フロイト伝 |
うーん?アマゾンのあらすじには入門書ってあるけど、全然入門書じゃないと思う。
とにかく文体が独特。訳が悪いのか元からそうなのか、非常に詩的というか「あなたはそうだったのですね、教授」みたいな問いかけ文章だった。フロイトの学術的な内容にはあまり触れず、彼の生い立ちを時代別に語るわけでもないのですが、「人間フロイト」を語った本ではありました。
ただ私は久々に心理学系でも読むか~というノリだったので、がっかりしましたけど。
フロイトの性理論とでもいうのでしょうか、何でもそういうもの(口唇期とか男根期とか)に結びつける内容をいま読んだらどう思うかなと思っただけだったんですけど、他の本読まないとわからんですな。しかしフロイト先生も、妻の妹(義妹)との関係の疑いがあったり、コカインを使っていたりなんて世俗的な内容には笑った。
本はイマイチだったが、写真がたくさんあったのは面白かった。意外にフロイトやユングが格好よかったわ。