私と青梅

梅酒や梅シロップに漬かってる青梅あるじゃないですか。あれを食べると決まって腹痛が起こるんですよ。

昨日は身体が弱ってたせいか、すんごい冷や汗がダラダラ出てきて吐くまでに至りました。おっかしいなあ?

うちの家族は平気でバクバク食べているのです。私も1つぐらいなら平気なのです。でも2個3個食べると(それ以上はない。というかそんなに食べるものでもないし)、大変な事件が発生するんだよね。

ちなみにこれで連続3回目。1回目や2回目は「他の原因か?」と疑っていたんですが、昨日は「これで起きたら3回目だな」と思って食べたら、ほんとに痛くなった。これは青梅に何かしらの成分があって私にはアレルギーが反応が出てるに違いない!とググってみたら、生の青梅には青酸という毒があるらしいですね。でも熟したりアルコールに漬けたりすることで、毒は中和されるんだって。そもそも食べた量が全然桁違いだし。

Q  青梅の毒について知りたい。
A  未熟の青梅の種には、アミグダリンという青酸配糖体が含まれていて、梅自体の酵素作用により分解し、青酸を生じることがあります。ただし、青梅中のアミグダリンによる致死量は、成人で300個、子供で100個に相当し、通常の食習慣では考えられない量です

これはあれか?プラシーボ効果ってやつなのか?それで腹痛が呼ばれているのか?!

でも青梅はもう1個しか食べないことにした。ジャムにしちゃうか?

30秒くらい見てから部屋を見回す


 

うわー!おもしろーい!!! もともとニコニコの動画で見かけたんだけど、(おそらく)転載元のyoutube版をリンクしておきます。

ずーっと映像みて、エフェクトかかった後に壁や手のひらをみるとちょっと面白い。

これ、生体メカニズム的にはどういう仕組みなのかな。残像?

『聖の青春 / 大崎 善生』

聖(さとし)の青春 (講談社文庫)

聖(さとし)の青春 (講談社文庫)
大崎 善生
講談社 2002-05

出版社/著者からの内容紹介
将棋の知識は必要ありません。 村山聖、A級8段。享年29。病と闘い、将棋に命を賭けた「怪童」の純真な一生を、師弟愛、家族愛を通して描くノンフィクション。新潮学芸賞受賞作。 重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、師匠は彼のパンツをも洗った。弟子の名前は村山聖(さとし)。享年29。将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動ノンフィクション。
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通学電車のなかで、何度も本から目線を外さなければならなかった。泣きそうだったからだ。

私は将棋について、駒の動かし方ぐらいしか知らないレベルなのだが、昔から羽生名人(今は永世名人か)が好きなので将棋のニュースはなんとなしに気にしていた。そんななかにこの村山聖という名前の棋士は何度か出てきて、「あぁ早くに亡くなっちゃったんだよねえ。名人を狙える人だったらしいねえ」という認識ぐらいでしかなかった。しかし、この本を読んで本当にすごい人だったんだと感じ、彼の鬼気すら感じる将棋に賭けた人生にほとほと感服した。

村山聖は幼いときからネフローゼという病気を患い、死が身近にあった。限られた人生という意識のなかで将棋に出会い、名人になるという目標のためにがむしゃらに生きた。性格的にはかんしゃく持ちだし家族に当り散らしたりライバルに敵意剥き出しだったりしているけど、すべての行動は「将棋」のためであった。

また村山は漫画が好きで自宅に何千冊も貯めていたらしい。その漫画を代わりに買いに出かける師匠のエピソードは非常に心温まる。村山の周りの人々、特に家族や師匠やライバルたちが村山聖をいかに愛していたかがよく伝わってくる。

やっぱりひとつのことを一生懸命やって生きている人は素晴らしい。何度も言うけど、自分はそういう生き方が出来ないので出来る人に憧れるのだが、そのなかでもこの村山聖は特別にすごいと思う。そして将棋雑誌の記者だった著者の文章が(多少小説風だが)見事に彼の人生を描写してると思う。

Amazonの書評でもレビューが50あるうち、★5つが46、★4つが3、★3つが1という高評価のこの本、ぜひぜひ読んでみてください。彼の生き様に「人生ってなんだろう」と考えることしかり。

空白の10年飲み@新宿

金曜日の酔ったあとにブログを書くというのが恒例だから、一応日記。あとで自分で読み返すと別人が筆記しているようで結構面白い(=恥ずかしい)んですけど、それもせーしゅん(違うだろうけど)。

しかし、今日の面子は大学時代の先輩だったんですが、実に逢うのは10年ぶりぐらい。そしてその間に難病を患ってしまって、本当に生きるか死ぬかの瀬戸際をさまよった人であり、大きな手術もされました(曰くサイボーグ化)。

いや、一線越えた人の強さを感じました。先輩、すごいです。私はちょっとあそこまで笑えないっす。色々と悩んだ時代とかもあったようですけど、ああやってニコニコしているのがすごいなあ。

でもね、「生きるってなんだろう」ということをまた感じましたよ。やはり考えていきたいテーマです。

追伸:案の定、起きて読むと自動書記の気分を味わいました。自分が書いた内容がよくわからん。置いておきますが、二件投稿してみたりとハッスルハッスルぅしてた模様です。

世界遺産検定

ちょっとこれ何?!電車の中吊りにあったんですが!

<世界遺産検定>

世界遺産検定(正式名称:世界遺産学検定)は、人類共通の財産・宝物である世界遺産についての知識を広げ、理解を深めて、先人や地球が残してくれた遺産から多くのことを学ぶとともに、学んだことを社会に活かし、世界遺産の啓発と保全活動の輪を広げることを目的に実施する検定です。検定試験を通じ、世界遺産の理解度や習熟度を基礎から専門分野に至るまで幅広く総合的に測ることができます。

……ですって。 

うわー、これはあれか?資格検定好き(という程でもないが)で世界遺産大好きな私のためにあるような検定か?こんなどこがやってるんだかわからないような、誰もしらない試験のために8000円だして(2級・3級併願)受けろってか?

──ちょっと問題集買ってくるわ。

『開かれた小さな扉 / バージニア M. アクスライン』

開かれた小さな扉 新装版―ある自閉児をめぐる愛の記録

開かれた小さな扉 新装版―ある自閉児をめぐる愛の記録
バージニア M.アクスライン
日本エディタースクール出版部 2008-01
<出版社HPより>
かつて極度の情緒障害のあった子供が、強く健康な人格にまで立直る物語である。物語は主人公ディブスがほぼ2年間ある学校に通ったところからはじまる。最初、彼はまったく口をきかなかった。ときには午前中いっぱい黙って動きもせずにすわっていたり、ほかの児童や教師のことは忘れて勝手に教室内をうろつきまわったりした。そんな主人公ディブスが複雑な人生の過程を体験していく中でしだいに彼の世界を保障するものは彼の外部にはなく、熱心に捜し求めてきた安定の主軸はじつは自己の奥底にあることを発見する。
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新装版が出ているようですが、実は1972年発行とずいぶんと古いので、今の児童心理学の現場では違うのかもしれない。しかし、とても面白い本であった。

これは児童心理学者の著者が行った遊戯療法による、ディブスという自閉症の(症状に近い)子供の治療のノンフィクションの記録である。遊戯療法とは遊びをコミュニケーション、および表現手段として行う心理療法だそうだ。最初、箱庭療法を思い出したんだけど、それはこの遊戯療法から派生したそうで、なるほどどこか似てるはずだ。

「遊びを通して」ということは、子供と一緒に遊んで褒めたり何かを解析したりするのかしら?と思ったら、これが全然違う。アクスラインさんは子供に何も指示しないし、強制しないし、彼の行動を解析することはない。遊戯室で子供が家に帰りたくなくて泣き出すシーンがあるんだけど、そのときにも「ディブス、あなたはここに1時間しかいられないの」と “1時間だけ”という制約をきっちりと守らせ、いっそ冷徹ですらある。そして彼女が遊戯室でしていることは、子供のやっている(言っている)ことを反復しているだけだ。

「把手つける」彼は言った。そして私の鉛筆に手をのばして、ごく慎重に人形の家のドアに把手を描いた。
「ドアには把手がなくちゃと思ったのね?」私がたずねた。
「そう」彼はつぶやいた。彼はドアに錠前も描いた。
「錠前もついた!」
「そうねわかるわ。ドアに把手と錠前をつけたのね」
「鍵でしっかり閉める」彼は言った。「高い高い壁がある。ドアもある。鍵かけたドアも」
「そうね」私が言った。

このディブスの行動にも「鍵」「ドアを閉める」「高い壁」など、心理学的にわかりやすそうなモチーフが出てくるけど、彼女がそれを解析して意味を与えることはない。しかし、本を読み進めるうちに、ディブスは自己を確立し、感情をコントロールし、憎悪や復讐心に対して寛容の気持ちを持ち、まわりとコミュニケートできるようになっていく。この経過が、ディブスの遊びの内容や言葉の端々に現れていく様は非常に興味深い。たぶん、この遊戯療法の意味は以下、ディブスが数年後にアクスラインさんに会ったときの言葉に表れていると思う。

「あなたはぼくのすることを、なんでもしてくれたね」彼はつぶやいた。「ぼくの言ったことを、みんな言って」
「そうよ、そうだったわね!」
「うん。『ここはあなたのお部屋よ、ディブス』って言ったよね。『あなたのものよ。楽しくなさい、ディブス。楽しくなさい。だれもあなたをいじめないから、楽しくなさい』って」ディブスはため息をついた。
「そしてぼくは楽しかった。生まれて初めてだったな、あんなに楽しいことは。ぼく、遊戯室の中にぼくの世界を作ったっけね。覚えてる?」

ディブスにとってアクスラインは、初めて自分のことを理解・見守ってくれる存在であり、閉じこもっていた世界から外の世界への扉だったのかなあ。そして遊戯室という世界で彼は自己を見つめなおしたのかもしれない。ちなみにディブスは当時6歳。「子供だからわからないだろう」と大人が思う以上の深い理解を子供は色々としているんだということを知りました。

かなり面白かったので一気に読んでしまった本。おすすめ。

『一流の勉強術 / 中谷彰宏 鷲田小彌太』

一流の勉強術―勉強が面白くなる53の具体例 一流の勉強術―勉強が面白くなる53の具体例
中谷 彰宏, 鷲田小彌太
ダイヤモンド社 2001-08
内容(「MARC」データベースより)
ムダなことが、1番の勉強だ。勉強のために、借金する覚悟を持とう。他人の言葉を、自分の言葉に翻訳しよう。好きな作家の、精神的ストーカーになろう。勉強が面白くなる53の具体例を挙げる。
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鷲田さんの本を昔読んだ記憶があり、最近はどうなのかと思って手近にあったから読んでみたんだが……がっかり。途中で読むのやめようと思ったんだが、どこがダメなのかをはっきりさせようとツッコミどころを探してるうちに読み終わってしまった。

何が一番ダメだったかって、この中谷って人。私はよく知らないんだが、えらい勢いで本を出しているようですね。この本の形式が対談でもないし、インタビューでもないし、中途半端な形なのが一番苛ついた。鷲田さんの台詞を引用してるんだかコメントしてるんだかわからんし、「中谷さんはそこがすごい」とか持ち上げてるし、中谷さんは自分語りすごいし。ビジネス本系はホント碌なのがないな。

しかしポリアンナ式良かった探しをすると、目次を読むだけで本の内容がわかるというところだ。キーワードとしては結構良いことが書いてあったように思う(インプットはアウトプットのためにある、借金する覚悟がないと勉強なんてできない、難しいことを簡単にするのが哲学であり勉強法だ、とかね)。

読書は99%が抜けていっても1%ひっかかるものがあればいいって言うからなー。まあそこまでカリカリすることでもないか。

アフリカの風

20080615.jpg私が任地に居たときにお世話になった日本人の人がいたのですが、その方がたまたま日本に戻ってるということで(3ヵ月後ぐらいにはまた戻ってしまうようですが)、ご飯を一緒にしてきました。 

いやー、久々に元任地の色々な話題を聞きました(ゴシップ含め・笑)。相変わらずアフリカはアフリカのようでヘビーです。「いつでも遊びに来てください」と言われましたが、私にはちょっとエネルギーが必要か…な……。南アのワールドカップあたりに行けたら面白いかなあ等思ってたんですが、南アフリカの状況は悪くなっているようですね。外国人への襲撃などある状況でワールドカップ開催できるのかしら?

ところで、重いのにわざわざお土産を頂いたのですよ!ばばーん!後ろにうっすら写っているタンザニア産のバッグに入れてきてくださって。

Nederburg pinotage(南アワイン)、大好きなAmarura、Tancafe(タンザニアコーヒー)、そして手前のはMurrebue産(任地近くの海)の貝殻です(笑)

うわー!すっごい嬉しい!!とひたすら感激した一日でした。そして友人の話を聞いて(その方は村に住んでいるのでより現地人と付き合いが濃い)、「あーあーそういえばそんな感じだった。アフリカ」と一筋の風を感じましたことよ。

梅の季節

20080613_2.jpg 近くの農家に梅が出回るようになったので、今年の梅を漬けてみた。左は梅酒、右は梅酢(梅サワー?)。あと残1kgは梅干にチャレンジするので、ただいま水に浸かっている。

梅酢のほうだが、ちょっとクエン酸満載で健康に良いみたいなのがいいなと思ったのだが、よく考えてみれば酸っぱいのが嫌いなので梅と1:1で作るのは酸っぱすぎるだろーと思い、1:0.5にした。あと氷砂糖と蜂蜜の固まったのが残っていたので放り込んでみた。母のアドバイスにより、梅は冷凍庫で1日凍らしたのだ。何でも早く浸かるらしい。浸透率が変わるのかね?

そしてふと気づいたんだが、この配合じゃ普通の梅ジュースと変わらなくなっている。──ま、いいんだけどさ。

今日のコーヒー

20080613.jpg今回のコーヒーはカフェアンデスというもの。いや、単に「…アンデス。マルコ。母を訪ねて……か」と名前で意味なく選んだんですけど。

印象が特にないのよね。苦味2と書いてあるけど、私にはいつもと同じくらい(若干マイルド)に思えた。今、苦味2と見てびっくり。えー、そうなのー。

ブルーマウンテンを思わせる、とあるけどブルーマウンテンの味がわからんから比べられん。あとシティというのは、炒り具合の加減のようでした。シティだとやや深炒りなんだって。まぁ特に可も不可もなかったかな。

CAFE ANDES
カフェ アンデス
エクアドル
ベース
シティ コク3 苦味2 「昔ながらのコーヒー栽培」を行っているアンデス山脈に隣接する良質コーヒー産国だけのブレンド。ソフトな香りと上品な苦味を持ち、ブルーマウンテンを思わせるやさしい口当たりです。