この企画も実に1ヶ月ぶりか……。数キロ進むのにどんだけかかってるんでしょうか。
とりあえず行けるとこまで行こう。
さて沼津。ここで、伊豆国から駿河国に変わっております。
沼津には昔お城があったんですね。へー。あとは特に目新しいことは見つからなかった。
今の名物だとアジの干物と鯖節(さばぶし)が日本一の生産量だそうです。海が近いですもんね。
次の宿は原宿(沼津市)です。原宿って東京にもあるけど、原という場所の宿だったのかねえ?
この企画も実に1ヶ月ぶりか……。数キロ進むのにどんだけかかってるんでしょうか。
とりあえず行けるとこまで行こう。
さて沼津。ここで、伊豆国から駿河国に変わっております。
沼津には昔お城があったんですね。へー。あとは特に目新しいことは見つからなかった。
今の名物だとアジの干物と鯖節(さばぶし)が日本一の生産量だそうです。海が近いですもんね。
次の宿は原宿(沼津市)です。原宿って東京にもあるけど、原という場所の宿だったのかねえ?
What a pity!
「金曜の夜に新宿で飲んでる人メールください!」とブログにアップしたわけですが、誰からもメール来ませんでした。なので、みんちゃん(友達)に「……誰からもメール来なかった」とメールしたら、「……行ってあげようか?」と同情的に新宿まで来ていただいてしまいました!
つーわけで、希望は叶った!
ベルギービール屋で世間話を色々としたよ。みんちゃん、お付き合いありがとうございました。
我々、昔はよく新宿をうろうろしたので同じルートで帰りにTowerRecordへ寄ってそれぞれCDを買ってご帰宅。あー、おもしろかった。
やっぱり金曜日は飲んで帰るのが楽しいなあ。
働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。 戸田 智弘 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2007-07-12 内容(「BOOK」データベースより) 「与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ。」織田信長(戦国武将)、「生きるために働く必要がなくなったとき、人は人生の目的を真剣に考えなければならなくなる。」ケインズ(経済学者)、「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」小林一三(阪急・東宝グループ創業者)。人生の先輩たちに訊いてみよう! Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「働く」ということは、やっぱり自分にとって人生におけるテーマなので、なにか新しいことが見つかるかなと読んでみた。
本書は、いろんな人の仕事に対する一文を抜き出した形式で、たぶんどれかは読んだ人と一致するんだろう。しかし結局私が思ったのは、もうこういう人の考えを読むレベルを過ぎてしまったので(仕事に対しての考え方は)、「まー仕事に対しての捉え方はあれとそれとこれの切り口だよね」という具合。特に目新しいものはなかった。
自分でも意外だったんだけど、考え方がふらふらとしているようである程度の方向性はついてるようだ(繰り返すけど仕事に対してね)。もうちょっと若かったらこの本の一文にすぐ影響されていたかもしれない。でも「へー」ぐらいで流してた。仕事に対してのスタンスはきっと個人個人で違うんだよね。
今のところの私の仕事に対しての考え方は
このあたりが基本。あと目新しかったのがボランティアに関する一文。
ボランティア活動などが充実感と結びつきやすいのは「遊び」のもつ距離を設定した自由な関わりと、職業労働の持つ社会的連関性とが適度にまざっているからであろう。
これにはなるほど。義務感から離れつつそれでいて社会的連帯感を得られるから、ボランティアの人は生き生きしているのかもしれない。今すぐには考えられないけど、もうちょっと歳を取ったら、またそういう世界との関わりもあるのかもしれないな。
空海の夢 松岡 正剛 春秋社 2005-12 内容(「MARC」データベースより) 万能の天才・空海。空海の思索や活動を通して、仏教の背後の秘密の一端に迫り、中国と日本で仏教が急激な密教性をおびる過程と、それをめぐり空海の展開した方法の解明を試みる。新たに「母なる空海、父なる宗教」を所収。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
密教は好きなのですが、空海についてあまり知らないので読んだらわかるかな、とチョイス。
結果は、私が空海の生い立ちという基本的なことを知らなかったのと、空海を全般的に解説していたので、当初の目的とは違った本だった。しかし、他の箇所でなかなか面白い本だった。著者の空海の切り出し方が、思想・歴史・文化・科学と多岐の方面から捉えていて、私の感性に合っているのかも。著者は誰なんだろうと思ったら千夜千冊の人だったのか。たまにネットで見かけてたよ。
空海のことよりも、ちらほらと語られていたトリビアのようなものが面白かった。例えば、オーム(aum)という聖音は、日本では阿吽(あうん)となって、西洋ではアーメン(キリスト教)になったとか。
あと言語の音と表記の関係。日本語(中国の漢字起源?)は「タマ」という音は「玉」で「霊」で「魂」だったりする。なので、音に隠された意味というか、そういうことが面白いと思った。こういうのはアルファベットの世界であったりするのだろうか。
タオイズムはよく知らないんだけど、少し興味を持った。しかし、当初の目的である空海のディティールがわからんかったので、他の本を読んだほうがいいなあ。ここは司馬遼太郎先生の空海の風景〈上〉 (中公文庫) を読むしかないか。
ちょっと難しかったんですが、いろんな興味が湧いたのでよかったとする。
ついに、近日ご執心のYさんと飲みに行った。経過は以下。
本日、部内の送別会
↓
Yさんと一緒の案件でテスト
↓
トラブル
↓
二人して送別会に遅れる
↓
電話をするも会場が地下のためか誰も捕まらず
↓
もー二人で飲みに行きません?!
……というわけで、目的達成。私の引きの強さが勝ったか。
プライベートはお互いまったく話さなかったものの、素敵なYさんの謎の歴史(なんで英語がそんな上手いんですか?→えっ、米国の永住権あるんですか!→なんなんですか、いったい)ということなど解明された。仕事の時間だけじゃプライベートはわからんね。
先日の(私の)歓迎会に出席してなかったから、とYさんがおごってくださる。なんか最近こういうパターンが多いので心苦しい。「じゃーじゃー次は私がー!!」とあと1ヶ月しかないのだが、これをネタに2回目の機会を狙うことにしよう。
果たして私はYさんの(プライベート)メールアドレスをゲットできるのだろうか。待て次号。
+1人(Yさん) 計33人
ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF) Stephen Jay Gould 渡辺 政隆 早川書房 2000-03 内容(「BOOK」データベースより) 1909年、カナダで5億年前の不思議な化石小動物群が発見された。当初、節足動物と思われたその奇妙奇天烈、妙ちくりんな生きものたちはしかし、既存の分類体系のどこにも収まらず、しかもわれわれが抱く生物進化観に全面的な見直しを迫るものだった…100点以上の珍しい図版を駆使して化石発見と解釈にまつわる緊迫のドラマを再現し、歴史の偶発性と生命の素晴らしさを謳いあげる、進化生物学の旗手グールドの代表作。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これも100冊の一冊。
この分野は古生物学というのだろうか。でも生物学をやる学生なら読むべきなんだろうという本。バージェス頁岩(けつがん)で見つかった化石は、現代の我々には見たことも無いヘンテコな姿かたちをしていた。
私は節足動物というものが好きではない。そもそも昆虫系がヒジョーに苦手だ。延々と節足動物の体節について解説されており、「細かい部分を読み飛ばさないで欲しい」という著者のメッセージがあったにも関わらず、興味が持てないまま惰性で読み終えた。こういうの、好きな人なら面白いんだろうなあ。
しかしこのカンブリア紀の生物、図だけで非常に面白い。ハルキゲニアやオパビニア、「なにこれ?!こんな生き物いたの?」と驚くこと請け合い。そして、グールドが言うには、5億数千年の時を経てなぜ人類が残っているかということは、「(環境に適応して)強い種が残った」わけではなくて、単に偶然の産物でしかないという。多数悲運死(decimation)という言葉を使っていたけど、たまたま他の種族が何らかの原因で途絶えてしまっただけであり、地球の歴史をリプレイしたらまた違う種族が残るだろうという話だった。それぐらいバージェス頁岩の化石からは多種多様な生物が見つかっている。そしてそれらは突然消えちゃうんだな。
しかし、この分野を好きな人は特殊な能力があるねえ。虫の足が一本増えようが減ろうが(私にとっては)どうでもいいんだが、彼らにはそこが問題なわけだ。また彼らは化石という平面から、見たことも無い生き物を立体で構成しなおす。ある学者が子供の頃、ジグゾーパズルを裏返して(絵を見ないで)組み立てていたという逸話があって、なるほど…と思った。そういう能力も必要なんだな。
あまり好きではない分野でしたが、こういう機会がないと触れることもないので、まあ良かったかなということにしておく。
早く帰れたので最近のことをつらつらと。
そんな具合。
疑似科学入門 (岩波新書) 池内 了 岩波書店 2008-04 内容(「BOOK」データベースより) 占い、超能力、怪しい健康食品など、社会にまかり通る疑似科学。そのワナにはまらないためにどうしたらよいか。また地球環境問題など、科学の不得手とする問題に正しく対処するにはどうしたらよいか。さまざまな疑似科学の手口とそれがはびこる社会的背景を論じ、一人ひとりが自ら考えることの大切さを説く。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
もともと疑似科学に興味を持ったのは、「水からの伝言」からでした。水に良い言葉をかけると美しい結晶ができて、そうじゃないと汚い結晶が出来るというやつなんだけど、「いやいや、水は生きてないじゃん!?」と驚いた覚えがあります。なんでそれを正しいと思うのかなあ、なんて考えたりしたんだけど、私も非科学的なことが「あるといいなあ」と思うほうなので、何をして疑似科学と言うのかなと思って読みました。
三つのタイプに分類しているのが面白い。
このなかで第一種はわかるとして、二番目・三番目が難しい。近年知って驚いたんだけど、マイナスイオンなんて科学的な根拠がないらしい。家にマイナスイオンドライヤーあるんですけど……。あとゲルマニウムも医学的な証明はされてないようだ。ゲルマニウム温浴ってなんか温まりそうなイメージあったんですけど。
第三種の複雑系というのは、いろんな要素が絡み合っているから一概には言えずに証明も難しいらしい。地球温暖化問題にしても温暖化してるのは事実だし、二酸化炭素排出量が上がっているのも事実だけど、それらの因果関係の測定が難しい(人間の二酸化排出量がどこまで温暖化に影響を与えているのか測れていない)。異常気象を温暖化のせいというのも、その異常気象が歴史上初めてのことなのか、それとも数十年に一度の頻度で起こるのかなどを区別する必要がある、等。
読後して思ったんだが、私たちは科学の専門家ではないので、メディアから受け取った情報を判断するしかない。それが正しいかどうかというのは自分の判断基準で選ぶしかないんだろうなあ。いまや雑誌やテレビが正しいという時代でもないしね。そのためには自分の知識の底辺を広げる必要があるのかなと考えたりしました。
夜と霧 新版 ヴィクトール・E・フランクル(著) 池田 香代子(訳) みすず書房 2002-11-06 内容(「BOOK」データベースより) 心理学者、強制収容所を体験する―飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。”人間とは何か”を描いた静かな書を、新訳・新編集でおくる。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
100冊のなかの一冊。100冊シリーズはさすが。深かった。
この本が読み継がれているのは、「強制収容所の体験記」にとどまらず、「人間」という生き物の本質に踏み込み「生きることとは何か」という問いを考えている点にあると思う。
心理学者である著者が、強制収容所という過酷な状況におかれた人の精神の崩壊への道筋を学者の観点で分析している。それは他者の視点ではなく、ときに自分の心理状態にも言及しており、「他人事」ではない「体験した人」の観点がよく表現されていた。
死んだほうがましという環境で、「何のために生きるか」を考えた著者が到達したのは、「生きることからなにを期待するかではなく、……生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題」ということだった。「生きるとはつまり、生きることの問いに正しく答える義務、生きることが各人に課す課題を果たす義務、時々刻々の要請を充たす義務を引き受けることにほかならない」と著者は言う。
「具体的な運命が人間を苦しめるなら、人はこの苦しみを責務とたった一度だけ課せられる責務としなければならないだろう。(略)だれもその人から苦しみを取り除くことはできない。だれもその人の身代わりになって苦しみを取り除くことはできない。この運命を引き当てたその人自身がこの苦しみを引き受けることに、ふたつとないなにかをなしとげるたった一度の可能性はあるのだ」
どんなときにも与えられた運命にどう対応するかという自由がある。生きるとは死や苦しみを含んでおり、そこに内的な自由があれば人は生きていけるということを体験した著者。発想の転換というか、生きることに期待するんじゃなくて、わたしたちが何を期待されているかという言い回しは興味深かった。
Iちゃんとの飲み会でも話題に出たけど、彼女はこの本を小学2~3年生のころに読んで感想文を書いて賞をもらったらしい。恐るべし……。
金曜の夜。
チームの人が直帰でいないのに軽いトラブルが起きて、困ったーどうしよーあたしの力じゃどうにもできないーというときに案件違うのに、英語ぺらぺらのYさんが「連絡先調べてくれれば自分が(海外に)尋ねますよ」と手伝ってくれた格好いい姿に惚れそうになった夜21時から、大学時代の友人Iちゃんと対決飲みをした(長い)。
Iちゃんは、世間的には羨望の対象な美人さんでキャリアで遊びもプライベートも(既婚)充実してそうな元ニートの私とは対極にいる人だ。なので、率直に言うと私にはよくわかんない種類の人である(このことは本人にも面と向かって言ってる)。でも差し飲みをすると、非常に面白い討論ができる。数人で会ったりすることもあるんだけど、差しで飲むのは実に3~4年ぶり。今回もまたとても面白い飲みになった。
など色々あったけど、全部は忘れた。店を出てから、二人して「隣のカップルに悪かったね」と話していた。こんな話が隣で繰り広げられていたら怖いわ。
Iちゃんはまわりから羨望される人ではあるけど、本人自体はそういう風には思ってなくていつでも迷いのなかにいる人だ。それを私は毎回色々と感じるんだけど、やっぱりよくわからない。でも私の世界と彼女の世界がどこかで重なっているからこうやって色々と話し合えるんだろうと思う。
さらに「私はIちゃんをわからないし、Iちゃんの旦那は(イケメンだから)嫌い」と相も変わらず子供っぽく言っている私を受け入れる彼女の度量の深さにはとても感謝している。笑い話だけど、MZに行く前にナーバスになって(いたんだろうな)私はIちゃんとN子の前で泣いて「君たちが何を面白くて笑っているのかわからないから、たぶん戻ってきたら友達になれないんじゃないか」みたいなことを言ったことがある(笑)。とりあえず、まだ言葉が通じて同じものについて語れたことが良かった。
Iちゃんが就職祝いだと言って、飲み代をおごってくれた。重ね重ね申し訳ない。次の対決が数年後にもしあるならぜひ私に払わせていただきたい。また飲みたいと思える人と飲むのは、とても幸せなことでした。
+1人(Iちゃん) 計32人