World Happiness 2009
夢の島公園陸上競技場
13:00 開演
ほーい、今年2回目の夏フェス。といっても近場だし、一日だけの参加ですが、いつもの友人と。
この日は曇りで雨が降るかとびくびくしていたけど何とか持った。
以下、興味のある人用。
World Happiness 2009
夢の島公園陸上競技場
13:00 開演
ほーい、今年2回目の夏フェス。といっても近場だし、一日だけの参加ですが、いつもの友人と。
この日は曇りで雨が降るかとびくびくしていたけど何とか持った。
以下、興味のある人用。
スターバックス 成功の法則と失敗から得たもの テイラー・クラーク 高橋 則明 二見書房 2009-03-30 内容(「BOOK」データベースより) 店舗数の拡大や収益の増大の裏で、スターバックス躍進の核心であった「味へのこだわり」「店舗の個性」など失われたものも多い。利益追求のあまり均質化し、個性がなくなってしまった。そのため他社との差別化もなくなり、容易に真似をされるようになったのだ―マクドナルドなどによるスターバックス包囲網や世界同時不況のなかで生き残る道はあるのか。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
昔はスタバに行くと心弾んだものですが、最近はそうでもないのです。店舗が増えて物珍しさがなくなったせいかなあと思ってはいたんですが、スタバ帝国について知るのもいいかとチョイス。
久々にスタバのコーヒーが飲みたくなる本でしたよ(同時にエスプレッソマシンも欲しくなったんだけど!)。
エスプレッソをアメリカに広めたのはスタバらしいのですが(そのまえも何店かカリスマ的なお店があったようですが)、スタバ戦略とその興亡が読めて面白かった。最近のスタバが人気なくなっているのは、味のこだわりが落ちているとのことだったけど、その辺はよくわからない。でもフラペチーノなどは意外にカロリー高くて驚いた。キャラメルフラペチーノで320kcalぐらいあるらしい。えー!!
効率を求めるために、今のスタバはボタン一つでエスプレッソができるらしいけど(昔はバリスタの腕によったらしい)、確かに味が変わらないんだったら安いマックコーヒーで構わないと思う。
一消費者として、果たしてスタバは巻き返しをはかるのか、それとも店舗縮小でいくのか、非常に興味がでてきました。そして、そのうちスタバにエスプレッソをワンショット加えたラテを頼んでみようと思っています。
霊柩車No.4 (角川文庫) |
なぜかよくわからんが、隣の席のおじさんが薦めてきたので読了。薄い本だったので、すぐ読めました。
「おくりびと」が話題になった昨今ですが、霊柩車のドライバーの話は新しかった。「そうきたかー」という展開もなかなか。
暇つぶしにはいいんじゃないでしょうか。繰り返すけど、何でおじさんから薦められたのかよくわからんのだけど。
ヘラクレイトスの火―自然科学者の回想的文明批判 (同時代ライブラリー) E. シャルガフ 村上 陽一郎 岩波書店 1990-10 内容(「BOOK」データベースより) われらの時代の最大の科学のドラマ―分子生物学の誕生と生化学の確立に深くかかわった科学者が自らの研究生活を回想し、現代科学文明を鋭く批判、そのあるべき姿を示す。世紀末ヴィーン、二つの世界大戦を含む激動の時代のベルリン、パリ、アメリカの諸都市の様相も活写され、「青春の文学」とまで評価された自叙伝の名著。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これまた100冊なんだけど、正直どこがおすすめなんだかわからんかった。
退任を迎えた科学者のアイロニーのきいた文章と膨大な文学的知識(特に言語学とか!)を持って論じてるのはわかるんだけど、いまいち何が言いたいのかわからんのよ。科学者のつれづれエッセイというならわかるんだけど、そんなにおすすめされるほどのものかなあ?というのが私の感想。
うーん、ごめん。本当によくつかみどころがわからなかったので、感想の書きようがない。いろんな時代を生きた科学者のつぶやきといったところか。これを大学教授が薦めるというのは、終わりが見えてきた大学教授が自分の研究人生を振り返ったときに、思い当たることがあるということなのかしら。
内容が難しいというほどでもないんですが(もちろん自分が引用に出てくる知識を網羅できるレベルではないんだけど!)、頭にすんなり入ってこない本でした。
知的複眼思考法 苅谷 剛彦 講談社 1996-09 内容(「MARC」データベースより) 常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても「自分の頭で考える」ことはできない。自分自身の視点から物事を多角的にとらえ、考え抜くための具体的手法をわかりやすく説く。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
100冊のなかの本。東大の先生が書いているのだが、大学生になって論文を書くのであれば読んでおくと良いのかもしれん。(どうでもいいことだが、図書館で借りた本だったので本に線が引いてあってカチンときた。気になって自分の視点で読めないじゃないか!公共のものに線を引くとは何事だ!! ぷんぷん。)
物事をいろんな視点で見るというのは必要だなあとわかっているのだが、その方法ってよくわからんよねというあたりに、具体的な方法を提示している点が良かった。一人ディベートは、むかついてること(例えば仕事とか)を冷静に考えるのにいいなあと思った。やっぱり自分の立場とは反対の立場(会社とか)の物の見方を考えるのは良いかも。あと代案がないと批判にならんよ、ということもやっぱりそうよね。文句じゃなくて批判に変えるのは結構難しい。
あとは、マジックワードを使わないで考えるということにはなるほど。マジックワードというのは、使われる文脈を離れて一人歩きする単語、例えば「自然破壊」とか「人権」とか「インターネット化」とかそういう抽象的な概念のことを指している言葉。うまい例を思いつかないのだが、例えば私が「自然破壊が人間をダメにした」なんて言ったとする。なんとなくわかったような気になるけど、自然破壊ってなによ?っていう話。オゾン層?森林伐採?温暖化?そもそも何をして自然破壊というのか?それと人間がダメになるとは何の関係が?という風に、つきつめるとおかしいんだけど、マジックワードを使うと考えが止まってしまうという例。しかし、著者はこんな説明をしていなかったので、この捉え方は私が間違って受け止めているかも。
ロケットボーイズ〈上〉〈下〉 |
これ映画になってましたっけ?いつか読もうと思って寝かしてあったのですが、読んだら面白くてすぐに上下巻読んでしまいました。
アメリカの炭鉱の町に生まれた著者がスプートニクの打ち上げに奮起して、自分でもロケットを打ち上げようと、最初は非協力的だった町の人を巻き込んでロケット作りにいそしむ話。1950~60年代のアメリカの高校生の生活や、炭鉱の町の雰囲気が伝わる本でした。文章も上手いよなあ。
「プラネタリウムを作りました。」を読んだときと同じように、好きなことをやり続けるエネルギーは素晴らしいとやっぱり思った。そしてそれを暖かく見守る母やまわりの人々が良い。彼らはロケットの材料を得るために物々交換(労働)や厳格な父親との交渉を得て、難しい方程式を理解しようと教師に教えを請い、やがて9500mも飛ぶロケットを打ち上げる。すばらしい!
ただの成功自伝というわけじゃなく、コールウッドの町の人々の描写にも心温まる本。こういうのいいよねえ。
星を継ぐもの (創元SF文庫) ジェイムズ・P・ホーガン 東京創元社 1980-05 出版社/著者からの内容紹介 【星雲賞受賞作】 月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
実はSFの名作をいうものをあまり読んだことがない。なので、SFの名作との誉れ高い本を読んでみた。
うーん!なるほど!!これは面白かった!
見つかった死体から導き出される推理がミステリっぽくもあり、空想世界での造語満載のSFとは一線を画していると思った。科学的な理論がどこまであっているのか私にはよくわからなかったけど、それらの使い方もうまい。そしてスケールがでかいよ。それこそSF!
何度も言ってるけど、名作は名作と呼ばれる意味があるんだなあ。満足でした。
NANO-MUGEN FES. 2009
横浜アリーナ 12:00 開演
いやー、夏ですなあ。夏フェスの季節ですなあ。
実は今年はあまりフェスに行かないのですが、とりあえず近場でnano mugenに参加。これはアジカンが主催しているものですが、お目当てはサカナクション。これが思った以上によかった!!
以下、興味ある人用の詳細。
フロイト伝 |
うーん?アマゾンのあらすじには入門書ってあるけど、全然入門書じゃないと思う。
とにかく文体が独特。訳が悪いのか元からそうなのか、非常に詩的というか「あなたはそうだったのですね、教授」みたいな問いかけ文章だった。フロイトの学術的な内容にはあまり触れず、彼の生い立ちを時代別に語るわけでもないのですが、「人間フロイト」を語った本ではありました。
ただ私は久々に心理学系でも読むか~というノリだったので、がっかりしましたけど。
フロイトの性理論とでもいうのでしょうか、何でもそういうもの(口唇期とか男根期とか)に結びつける内容をいま読んだらどう思うかなと思っただけだったんですけど、他の本読まないとわからんですな。しかしフロイト先生も、妻の妹(義妹)との関係の疑いがあったり、コカインを使っていたりなんて世俗的な内容には笑った。
本はイマイチだったが、写真がたくさんあったのは面白かった。意外にフロイトやユングが格好よかったわ。
「親子で学んだ」ウィーン・シュタイナー学校 広瀬 牧子 ミネルヴァ書房 1993-12 内容(「MARC」データベースより) 色とりどりの絵で埋まったノート、点数がつくテストはなく、制服も体罰もない学校-シュタイナー学校。シュタイナー教育をしている夫と家族4人で、ウィーン・シュタイナー学校で学んだ日々をつづる。〈ソフトカバー〉* Amazonで詳しく見る by G-Tools |
大昔にみんちゃんと青山あたりでシュタイナーに関する展覧会に行った記憶があるんだけど、どうだったけ?ルドルフ・シュタイナーという人はちょっとオカルト入ってる人なんだと思うんですが、彼については長らく興味があって、良い機会なので教育学あたりから手を出してみた。
うーん!!この学校が近くにあるんだったら私が行きたい!この歳でも小学生からやりなおして行きたい!!それぐらいに面白い教育方針だ。創作・表現ということに重きを置いてる。芸術、というと高尚に聞こえるけど、子供が持っている創造性(想像性でもいいけど)を重要視してるんだなあ。
「手先の不器用な人は不器用な知性の持ち主であり、柔軟性を欠いた理念や思考の持ち主でもある。指先をうまく動かすことのできる人は柔軟な理念や思考の持ち主であり、物質の本質に入り込むことのできる人である」とシュタイナーが言ってるそうで、学校では手仕事(ハンドアルバイト)という授業を行っている。これは手芸や木彫り、衣服作りなどを行う授業で、生徒が一年をかけて色々と製作していく様はすごいと思った。不器用は不器用な知性の持ち主かー。耳が痛い。
個人的には非常に面白い教育方針だと思ったけど、こういうのって親のエゴなのかしらとも思った。日本で暮らしていくなら日本式の教育のほうが子供には何も考えないでいいのかもしれん。なんて考えるのは狭すぎる考えだろうか。
なんにせよ教育というのは「人を作る」という点で面白いなあと思いました。