『自分の小さな「箱」から脱出する方法 / アービンジャー・インスティチュート』

自分の小さな「箱」から脱出する方法 自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星
大和書房 2006-10-19
出版社/著者からの内容紹介
身の周りの人間関係は実はすべて自分が原因で引き起こしていることに気づかせてくれる『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。本書を読み進めるうちに家庭や職場での人間関係を深め十分な成果を出せる環境を作る方法を学べる。全米ビジネス書ベストセラー
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自己啓発とは違うとは思うんですが、人間関係を考える本です。

自分が3秒で沸騰する鳥頭なのは自覚してるんですけど、どうも今年は人間関係がうまくいかなくて、これって周囲が悪いんじゃなくて私が悪いところもあるんだろうなあと思って、この手の本を読もうかなと。

トラブルを起こしているときは自分が箱のなかに入っているんだよ、というところはなるほど。箱のなかに入っている自分からは、外をうまく見られないんだよね。

ちょっと長いけど、引用しておこう。

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矢野顕子さとがえるコンサート2010@NHKホール

20101212.jpg毎年恒例年末のさとがえる。

今年もいつものお友達と、今年の総括と来年の目標をたてようと行ってきました。内容は他のエントリーでします。

今年はマメヒコがやってたので、そこでお茶しましたが、今日選んだのは紫花豆と白梅のワイン煮。紫花豆はあんこというかケーキというか不思議な感じでした。生クリームと豆なんてね?

梅のワイン煮はおいしかったなあ。お友達は梅酒の梅でできないかと真剣に考えていたけど。

今年の反省だけで時間切れになって、あわててNHKホールへ。

今年の席は2階でした。メンバーは去年と同じ(と言われて知った)ようですが、私は今年は結構よかったと思う。プロの音を聴いたなあ、と。ギターの方の音が渋いよ!あとドラムの人がいろいろとやっていたのに目が離せなかったわ。

このイベントをすると、年末だなあと思う次第です。

『気がつけばドッキョロージン / 澁澤 幸子』

気がつけばドッキョロージン 気がつけばドッキョロージン
澁澤幸子
じゃこめてい出版 2010-09-30
内容紹介

由緒正しい(結婚歴なし)独居老人である著者が、長年培ってきたノウハウと独居老人の心構えを楽しく教えてくれるエッセイ。一人であること、独りになるということをポジティブにとらえて、明るく元気にシングルライフを迎えるための一書。
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ははは。

いろいろと心積もりは用意したほうがいいのかなーと思いまして(笑)

結構面白かったです。色んなカタチがあるよねえ、生き方もさ。

Tokyo No.1 Soul Set @日比谷野外音楽堂

Tokyo No.1 Soul Set 20th Anniversary 「野音 de ワンマン」

音楽を聴きに行く経験のなかで、初めてといっていいぐらいの雨だった。ぎりぎり持ってくれればいいなあと思ったんだけど、途中で降ってきて慌ててレインコート購入。

そこから3時間雨の中の参戦。寒かった・・・。

Bikkeは相変わらず歌詞を忘れたり、テンションがちょっと違っている気がしたけれどもおおむね普通。そうかー、ソウルセットも20年か……。

私が一番盛り上がったのが、ゲストのHalcali with スチャで「今夜はブギーバック」だったので、あの年代の頃の音楽の呪縛からは逃げられないのかと思いました!でも可愛かったわ、ハルカリ。

タイラーメン食べて帰った。

『ゴマの洋品店 / 公文 健太郎』

ゴマの洋品店 ゴマの洋品店
公文 健太郎
偕成社 2010-08-05
内容紹介

ネパールの街、バネパを舞台にしたフォトエッセイ。農村から街へお嫁にいった少女、ゴマを追いかけていっしょに街へと出た著者が、ゴマの洋品店にあつまる人びとの姿をえがく。謎のお茶屋さん、プラム売りのおばさんたち、料理屋のなかよし兄妹、鳩を追う少年……。変わりゆくネパールの街で、力強く生きる人々の姿があたたかい視点で描かれる。
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たまたま手に取って、ぱらぱらと読んだフォトエッセイ。

著者の方も書いてたけど、移動だけの旅じゃなくて、一つに長くというのがいい。ゴマの結婚前、結婚後、出産後の生活を写しているのだけど、これは著者とこの家族に友情があるから撮れる写真なのかなと思った。気取ってない文章も好感が持てる。

何気ない生活の一部を切り取った写真と文章なんだけど、そういうなかに「人」というのが居るんだと思う。そういう生活の積み重ねが人生なのかなあと思ってみたり。

『栽培植物と農耕の期限 / 中尾 佐助』

栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版 G-103) 栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版 G-103)
中尾 佐助
岩波書店 1966-01-25

内容紹介

野生時代のものとは全く違った存在となってしまった今日のムギやイネは、私たちの祖先の手で何千年もかかって改良に改良を重ねられてきた。イネをはじめ、ムギ、イモ、バナナ、雑穀、マメ、茶など人間生活と切り離すことのできない栽培植物の起源を追求して、アジアの奥地やヒマラヤ地域、南太平洋の全域を探査した貴重な記録。

ブログもお久しぶりです。

あれ?こないだも9月の三連休にメモってたのか。10月の三連休もヒマしてました。替わりに本読んでました。秋はインプットするわ!

さて、久々に100冊に戻りました。うーん、面白い。

文化=cultureという単語は耕す(ラテン語 colere) という意味から転じて「心を耕す」で文化になったとか。人間の文化というのは、農作物をいかに得るかというところから始まってるんですね。そして、今もし、小麦や麦が野生種しかなくなってしまったら、人間は何千年もかけないと取り戻せないというところに驚いた。そうか、私たちは効率よく食べ物を得る=生きるために、農作物に品種改良を何千年もかけて行ってきたんだなあ。

栽培植物というのは、このように起源が分けられるらしい。

  • 地中海農耕文化(ヨーロッパのほう) …… 大麦、エンドウ、ピート、小麦
  • サバンナ農耕文化(アフリカのほう) …… ササゲ、シコクビエ、ひょうたん、ごま
  • 根菜農耕文化(アジアのほう) …… さとうきび、タロイモ、ヤムイモ、バナナ
  • 新大陸農耕文化(北南米のほう) …… ジャガイモ、菜豆、かぼちゃ、とうもろこし

なるほど、今でもその文化が出てるなあ。

あとそうかと思ったのは、バナナに種がないこと。株分けで増えるらしい。これも品種改良(というか突然変異を育てたのかな?)の結果なのかしら。そういえばバナナが絶滅の危機とどっかで見た気がする。

米文化の地域にはコメで作るお酒があるらしいんだけど、コメを食べるインドでは米主体のお酒がないんだって。あー、言われてみれば。なんでだろう?

以上、やっぱり関係ない世界の話にも面白いものが多いと再認識しました。

SAKANAQUARIUM@武道館

サカナクション@武道館 19:00開演

これメモるの忘れてました。

今一番好きなバンドで数ヶ月前から楽しみにしていたので、金曜日を有給にするぐらいの勢いだった。

良かった。

久々にワンマン行ったというのもあるんだけど、いま勢いのあるバンドなんだなあと思った。そして武道館がすごい暑くてまるでライブハウスのようになったんだが、私はわざと熱気を煽るために暑くしてるのかと思ってたんだけど、設備老朽化のためじゃないの?というご意見もあり。どっちだろ。

演出も凝ってて、アコースティック風味やルームランプをつけて「夜」の雰囲気を出したりとなかなかでした。構成も面白かったな。最初アゲで後半しっとりみたいな。

とにかくアツかった!ちょっと気分的に暗いときだったので、少し元気になった日でした。帰りのラーメンはハズレだったんだけど(笑)

『ゲバラ日記 / チェ ゲバラ』

20100816.jpg ゲバラ日記 (角川文庫)
チェ ゲバラ Che Guevara
角川書店 1999-02

内容(「BOOK」データベースより)

アルゼンチンに生まれ、放浪と文学を愛し、医学を志しながら、その生涯をゲリラ戦に捧げたチェ・ゲバラ。(略) キューバを去ったゲバラが、革命の新天地として選んだのはボリビアだった。政治的困難、組織内部の確執、厳しい自然、持病の喘息に苛まれながらも、男は前に進み続けた。史上最も純粋な革命家が綴った、誇り高きゲリラ活動の真実。(略)

世界旅行中のクロちゃんからポストカードが届きました。

葉書はキューバからで、それはそれは格好いいゲバラの写真でした。そういえば私、まだゲバラ日記を読んだことないわと思って、せっかくの機会なので読んでみました。

この本は彼の日記で、ボリビアでのゲリラ生活を淡々と記述してます。ゲバラファンには面白いのかもしれませんが、一冊目に読む本ではないかも。あまり読み物としては面白くない。医者だったらしく、本当にカルテのように自分を滅して書いている。

でも彼が気にしていることって、部隊の食料だったり人間関係や政治情勢だったりして、革命軍のリーダーも色々と大変なのだなあと。すごいカリスマと祭り上げられているけどあまり私たちと違いはないんだなと思った。喘息持ちだったとも知らなかった。

始終、食料の心配をしているゲバラに、そうか、ジャングルのなかのゲリラって自給自足だもんねと今更ながらに気づく。革命って響きはいいけど、ジャングルのなかで蚊やブヨと戦いながら、最低限の水と食料を用意している姿に綺麗事じゃないんだよなあと思った。

次にゲバラ関係を読むんだったら、ちゃんと背景を説明している本にしよう。私には前段階の知識が足り無すぎた。

World Happiness2010@夢の島公園陸上競技場

20100809.jpg去年も行きましたが、今年もまた行ってきました!

今年の夏フェスはこれ一本。ワールドハピネスでございます。

天気はいとうせいこう大先生のおかげで曇りではあったんですが、とにかく入場するまでに時間がかかって会場の一時間前についたのに、場内に入るのに1時間20分ぐらいかかるって何事ですか。もうその前で倒れそうだった。友人が持っていた凍らしたスポーツドリンクが無ければ熱中症だったよ!日焼け止め塗ったはずなのにまた焼けた……。また、しみとほくろが増えるのかー。ま、いいけどさ。

これで私の夏も終わるかと思うとすごい悲しくなったんですが、とっても良かった。楽しかった。出演者のレベルも高かったし、野外と音楽とアルコールは本当に大好きだー!

以下、興味ある人用のメモ。

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世界のどこにでもある、場所@下北沢駅前劇場

20100805.jpg友人がチケットが当たったというのでお呼ばれしまして、これまた久々の小劇場に行ってきました。

にほんのうた×映画監督大森一樹×SETでの内容。にほんのうたプロジェクト、というのは、坂本龍一がプロデュース(してるのかな?)で、先日観にいったときも大貫さんと歌ってた。それが映画にもなって、さらにスピンオフされているっぽい。

芝居の内容は、うーん……という感じだった。ちょっとありがち。しかし小劇場の役者さんとの距離感はいいなあ。自分の好みの役者さんをずっと見ててもその人の世界っていうのがあるのよね。今回はオレンジTシャツを着てるひとが良かった。あとは最後にゲストで来たビューティフルハミングバードの方のアカペラの歌が上手すぎて全部持ってった感じ。

早くに下北沢に着いちゃったので、芝居見る前からビール3杯飲んでたのは秘密だが、公演後もまた友人と飲みにいく。写真はたまたま入ったお店で昭和な雰囲気だった。

なんにせよ、自分じゃなかなか芝居など行かないので、友人が色々と誘ってくれるのはありがたいことです!