『カッコウはコンピュータに卵を産む(上・下) / クリフォード・ストール』

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉 カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉/(下)
クリフォード・ストール
草思社 1991-09
内容(「BOOK」データベースより)
発端は75セントだった。研究者のコンピュータ・システムの使用料金合計が75セントだけ合致しない。(略)どうせプログラムのミスさ、と軽い気持ちで調査するうちに、正体不明のコンピュータ・ユーザーが浮かび上がってきた。―ハッカーだ。誰かがコンピュータに侵入している。しかもこのハッカーは、研究所のコンピュータを足場に、国防総省のネットワークをくぐって各地の軍事施設や基地のコンピュータに侵入し、陸軍のデータベースを読みあさって、CIAの情報にまで手をのばしている。(略)世界中に報道された国際ハッカー事件。そのハッカー相手に孤軍奮闘した若き天文学者がみずから書き下ろした、電子スパイ追跡ドキュメント。
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去年から持ち越した本。1991年出版なのでかなり昔ですが、楽しく読めました。

たぶん昔読んでいたら、よくわかんなかったと思う。というのは、OSがUnixをベースに話しているのですよね。Unixを使用している人なら出てくるコマンドや手口に「ふーん」とうなずくのではないかしら。ノン・フィクションなのに、ちょっとした小説のような臨場感があったよ。75セントだけ合わない理由を追っていったら、スパイを追っかける羽目になるとは!!しかし、技術屋というのは自分の疑問をとことん追っかける姿勢と”まめ”さ(彼の場合はやったことの日誌を全て取っていた)が必要なんだなあ。

いまや情報処理の試験にもセキュリティの項目がある世の中ですが、セキュリティを高めることと利便性は反比例するので、そのあたりのさじ加減が難しいのは昔からのようですね。自分のテスト環境なんてデフォルトのユーザー・パスワードを残してたりするけど、ハッカーはそのデフォルトユーザーや推測しやすいパスワードから侵入を試みているわけで、結局強固な暗号よりも運用する人のほうに問題が多いんだろうな。

ハッカー追跡だけじゃなく、著者のプライベート(そのとき同棲していた彼女)との生活も描かれたりしていて、なかなか微笑ましい本でした。

2009年賀正

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

お正月は早々から飲んでしまうので、早めに今年の目標をあげておきます。

  1. 仕事をする
  2. 人と会う(50人)
  3. 運動を続ける(東海道五十三次踏破)
  4. 本を読む(100冊)
  5. 資格を何か取る
  6. TOEIC750点越え
  7. バランスの取れた余裕のある生活をする

こんな具合で行きたいと思います。以下、解説。

1.はもうしょうがない。いい加減仕事しないと色々とヤバイです。

2.は去年あまりに引き篭もっていたので、今年は人に会ってみようかなあと。会った人の人数をカウントしていきます。この「会った」基準は、・意思疎通ができる(赤ちゃんは除く) ・1時間以上 とします。ただ私の携帯のメモリはお店など全部合わせても80件ぐらいでした。少なっ!なので、親族も含むことにします。ということで、今日は+2人(親)に会いました。

3.は走った距離をトータルで記録しようかと思ったんですが、3kmを週2回走っても288km。東海道五十三次は500kmぐらいで足りないので、他のスポーツ(ヨガとか歩いたときとか水泳とか)をした場合もカロリーから距離換算して計算していきたいと思います。上京します。目指せ、京都!

4.は切りがいい数字で100冊にしたけど結構大変かも。3日に一冊だしなあ。実際、働いていたときは疲れてて、全然本読まなかったのであまり自信ない。

5.は去年と同じ。1年に1つずつ何かしら資格取る=勉強する、というモチベーションのため。何でもいいんだ。簿記でもこんぷ関係でも世界遺産検定でも。

6.は英語を去年よりちょっとハードルあげて。800点は無理そうなので750点あたりから。

7.は姿勢としての目標ですね。お金でも精神的にでも余裕のある生活をしたいと思っております。

どうぞ皆様、半笑いで見守りくださいませ。

2008年総括

今年ももう終わりということで、自分の2008年を総括。以下が今年の目標でした。

  • Toeic800攻略
  •  →これは駄目でした。800は非常に遠い。最初の目標である730点越えは一瞬越えたから、ある意味達成かもしれんが、語学は「継続する」ということが肝ですね。来年に持ち越し。

  • “アフリカでは……”と言わない
  •  →普通の会話では言ってないと思うけど(人と会ってないから)、ブログではなんだかんだと出たような気もする。でももう自分のなかでは終わった過去なので、今後は出ないでしょう。

  • 締め切り間際にばたばたしない。今日やれることは今日やる
  •  →こーれーはー無理だった!やっぱりバタバタした!物事への姿勢を変えねばならんね。

  • 身体をやわらかくする/軽く運動する
  •  →結構がんばった。ヨガは週1ぐらいのペースでやってるけど、身体を動かすことで少しだけ精神と身体の融合が図れてきた気がする。でも相変わらず低レベル運動能力なので走ることは続けてみよう。

  • 仕事の方向性を決める
  •  →あー、方向性だけは決めた。方向性はね。しかし無職、と。

  • 旦那候補をみつける
  •  →この項目はもうどうでもいいや。

  • いくつか資格ゲット
  •  →滑り込みセーフで CCENTを取ったから良しとしたい。でも本当は年内にCCNAまで取るべきだった。

    というわけで、結果はぎりぎり及第点…か?自分の今年を一語で表すなら「篭」かな。これ引き篭もりの「篭」ね。個人的には非常に楽に生きれて良かったんだけど、社会的には最底辺でしたね。お金さえどうにかなれば、ずっとこんな生活を送りたかったのですけども。

    来年は、また新たな目標を発表したいと思います。2008年お疲れ様でした。

    大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-

    20081229.jpg「……すごいもの観ちゃったわ」

    映画を観終わった後の第一声がこれ。かなり印象強くて、他の言葉が出てこなかった。

    この映画は歌手のCoccoを追ったドキュメンタリーで、先日混んでて観られなかったので行ってきた。「映画」としては評価はできないが(ストーリー性はないし、映像も良いと思えなかった)、しかしCoccoというアーティストを知るのには十分だった。もう彼女に目が釘付けで2時間あっという間だった。

    映画は彼女の沖縄米軍基地問題への思いや、青森の六ヶ所村を訪ねた際に感じたことなどを中心につづられていく。ライブでのMCで何度も泣く彼女を見て、とても感受性が強い人で純粋すぎて生きづらいんだろうなあとは思う。しかし、リストカットや拒食症(これは今日知ったんだけど)を経ている彼女が、今一番興味のあることが「”生きて続ける”ということ」というのが個人的に印象深かった。

    映画の冒頭で彼女が黒砂糖をかじるシーンがあり、テロップが「この旅のなかで彼女が物を食べるシーンはこれだけだった」と流れる。エンドロールで、彼女が結んだ「辺野古のリボンが焼かれた」という文字のあと、「○年○月 拒食症のため入院」とあった。「生きろ!」と言ってる彼女が、拒食症=生きることを拒否というのが何とも難しい。

    もっと色々と思ったり感じたことがあるはずなんだけど、なかなか上手い言葉が見つからない。でもとにかくいろんな意味で「……すごい」と感じたドキュメンタリーでした。

    にちぎん☆NIGHT

    http://www.boj.or.jp/type/release/adhoc/un0811b.htmこないだは東京証券取引所を見てウキウキだった私に新しい情報が!

    今度は日本銀行だ!しかも意味無くクリスマス周辺だ!!こ、これは暇な私に日銀の地下金庫を見てこいというお告げなのか、そうなのか?!

    やばい、先着順か。急がないと!

    そして☆は どうかと思うぞ?日銀さん。

    12月28日追記

    というわけで、運良く当たったので一人、大人の社会見学(命名:知人N)に行ってきたよ!

    続きを読む にちぎん☆NIGHT

    Movable Type アップグレード

    いよいよ2008年も終わりに近づくということで、ずっと気になっていたこのMovable Typeのアップグレードを行おうと思います。

    あ、Movable Typeっていうのはこのブログが使っているシステムです。現在 4.01で最新版が 4.23かな。作業中はどこか壊れる可能性があるやもしれませんが、ご心配なく。では後ほど。

    追伸:アップグレードは無事終わってDBも動いてるようだ。これは良かったんだが、勢いでテンプレートを初期化してしまった。コツコツ改変していったものがすべてパー。直すの面倒だなあ。

    追伸2:やっと色々と直った。私以外誰も気にならないと思うんですが、ArchiveやCategoryのまとめ方をちょっと変えてみた。久々にPGっぽいこと思い出したよ。

    ムサカと鶏と明太子ディップ

    20081224_2.jpgクリスマスは中止になったらしいんですけど、とりあえず予告どおりに当たったワインに合わせようとご飯を作ったよ。写真が汚いのは気のせいだよ。

    ・鶏のパン粉焼き→オレガノが無くて、ヨーロッパで買った変なバジル入れたら、非常に変わった香草の香りがしてイマイチであった。好みの香草ならもうちょっと美味くなるのかも。「鶏から出た油はパンに合う」という友人意見には同意しておく。

    ・ムサカ→本当はラザニアを作るべきなんだけど、それだと重くなりそうだったので軽めにムサカ。これが結構上手にできた。ジャガイモは茹でてスライス、ナスも揚げないで焼いただけなので、極力薄味&油控えめが良かったのかも。反省はホワイトソースをもっとたっぷりにすれば良かったこと。ホワイトソースが好きだー。

    ・明太子サワークリーム→これ美味い!すげー美味い!本日一番のヒットだった。フランスパンにつけて、一人で一カップ食べきる勢いだった。

    ・セロリ→生のままパリポリ食べたよ。

    ・かぶサラダ→昆布茶かけて揉んでおくよ。あとは好き勝手に食べるが良いよ。

    そんな具合でした。赤ワインはコルク栓じゃなかったので(アルミのキャップだった)ちょっと不安におののいたが、値段の割りにどっしりしてなかなかの味わいでした。久々にワイン飲んだわ。おなかいっぱい。カロリーいっぱい。

    『ダンゴの丸かじり / 東海林 さだお』

    ダンゴの丸かじり (文春文庫) ダンゴの丸かじり (文春文庫)
    東海林 さだお
    文藝春秋 2001-09
    内容(「BOOK」データベースより)
    イチゴショートケーキの攻めかた、シイタケは天下りの役人、茹で卵の愛しさ、つまらなそうに食べるとおいしいシュウマイ、プロのカツサンド鑑定士とは?コロッケには醤油かソースか、チクワブは何者か?ショージ君を前にとけてゆく身近な食べ物のなぞ。
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    手持ちの本が何もなかったので、家の書棚から拝借。

    食べ物ウンチクのすべては「美味しんぼ」から学んだ私ですが、B級グルメはショージくんから学びました!と言ったら、さすがに過言か。

    でもショージくんの食べ物エッセイは庶民レベルで非常に面白い。彼の何がすごいって、その着眼点と擬音とリズムある文体。でも今、wikiみたら、もう御年71歳だそうでびっくりだ!それにしては、文体に年齢を感じさせないなあ(最近の読んでないけど)。

    移動の途中で読み終わる軽い本としておすすめ。そして読み終わったらおなかが空くことでしょう。

    花畑牧場の生キャラメルクリーム

    20081224.jpg人様から頂いたものってその恩を忘れがちなので、新たなカテゴリーを作って記録しておくようにします。

    というわけで、昨日のみんちゃんに頂いた話題の花畑牧場の生キャラメルクリームです。おおお、これが……!!!

    早速、冷凍しておいた丸パンにつけて食べたんだけど、これはコクのある味ですね。乳製品独特のこってり感があるので好き嫌いが別れるやもしれませんが、私は好きだ。おいしい。

    使い方としては、そのまま食べるかパンにつけるか飲み物に溶かすかぐらいしか思いつかないんだけど、すぐ食べきっちゃうかな?

    ご馳走様でした、どうもありがとうございます!