冒険王・横尾忠則展

20080607.jpg冒険王・横尾忠則~初公開!60年代未公開作品から最新絵画まで にいつもの友達(略) と世田谷美術館に行ってきました。以下つらつらと。

  • 横尾忠則といえば、ある時代を象徴する人となったと思うんですが、もう72歳になると知って驚き。もっと若くみえるよ!私は彼のイメージはデザインとコラージュの人で、実際作品をみるとそれらがやはり好きだったんだけど、基本的に絵が上手いのに驚いた。いろんな作風ができるのは、やっぱり技術があるからなんだろうなあ。
  • Y字路のシリーズは、とにかくその作品のでかさ(私の背ぐらい)に圧倒された。近くで見ても遠目で見ても作品として見ることができた。これはすごい。
  • ドット絵みたいなので、ジャズアーティストの顔を描いていたんだけど、素人でもできそうなんだけどあのデザイン感覚(色や一コマの位置)はきっと真似できない。
  • 夢日記として、見た夢をコーナーにしている場所があったんだけど、横尾さんは非常にエネルギッシュなんだと感じた。あんな夢を毎回見てたら疲れてしょうがない。
  • 同じモチーフを反復して使っているのがすごい。普通だったら一回で飽きそうな感じなのだが(これについては下記の記事で「もう少し上手く描けるんじゃないか」という趣旨のことを言ってた)。Y字路にしても赤い絵にしても写真の少年探偵団にしても温泉にしてもどういうとっかかりだったんだろうか。
  • 彼は滝好きらしいのですが、私も滝好きで、よく考えれば学生時代、横尾さんに影響を受けた気がなくもない。どうだったかな?

みんちゃんから教えてもらったんだが、ほぼ日での説明が面白かったので興味のある人は観るとよいのかも。

ティーヌン@渋谷

20080605.jpg帰りはラーメンを食べようと、携帯のNAVITIMEをフル活用でティーヌンというタイラーメンのお店に行った。

本当はトムヤムラーメンが人気なんだろうけど、辛いのもどうかと思って普通の。メニュー見て「800円かー、まぁまぁいい値段だな」と思っていたのだが、ラーメンが出てきてびっくり。で か す ぎ る!

ライブでもビールを数杯飲んでたのに、またビールとラーメンを食べたら、体重が一気に1キロも増えたよ!えええ~……!!

中細麺を選んだんだけど、ちょっと固かった。柔らか目が良かったなあ。味はまあまあ。しかし夏フェスの屋台タイラーメンにはかなわんな。

TOKYO No.1 SOUL SET TOUR2008@渋谷AX

20080605_2.jpgTOKYO No.1 SOUL SET TOUR2008

@渋谷AX 開演19:30

というわけで、東京No.1 ソウルセットのライブに行ってきたよ。──いやいや、今回はいまだかつて見たことがないBIKKEだった。以下、箇条書き。

  • 旗振りながら舞台を駆け巡るBIKKE。おまけに服装がピンク。スナフキンみたいな赤いストール。えええ?!
  • テンションの高いMC。客が置いてきぼり。
  • おでんくん(C)リリーフランキーの登場。このもち巾着がでメリー・メンを踊ってしまったのでその振りつけが頭から抜けない。
  • 「ありがとう!」と繰り返すBIKKE。
  • 走るBIKKE。腕を振り上げるBIKKE。ジャンプするBIKKE。

こんな具合で、いやに明るい彼に度肝を抜かれてしまって、(それはまるで鬱病転じて躁になったかのように)私は半ば放心状態で聴いてたのでした。演奏…は良かったのかどうだったのか。あまり身に迫ってこなかったんだけど、Just another dayは良かった。あと最後にスチャダラのアニとボーズの飛び入り参加で「私の」テンションが上がった。Little Bird Nationつながりで一曲ぐらいやってくれてもいいのにねえ?

長くソウルセットを観てるけど、いろいろと変わっていくもんだなあと思いました。まさかの走り回るBIKKE……。あ、BIKKEのことしか言ってないけど、トシミくんはイタリアの伊達男っぽくって格好よかったです。

『読書入門 / 齋藤 孝』

読書入門―人間の器を大きくする名著 (新潮文庫 さ 54-2) 読書入門―人間の器を大きくする名著 (新潮文庫 さ 54-2)
齋藤 孝
新潮社 2007-05
<背表紙より>
この50冊には人生を豊かにする、大きな力がある!確信をもっておすすめできる、バラエティ豊かな名著。著者の魂がじかに響いてくる、人間の大きさをリアルに感じられる作品群。小説、評伝、ノンフィクション、写真集、絵本、漫画、落語、海外文学──五感を解放して心を揺さぶり、わくわく、ゾクゾクさせる、幸福な読書体験があなたを待っています。
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他人の書評などを読むのが好きです。

「あの人はそう思ったんだ、私は面白かったけど」「だよねー、ここ良かったよねー」と反対意見でも同感でも、他人の感想を見るのは面白い。そして紹介されている本を読んで、またそこから世界が広がっていくのも面白い。どんな本を読んでいるかで、その人の嗜好がわかるのもまた面白い。

というわけで、齋藤さんという方がお薦めしている本50冊です。この著者の人、「声に出して読みたい日本語」の作者なのね。どっかで聞いたことあると思った。書評というほどじゃないけど、丁寧に本の説明をしてた感じを受けたよ。

とりあえず面白そうだなと思った本を、読みたい本リストに加えたので、この結果を出せただけでも読んだ価値はあったな。

牛すじの煮込み

20080603.jpg飲み屋系メニューに興味津々。

先日、牛すじが安かったので、買って煮ておいたのね。すんごい油がでるのですが、あのとろとろ具合はたまらん。圧力鍋を持ってないので、普通の鍋で2時間煮ました。そしたらいい具合にやわらかくなったわ。

中身ですが、牛すじ、糸こんにゃく、ねぎ、とうふを しょうゆ・みりん・酒・味噌・砂糖で味付け。

牛すじ煮込んでおけばカレーなどにも使えるらしいですな。安いときにまとめて煮とけばいいかもしれん。

『青空の卵 / 坂木 司』

青空の卵 (創元推理文庫) 青空の卵 (創元推理文庫)
坂木 司
東京創元社 2006-02-23
内容(「BOOK」データベースより)
僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。鋭い観察眼を持つ鳥井は、どんな真実を描き出すのか。謎を解き、人と出会うことによってもたらされる二人の成長を描いた感動の著者デビュー作。
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「ひきこもり探偵」という設定にひかれて読みました。うーん??ミステリーというより、のんびり日常系小話。あと料理が色々でてくるという点は良いといっちゃいいんだけども。

確かに主人公はひきこもりの傾向があるけど、それはたいしたポイントではないと思う。問題はコバルト文庫というか女性向けすぎるところ。主人公が幼すぎる。友人の感情につられて子供返りして泣くって、それはいったい大人としてどうかと思うよ。

どうやら三部作らしいので、徐々に二人の依存しあっている関係が改善されるのだと思うけど、あまりにも読むものがなかったら続編を読んでもいいかなレベル。

『orbital period / BUMP OF CHICKEN』

orbital period orbital period
BUMP OF CHICKEN 藤原基央

TOY’S FACTORY Inc.(VAP)(M) 2007-12-19
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どこかに書いたと思うんだけど、戻ってきたらえらくバンプが叩かれてて驚いた。そっかー、メジャーになると叩かれるよなあ。大きくなったんだなあ。

私がバンプを好きなのは、この青臭いまでの中二病な歌詞で、初期の頃には「この青春っぷりがいいのよ!失ったものを見るようで!」と力説していたものです。近年はなんか似たような曲調に聞こえるのと、本人たちも歳を経てしまい世の中の酸いも甘いも知ってしまったんだろうなあと思うと情熱半減なんですけど、それでもまだ基央くんの歌詞や声質は好きだ。

このアルバムはヒットシングル詰め合わせみたいで統一性がないように感じたけど、悪くないと感じました。プラネタリウムという曲は、大平貴之さんを彷彿させるのですが、どうなのかな。曲の一番はなんだろうなあ。ハンマーソングと痛みの塔はニコニコのやつのイメージが強すぎて吹いてしまう。んー、ニヒルな歌詞で才悩人応援歌かなあ。

♪僕らは皆わかってた 自分のために歌われた歌などない 問題ないでしょ

や、全然問題ないっす。

『ALL!!!!! / 100s』

ALL!!!!!! (DVD付) ALL!!!!!! (DVD付)
100s 中村一義 西條八十

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さてこれは中村くんのバンド100s。

宅録から個人活動、バンドという世界に行って、皆でやる音楽が楽しいんだろうなあというのが100sの1枚目の感想だった。内にこもった感じから突き抜けた気がしたのね。

しかし、2枚目が出たのが驚いたんだけど(1枚だけの企画かと思っていた)、楽しいバンド活動を行っているようで何よりだ。彼の個人活動のほうが内容が深くて好きなんだけど(バンドになってから、どうも彼独特の歌詞の良さが感じられない)、でも良い音楽のアルバムだと思います。すんごい良いわけではないけど、ある程度のクォリティを保ってるアルバムでした。

一曲をあげるなら「つたわるよ」が好きかな。

『パイレーツ・オブ・カリビアン / ジョニー・デップ他』

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
ジェリー・ブラッカイマー テッド・エリオット テリー・ロッシオ
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-12-06
内容紹介
【STORY】カリブ海の港町、ポート・ロイヤル。総監の娘エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)は、子供の頃に父とカリブ海を航行中に、海賊船に襲われた英国の船と遭遇した。エリザベスはその船で意識を失った美しい少年ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)を見つけ、首にかけられていた海賊のシンボルである美しい金のメダルをはずし、自分の物にしてしまう。ある日、町はブラックパール号に乗ったキャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)率いる冷酷な海賊たちに襲われる。(略)エリザベスに密かに思いを寄せていたウィルは、彼女を救い出すために、一匹狼の海賊であり、バルボッサの秘密を知る数少ない人間であるジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と手を組み、バルボッサを追った。(略)
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実に半年ぐらい借りっぱなしのDVDをようやく鑑賞しました……。

なんでパイレーツオブカリビアンかと言うと、私のまわりで「これが面白い!」という人が多かったから。それで”恋愛もの””悲劇物”じゃなさそうなので(これらは嫌い)観たいと思ってたら、いつもの映画好きなみんちゃんが貸してくれた。

結論からいうと、「……そんなに面白いか?」でした。つまらないとは言わないが、なんかストーリーに深みが足りない気がする。ジョニー・デップはいい味出してるけど銀歯が光るとなあ。いい男なのになあ。あまり映画を知らない私には、ジョニーデップはチョコレート工場のサラサラヘアだったんだけどなあ。そしてオーランド・ブルームを「どこかで見たことある…」と唸って、名前みてようやく指輪物語のレゴラスだと気づく。数少ない映画鑑賞履歴のなか彼をよく目撃するよ。トロイにもいたよね?この人。

ジャックが牢屋に閉じ込められ、犬が鍵をくわえてるシーンで、ようやく「あ、これディズニーのカリブの海賊なんだ」と気づいた。予備知識ゼロだったから知らなかったよ!あー、そうなんだー!!そして、急に物凄くディズニーランドに行きたくなった。ハニーポップコーン込みでお願いします。あとプーさんのハニーハントにまだ乗ったことがありません。現実逃避で夢の世界に行きたいものです。

とにかく悪くはないけどまぁフツーな映画だと思いました。ところどころ骸骨をどうやって撮ったのか気になりましたけど。CGなのかなんなのか。海のなかを歩いてるところとかは格好よかったよね。

『green chord / ACIDMAN』

green chord green chord
ACIDMAN ACIDMAN 大木伸夫

EMIミュージック・ジャパン 2007-02-07
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みんちゃんから借りたやつの1枚だけど、このアルバムは良かったなあ。

初めてACIDMANを良いと思ったのは赤燈という曲で、その雰囲気に似た感じのアルバムだと思いました。聴いてるときは冬の外を歩いてたことが多かったので、冷えきった青い空と灰色のアスファルトをがつがつ進むイメージだ。でもACIDMANの詳細情報は知らない。確かスリーピースだったような気がするが(夏フェスで見た記憶が)?

好きな曲は結構多かったけど、一曲あげるならスロウレイン。でも全曲通して良い具合でした。