『ゴマの洋品店 / 公文 健太郎』

ゴマの洋品店 ゴマの洋品店
公文 健太郎
偕成社 2010-08-05
内容紹介

ネパールの街、バネパを舞台にしたフォトエッセイ。農村から街へお嫁にいった少女、ゴマを追いかけていっしょに街へと出た著者が、ゴマの洋品店にあつまる人びとの姿をえがく。謎のお茶屋さん、プラム売りのおばさんたち、料理屋のなかよし兄妹、鳩を追う少年……。変わりゆくネパールの街で、力強く生きる人々の姿があたたかい視点で描かれる。
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たまたま手に取って、ぱらぱらと読んだフォトエッセイ。

著者の方も書いてたけど、移動だけの旅じゃなくて、一つに長くというのがいい。ゴマの結婚前、結婚後、出産後の生活を写しているのだけど、これは著者とこの家族に友情があるから撮れる写真なのかなと思った。気取ってない文章も好感が持てる。

何気ない生活の一部を切り取った写真と文章なんだけど、そういうなかに「人」というのが居るんだと思う。そういう生活の積み重ねが人生なのかなあと思ってみたり。