ゲバラ日記 (角川文庫) チェ ゲバラ Che Guevara 角川書店 1999-02 内容(「BOOK」データベースより)
アルゼンチンに生まれ、放浪と文学を愛し、医学を志しながら、その生涯をゲリラ戦に捧げたチェ・ゲバラ。(略) キューバを去ったゲバラが、革命の新天地として選んだのはボリビアだった。政治的困難、組織内部の確執、厳しい自然、持病の喘息に苛まれながらも、男は前に進み続けた。史上最も純粋な革命家が綴った、誇り高きゲリラ活動の真実。(略)
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世界旅行中のクロちゃんからポストカードが届きました。
葉書はキューバからで、それはそれは格好いいゲバラの写真でした。そういえば私、まだゲバラ日記を読んだことないわと思って、せっかくの機会なので読んでみました。
この本は彼の日記で、ボリビアでのゲリラ生活を淡々と記述してます。ゲバラファンには面白いのかもしれませんが、一冊目に読む本ではないかも。あまり読み物としては面白くない。医者だったらしく、本当にカルテのように自分を滅して書いている。
でも彼が気にしていることって、部隊の食料だったり人間関係や政治情勢だったりして、革命軍のリーダーも色々と大変なのだなあと。すごいカリスマと祭り上げられているけどあまり私たちと違いはないんだなと思った。喘息持ちだったとも知らなかった。
始終、食料の心配をしているゲバラに、そうか、ジャングルのなかのゲリラって自給自足だもんねと今更ながらに気づく。革命って響きはいいけど、ジャングルのなかで蚊やブヨと戦いながら、最低限の水と食料を用意している姿に綺麗事じゃないんだよなあと思った。
次にゲバラ関係を読むんだったら、ちゃんと背景を説明している本にしよう。私には前段階の知識が足り無すぎた。