『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ / 齊藤 正明』

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書) 会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
齊藤 正明
毎日コミュニケーションズ 2009-02-21
内容紹介
ある日、ひょんなことから、マグロ船に乗るハメになった会社員の私。一度、出港したら40日以上も陸地に戻ることはおろか、逃げ出すこともできない。病院もなく、遊興施設もなく、コンビニもない、陸上とは180度異なる船上での生活は、極度にストレスの溜まりやすい空間だが、そんな場所だからこそ、漁師たちのコミュニケーション術やストレス対処法があった。大自然に立ち向かい、常に命を懸けで仕事に取り組む漁師たちの口からは、時に重みのある人生哲学も語られる。船上で目にし、耳にしたこととは一体……。
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

タイトルにインパクトがありますよね。読みやすい本でした。

著者が描くまぐろ漁船の乗組員の言葉がいい。マグロが獲れる日と獲れない日でやる気は変わらないのか?という著者の質問に

「あー?いいことが起きたら喜んで、嫌なことが起きたら暗くなる。それじゃ犬と同じじゃねーか。人間はの、感情をコントロールできるんど」

なんていう回答などは深い。一喜一憂しがちな私にはガツンと来たね。

まぐろ漁船というと、非常につらそうな職場のイメージがあったけどそうじゃない、彼らの哲学に基づいた仕事への取り組み方が目から鱗でした。

多少、著者がこじつけ的に会社の仕事に結び付けていると感じる箇所はあったけど、知らない世界の仕事は面白いね。

 

ルッコラな毎日

20090510.jpg公営の畑を借りているんですけど、いまや私は全然面倒を見ず、父の畑となっております。

しかし、注文だけは出しており「ルッコラとモロヘイヤとバジルは植えておいて」と頼んだところ、ルッコラがよく取れているようです。強いんだよね、ルッコラ。

このルッコラ、別名はロケットと言いますが、ごまの香りと苦味で非常に美味いです。食べ方は、菜っ葉と同じでいいんだけど、生でサラダが一番美味しいと思う。

ドレッシングはシンプルに、オリーブオイル・塩・こしょう・バルサミコ酢をかけて、パルメザンチーズをピーラーで削れば、簡単イタリアンサラダ。美味い!

ちょっとこってりしたほうがいいなあというときは、シーザーサラダ用のドレッシングにします。色々な作り方があるとは思いますが、クックパッドの Cpicon 水菜のシーザーサラダ風。 by つくしぐみ が美味しかったです。

硬くなってきたら、ベーコンと炒めてもいいかなあ。何はともあれ、この季節はたくさん青菜が食べられるので良いですね!

A for Alpha

仕事で外人と電話で話すときにオーダーナンバーを言ったり、人の名前を聞いたり言ったりする。その際にスペルがわからなかったり通じなかったりする。

先日、「あなたの名前のスペル教えて」と聞いたら、「J for Juliet, A for Alpha, N for November…」とガガガーっと言われ 「?!」と驚愕した。なんかそれ聞いたことあるぞと調べたら、Spelling Alphabet として欧米圏ではよく使われる言いまわしらしい。アマチュア無線や航空業界とか。

これは覚えたほうが良いかもしれん!とノートにメモして、他の機会に使ったらかなり有効だった。エフ(F)とエス(S)、ビー(B)とヴィー(V)、イー(E)とティー(T)など、わかりにくいのだ(こちらの発音も悪いし)。

Nyontaだったら 「N for November, Y for Yankee, O for Oscar, N for November, T for Tango, A for Alpha 」とかなるわけだ。

毎日、寝る前に唱えて覚えたいと思う。

『数学ガール/フェルマーの最終定理 / 結城 浩』

数学ガール/フェルマーの最終定理 数学ガール/フェルマーの最終定理
結城 浩
ソフトバンククリエイティブ 2008-07-30
内容紹介
「数学史上最大の難問」に挑む待望の第2弾
「僕」たちが追い求めた、整数の《ほんとうの姿》とは? 長い黒髪の天才少女ミルカさん、元気少女テトラちゃん、「僕」が今回も大活躍。新たに女子中学生ユーリが登場し、数学と青春の物語が膨らみます。彼らの淡い恋の行方は?
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

前に読んだ『数学ガール』の第二弾。

負けずに読む!と意気込んだのだが、「あれ?前より難しくない?」と、数々の数式の前に心がくじけそうになった。が。読み通したら、けっこう得たものが多かった。(近年)数学本は好きなのでフェルマーの定理やオイラーの式などは知っていたんだけど、その前の定理で挫折することが多かったのね。でも今回は群論やオイラーの式の意味がなんとなく見えてきたような気がする。この「何となく」ということを積み重ねると、あるときに「見える」ときがくるんじゃないかと思っているので、これは大きな一歩だ。

しかし、数学は読むだけじゃなくて、ノートと鉛筆で一問一問自分で計算しながら、やってったほうがいいんだろうな。通勤途中に読んでるのでそれは出来ないんだけど、数学は体育会系だと感じた。身体で体感することが理解につながるんだろう。思想系なんかは車中でも「キターー!」と感じる瞬間があればストンとわかるんだけど、証明式は字面を読んでるだけじゃわからんなあ。身体で学ぶ感じだ。

中身のほう、主人公の「僕」が3人の少女にモテモテなんだが、元気少女テトラちゃんは私の好みと合わずにもやもやした。今回出てきた妹キャラは、猫言葉を話すけど気にならなかったのですが。

「好きで読んでる本のほうが難しいって、変なの」
「好きで読む本はいつも、自分の理解の最前線だからね」

──『数学ガール/フェルマーの最終定理』

東海道五十三次11(三島宿)

20090506.JPG

実に一ヵ月ちょっとぶりの五十三次更新。

お気づきとは思いますが、この調子だと京都まで辿りつけません。「どうしよう?」とみんちゃん(友達)にまじめに相談したら、「行けるとこまでいけば?(どーでもいい)」と返されたので、そういうことにします。京都に辿りつきたかったのですが、一月に40kmは無理そうです。やっぱり働き始めると、どこに時間を作っていいか難しい。みんな夕食を軽くしてやってるようなんですが、わたしは夕飯はがっつり食べたいし、夜は早く(22時半)には寝たいのよ。通勤徒歩を計算すればできるんですけど、それじゃ意味がないっつーことで。

さて、宿はようやく三島。箱根でも書きましたが、ここからわたくし完全なアウェイ。まったくもって雰囲気がわかりません。土地勘もありません。とりあえず調べてみたら、三島は三島大社というものがあって、源頼朝さんなどが拝んでいたらしい。三島由紀夫のペンネームもここからという説もあった。写真をみると、なかなか立派な建物でした。古い歴史があるんだろうなあ。

短いですが、それくらい。次は沼津です。沼津といえば……漁港?

『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか / 山本ケイイチ』

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書) 仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)
山本ケイイチ
幻冬舎 2008-05-29
内容(「BOOK」データベースより)
いま体を鍛えるビジネスマンが急増中。経営者や金融マン、クリエイターなど、常に成果を求められる人ほど、トレーニングに時間とお金を投資している。筋肉を鍛え維持することは、もはや英語やITにも匹敵するビジネススキルなのだ。本書では「直感力・集中力が高まる」「精神がタフになる」など、筋トレがメンタル面に大きな変化をもたらすメカニズムを解説。続けるための工夫、効果を高める食事・睡眠、ジムの活用法など、独自のノウハウも満載した画期的トレーニング論。
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

私の脳内マラソンの更新を見てもらえばわかると思うのですが、ここ一ヶ月くらいまったく運動してません。やっぱり仕事を始めてしまうと、どこにその時間を作っていいかわからんのです。あと運動すると疲れるから、次の日つらそうだなあと逃げ腰になってしまったり。

そんな自分を奮い立たせようと(笑)、本だけでも筋トレを読もうかなあということで選びました。この本は筋トレの方法が書いてあるわけではなく、トレーニングに関してメンタルな部分を分析しています。「よし、夏までに痩せよう!」などトレーニングを始めようとする人が、最初に読んでおくのがいいかもしれない。ちなみに仕事が出来る人と筋トレの相関関係については、そんなに触れられてなかったよ。

結局は、「楽して筋肉はつかない」「半年ぐらい過ぎて運動が習慣になったら勝ち」「運動をすることによってメンタル部分も向上する」ということだった。わかってはいるんだけど難しい。

とりあえず、5週間ぶりぐらいにジムに行ってみた。身体がバキバキいっている。明日が怖い。

『経済学的思考のセンス / 大竹 文雄』

経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書) 経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)
大竹 文雄
中央公論新社 2005-12
出版社 / 著者からの内容紹介
「お金がない人を助けるとき、どうやって助けるのですか?」小学5年生からの問いかけに、経済学者ならどう答えるだろうか。女性が背の高い男性を好む理由からオリンピックのメダル獲得数まで、身のまわりには運や努力、能力の違いによって生じるさまざまな格差や不平等がある。本書は、それらを本質的に解消する方法を考えることによって、経済学的に考えるとはどういうことかをわかりやすく紹介する。
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

読もうと思った理由は忘れた。どっかで紹介されていたとかだったはず。

経済学ってどうも掴みづらいものだったんだけど、この本を読んで統計による因果関係の証明が必要なのかと経済学の一端を垣間見た気がした。あとインセンティブって言葉。いまいちよくわかんなかったんだけど、いくつかの例を見てなんとなくわかった(ような気がした)。

ざくっというと、「いい男は結婚している」のは、「いい男だから結婚した」だけではなく、「結婚によっていい男になった」ということも考えられる。データから因果関係を読み取ることができなければ、正しい分析とはいえないということなのか。

でも、そんなに面白くはなかった。つらーっと流して読んだ。

こんぷ飲み@新宿

こんぷメンバー飲み。もともとは業界の話でもしようかという趣旨だったんだが、10分ぐらいで終了した。(みんなはどうか知らないけど)私は面白かった。人間嫌いの私ですが、こんぷ組みは好きなんだよなあ。参加メンバーは、このブログでいうところのU先生、まろちん、あとMちゃんとNちゃんの参戦。にょんたブログをたまに読んでくださる方もおり恥ずかしいかぎり……。

  • 東口で店を探して見つからなく、キャッチに捕まり西口に案内された。安かったけど。
  • みんなの近況報告。まろちんと私の働いている母体が同じでびびった。世間って狭すぎる。
  • MS Excelの最大行数が65536行な件。2007になって100万件越えたらしいけど、その行数について語れるあたりがこんぷ組。
  • DB2ってまだ使ってるところあるんだ……。
  • インターネットの図はクラウド(雲のもやもや)で描きます。
  • えっ!そことそこは仲が悪かったの?!
  • 酔った勢いで不参加メンバーに電話。言い訳するとこーゆー機会がないと話さないじゃないか!ほんと素面の人々には申し訳なかったが声が聞けてよかったよ。
  • 会社作ったら、けっこうな面子がいるからおもしろいんじゃない?→で、何やるの。→沈黙、みたいな。でも今回ですら、アムハラ語、アラビア語、ベンガル語、ポル語、ブルガリア語が集まった。もっと友達を集めたら面白いことになるかもしれん。
  • 甘いもの好きな人がいて素晴らしいと思った。でも私は私用の甘いものを頼んだ。甘いものは独り占めしたいの。
  • 次はご当地食材持ち寄りで開催したいと思う。

そんな感じ。おもしろかったです。

+4人(U先生、まろ、Mちゃん、Nちゃん) 計31人

フライパンとへらと計算機

20090503.jpgみんちゃんの結婚祝いの半返しをいただいた。

選ばせてもらったのは、一人用のT-falのフライパン、耐熱シリコンのヘラ、あと会社で使うぜ!な計算機。

計算機は大き目がいいよねということで、こちらを文字がすりへるまで使わせてもらいます。

どうもありがとうー!

就職祝い@レストランハシモト


20090502.jpg美味かった……(溜息)。

いつものみんちゃんと就職祝い(あたしの)を兼ね、一万円握り締めて美味しいものを食べに行こうツアーを決行した。場所は荻窪で割とこじんまりとしたお店。行く前から、食前酒はスパークリングワインがいいとか絶対フォアグラ食べたいとか妄想していたのだが、それを全部叶えられた。大満足だ。

選んだのはMenuBのオードブル、前菜2品、主菜1品、デザート、コーヒーの5500円のコース。フォアグラが食べたかったのでプラス1200円。あと食前酒、白・赤ワインのデカンタで〆てお一人様12000円ぐらい。左上からいくよ。

  1. オードブルのロースハム味の何か。ムースというかディップというかの代物が美味かった。どうやって作っているのだろうか。
  2. 海老とホタテとツブ貝のタルタル。周りはマスタードソース。野菜も入ってた。
  3. 白アスパラとフォアグラのトリュフソース。毎回思うが、トリュフの味ってどれだかわからん。フォアグラ美味い。倒れそう。
  4. メインの子羊のブルーチーズソース。野趣あふれる味とはこんなものを言うのだろうか。漬けあわせがりんごか梨を揚げたものだった。意外。
  5. デザート。チョコレートアイスが衝撃的。なんつーかカカオという感じであまり甘くなくて驚いた。あとバナナタルトと何かのムースだったかな。

働くってこういうことか、とたかだか3週間目の社会人だが偉そうにうなづいた。また一万円握り締め企画はやりたい。でも夏は食欲が落ちるから、次は秋かなあ。

ごちそうさまでした。