す理由」というところにあったんだけど、語学の本かなあなんて思ったら全然違ったよ!ピーターフランクルの半自伝だった。

ピーターフランクルは大道芸人で数学者ということだけしか知らなかったんだけど、ユダヤ人でハンガリーから亡命していたとは知らなかった。ヨーロッパにおけるユダヤ人迫害という話はやはり当事者の立場から語られると重々しい。

ヨーロッパ人の性の奔放さというんでしょうか。酔っ払って寝ている女性が初体験、なんていうくだりは(日本人の)倫理的にどうかと思ったけど、父親のいう「われわれユダヤ人の財産は心と頭にある」という言葉のとおり、身体一つで世界を股にかける姿はさすがです。

蛮幽鬼@新橋演舞場

20091017.jpg蛮幽鬼 

劇団☆新感線 2009秋興行
新橋演舞場 12:00~15:30 (30分休憩あり)
出演:上川隆也、堺雅人、稲盛いずみ、早乙女太一他

友人Mに誘われて久々に芝居を観にいった。いやー、ほんと最後に観たのはいつだろう?(歌舞伎は除く)

劇団☆新感線を観るのは初めて(のはず)なんですが、なかなか面白かった!芝居が久々の面白さもあると思うんですが。堺雅人さんという役者さんが、笑顔で裏は何を考えているかわからんというキャラだったのだけど、それにやられた☆ 素敵だわ~。演技中ずっと細めの笑顔だった。でも堺雅人を知らないといったら、「マジで!?」と驚かれた。近日の芸能界はようわからんのよ。

あと橋本じゅんという役者さんが上手だった。上手い役者さんてお客さんの空気が読めるよねえ。あと正負の切り替えがうまい。

しかし、舞台ってやっぱり自分の視点で観るところが選べていいわ。端っこの役者でもちゃんと演技してるんだもの(だから私は視点が固定される映画があまり好きではない)。

終演後、2件はしごして飲んで、帰りにラーメンも食べて帰った。美味しかった。あまりに銀座・有楽町界隈を私が知らないので、Mがいろいろと教えてくれた。すっかりおのぼりさんの気分で面白かった。

五右衛門@新宿

いつも(ry に「帰りに新宿来ない?」とメールしたら寄ってくれたので、東急ハンズ→パスタ→タワレコといういつものルートを辿った。

私がいつも頼んでいたメニューは、たらこのカルボナーラだったか……。どうりで毎回ピンとこなかったはずだ。今度はそれ頼む(今回も頼んでない)。

タワレコでWeezerのアルバムが1000円だったんで買ったんだけど、このバンド、昔観て格好よかったのでアルバム買おう!と ずっと思っていたバンドだった。

ちなみに観たの 2005年 だったけど。