『マリカの永い夜; バリ夢日記 / 吉本 ばなな』

マリカの永い夜;バリ夢日記 マリカの永い夜;バリ夢日記
幻冬舎 1994-03
内容(「BOOK」データベースより)
蓮の花を見つめるマリカ。彼女にはまだいくつ、越えなくてはいけない悲しいことがあるのだろう。多重人格のマリカと10年の時を共にした元精神科医が見た、自由な魂たちの悲しみと希望の物語。そして、霊が肉を包む南の磁場での著者の体感世界を現わす「バリ夢日記」。初の書き下ろし小説+紀行。
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選んだ理由が俗っぽくて恥ずかしいんだが、ちょっと前にネットで吉本ばななのこのエッセイが話題になっていたのね。私としては、「気持ちはわかるが、チェーン店の居酒屋にお酒持ち込むのはどうよ。というか、こういうエッセイを書くとは、今の吉本ばななってどうなってるんだ?」と思ったのがチョイスのきっかけ。

吉本ばななといえば、私が学生時代にキッチンやTSUGUMIを読んで心をときめかせていたという(……)過去があるのでなんとも複雑なことであったよ。まあ、月日が変わると人も変わるわよね。

この本はバリ島の本。小説のほうは、多重人格の少女がバリ島に癒されるといった感じでまあ普通。エッセイのほうは、ところどころ鼻につく箇所があってやっぱり「えー」と思ったりした。というか私のエッセイが面白いと思う基準が年々厳しくなっている気もするが。

やっぱり「ふーん」という読後感ではあった。

東京 Jazz Festival 矢野顕子×上原ひろみ

20090904.jpg東京JazzFestival 2009@有楽町 国際フォーラム

  • NHK交響楽団 special guest ELDAR
  • Deutch Jazz Experience ウーター・ヘメル
  • 矢野顕子×上原ひろみ

すごいという話はみんちゃんから聴いていたけど、本当にすごかった。正直2回ぐらい泣いた。

金曜日の残業を交わしつつ、ぎりぎりで駆けつけた最初のパフォーマーであるNHK交響楽団がなんだかピンとこなかったので、外の屋台でご飯食べてた。なので、ドイツジャズは聴いてない。

しかしメインの二人、特に上原ひろみを初めて観たんだけど、あまりの上手さ・表現力にぶっとんだ。またいい表情しながらピアノ弾くんだわ。二人のピアノの対決というか絡み合いというか、仲良し~というわけでもなくお互いをぶつけ合っている感じが良かったわ。

矢野さん贔屓の私ですが、ピアノ技術は上原さんが断然すごかった。でも矢野さんは歌の表現力があるからなあ。

とにかく本当にすごかった。良いものを観た。

ドラゴンクエストⅸ星空の守り人

ドラゴンクエストIX 星空の守り人
ドラゴンクエストIX 星空の守り人
おすすめ平均
starsドラクエであってドラクエでなし
starsまだクリアしてませんが
starsこんな感じ?
starsやりこみ系なら
stars費やす時間が怖くなった。500時間越えてまだ止まらない・・・

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夜勤があったんですよ、今週。

夜勤って、昼間にビミョーに時間があるし家に帰ってから一眠りしてもビミョーに時間があるし、ってことで夜勤明けのテンション高いままに帰りにヨドバシカメラに行って、ついに禁断の携帯ゲーム(任天堂DS-lite)とドラクエをセットで買ってきてしまった!!

やー、この歳になってまだメタルスライムを追っかけて、数字が上がるというだけのレベル上げをする羽目になるとは!!

というわけで、絶賛プレイ中。すれちがい通信もしてるよ。

『夏休みの宿題』提出延期のご連絡とお詫び

日頃より、私めをご指導賜り誠にありがとうございます。

さて、『夏休みの宿題』につきまして、提出日を2009年9月1日と発表しておりましたが
現状を確認し検討をいたしました結果、告知しておりました提出日では評価基準に満たないと判断するに至りました。
大変申し訳ございませんが、今しばらく完成に向けて時間が必要な状況となってしまいましたことを
お知らせするとともに深くお詫び申し上げます。

漢字・計算ドリル及び朝顔の観察日記の提出は現在調整中となっております。
決定し次第お知らせいたしますので、お待ちくださいますようお願いいたします。

私は先生により良い宿題をご提供できるよう、より一層の努力をしてまいりますので
何卒ご理解を賜るとともに、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2009年 8月31日

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元ネタは2chコピペ。これを小学生が提出してきたら面白すぎる。

自分メモ

いつもの(ry とパスタ食べて帰ったんだけども。

  • いつも大盛りにしようかどうか迷っているけど、大盛りにしなくても今日は満足しました(サラダを追加してたけども)。体調にもよるけど、毎回大盛りにするか普通盛りでいいか迷っているので、メモ。
  • コクーンのBook1stの先にはパスタの五右衛門があるというのをいい加減覚えたい。
  • 西口から南口に廻るのはモザイク通りを通るか、地下の京王モール(?)を行くべし。

以上、他の誰にも意味がない自分メモ。

『さらば、荒野 / 北方 謙三』

さらば、荒野 (角川文庫 (6022)) さらば、荒野 (角川文庫 (6022))
角川書店 1985-04

出版社/著者からの内容紹介
冬は海からやって来る。静かにそれを見ていたかった。だが、友よ。人生を降りた者にも闘わねばならない時がある。夜。霧雨。酒場。本格ハードボイルド、”ブラディ・ドール”シリーズ開幕!(生江有二)

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これまたチャンドラーの影響で、日本のハードボイルドって何だろうなあと思ったら、やっぱり北方兄貴だろうと思ってチョイス。

上のあらすじにもあるけど、バー・酒・ケンカ・銃・女みたいなキーワードの娯楽小説でした。出てくる男の人たちが渋いけど、女性の描写はありきたりだったなあ。しかし腎臓二つダメにして、人工透析を受けている人のあだ名にキドニーっつーのは、どういうネーミングセンスだ。

暇つぶしには良いかもしれんが、あまり面白いとは思わなかった。ブラッディードールシリーズとして9巻ぐらいあるらしいので、あまりに暇だったら続き読む。

Hさんと飲み@新宿

うちのチームの一人が海外出張行ってて、その分の仕事も廻ってきてチョー忙しかった。

そのなかで、隣近辺でくだらないギャグできゃっきゃきゃっきゃしてる集団に「ぎゃー!!」と叫びたくなり、近くのHさん(既婚)に「すいません。私叫びだしそうです。Hさん、飲みに行きますか」とキラーパスで、サシ飲み。

実はHさんはよく知らない人だったんだけど、昔角材持って暴れてるような人だったので武勇伝を聞けてかなり笑った。私の今までの知り合いには少ないタイプだ……!

前述のくだらないギャグも飲み会でもう一度聞いたら笑ってしまった。余裕の問題なのか発言する人の問題なのか。

Hさんがこれだけ性格が丸くなったというのに、私ときたら。いつになってもテンパる性格が直りません。というか、更年期障害かしら。

+1人(Hさん) 計41人

『グレート・ギャツビー / スコット・フィッツジェラルド』

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー) グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
Francis Scott Fitzgerald
中央公論新社 2006-11
出版社/著者からの内容紹介
村上春樹が人生で巡り会った最もたいせつな小説を、あなたに--新しい日本語で現代に甦る、哀しくも美しいひと夏の物語。満を持しての訳業。
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先日の村上訳がかなり良かったので、それではと「華麗なるギャツビー」をセレクト。ちなみに昔チャレンジしてダメだった過去がある。

なるほどー。こういう小説だったのか。しかし文がくどい。短い文のほうが好みなので、あまりに過多な修飾語には目がすべる。これがフィッツジェラルドの文体なのかしら。これも(自分の能力があがれば)原文を読んでみたい。あとはキャラクター内に好きな人間がいなかった。みんな好き勝手に生きてるんだもんなあ。

華やかなパーティー描写の裏になぜか感じる没落感。これから起きる悲劇を上手く練りこんでたのだろうか。あとは、ギャツビーが使う、オールド・スポート(old sport)っていう呼びかけ。これの雰囲気がよくわからんかった。どういう感覚の呼びかけ言葉なんだろうなあ。日本語でも、「ねえ、きみ」とか「おい、おまえ」とか「おお、わが友よ」なんて言い回しで二人の関係が変わる気がするんで、知りたいなあ。

正直、村上春樹が絶賛するほどの「すごい小説」という意味がわからんかったけど、「ふーん」と思って読みました。

ゴーギャン展 2009

20090822.jpgいつもの友(ry と。

ゴーギャン=タヒチのイメージだったんだけど、本当にタヒチの絵が多い展覧会であった。まあ「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」がメインなので当たり前か。

思った以上に色使いが独特で綺麗だった。しかし履歴を読んでいて、女癖が悪くてダメだろうとも思った。仏で認められないからって、未開の地を求めてタヒチに渡って、現地の若い女の子に手をつけて……って、好き勝手にやりすぎじゃないだろうか。

毎度謎なんだが、欧米の芸術家は愛人持ちすぎじゃない?妻一筋って、ダリぐらいしか思い出せない(私の知識の狭さにはごめんなさい)。あと友人が言ってた「画家って自己表現として絵を描くのかしら」というのが深かった。自己表現で音楽・ダンスなどはわかるんだけど、なんで画家は絵を描くのだろうか。その衝動が自分にはないので、新しい。

朝イチの集合だったので、美味しいもの食べようツアーの一環として、銀座・ファロ資生堂のランチに行く。写真はない。味は普通だった。すっごい美味しいわけでもなくまずいわけでもないよ。しかし従業員のサービスはさすがでした。デザートをワゴンで持ってきてくれるのだが、「全部載せしてもいいんですよ」と言われたときには惚れた!(お菓子にか従業員にかは不明)。

あ、そうそう。近代美術館の常設展をみているときに、気持ち悪いいぼいぼがあるなあと思っていたら、やっぱりの草間先生だった。黒と銀色のいぼいぼに靴が埋まってる作品なの。さすがです!先生!

 

初めての夜勤

働きはじめて5ヶ月ぐらい。

もうそろそろ「初めて」が少なくなってきたかと思ったんですが、初めて夜勤っつーのをしてきました。時間が17:00から翌9:15まで。1時過ぎからつらくなると思い、眠眠打破を2本買い込んで対応。

最初のつらさが3時過ぎに襲ってきて、事務処理系で自分が何度も同じことをやっているのに気づく。これはダメだと事務処理は後回しにしたものの、電話(相手は米国)でも自分が何しゃべっているか怪しい。

そしてすべての仕事が終わった6時過ぎから撃沈。人が来るまでの8時半ごろまでの時間がつらいですなー。7時過ぎにこれはだめだと、椅子三つ並べてその上で30分くらい寝てました。一度睡眠とると、そのあとは意外に平気。10時過ぎまで引継ぎして帰宅。11時くらいから3時まで寝て、夜も普通に睡眠とって金曜日は通常営業でした。

うーん、出来なくはないけど、睡眠大好きの私にとってやっぱり夜勤はつらいと思った体験でした。