『ヘラクレイトスの火 / E. シャルガフ 』

ヘラクレイトスの火―自然科学者の回想的文明批判 (同時代ライブラリー) ヘラクレイトスの火―自然科学者の回想的文明批判 (同時代ライブラリー)
E. シャルガフ 村上 陽一郎
岩波書店 1990-10
内容(「BOOK」データベースより)
われらの時代の最大の科学のドラマ―分子生物学の誕生と生化学の確立に深くかかわった科学者が自らの研究生活を回想し、現代科学文明を鋭く批判、そのあるべき姿を示す。世紀末ヴィーン、二つの世界大戦を含む激動の時代のベルリン、パリ、アメリカの諸都市の様相も活写され、「青春の文学」とまで評価された自叙伝の名著。
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これまた100冊なんだけど、正直どこがおすすめなんだかわからんかった。

退任を迎えた科学者のアイロニーのきいた文章と膨大な文学的知識(特に言語学とか!)を持って論じてるのはわかるんだけど、いまいち何が言いたいのかわからんのよ。科学者のつれづれエッセイというならわかるんだけど、そんなにおすすめされるほどのものかなあ?というのが私の感想。

うーん、ごめん。本当によくつかみどころがわからなかったので、感想の書きようがない。いろんな時代を生きた科学者のつぶやきといったところか。これを大学教授が薦めるというのは、終わりが見えてきた大学教授が自分の研究人生を振り返ったときに、思い当たることがあるということなのかしら。

内容が難しいというほどでもないんですが(もちろん自分が引用に出てくる知識を網羅できるレベルではないんだけど!)、頭にすんなり入ってこない本でした。