なんだかわからん飲み@ジンギスカン

先日の飲みでIくんと飲みに行く約束をして、私も彼もどうして二人で飲みにいかなきゃいけないんだろうと思ってはいたんですけど、まあ飲みに行くことにしました。

近日の若者はどんな感じなのかしらーなんて思っていたのですが、「海に行くんで食べ物に気をつけてるんですよね」なんつー、草食系だかなんだかわからない発言をされて、でもお肉が食べたかったので(私が)、間をとってジンギスカン(ヘルシーそうだから)にしました。つーか、なんか海に行くのに筋肉をつけるのが会社の若者のあいだで流行っているらしい。腹筋割れないとダメなんですか?

IくんはT大の理系院卒なのですが、電子系だったので私の興味とは微妙にずれていて残念。理Ⅲの宇宙人が見てみたかったのですが。でも微分積分の話をしたときに、「え?でも普通に細かくして足していきたくなりますよね?」と言われたのには、これが理系脳かと思いました。

二人してシーンと飲むのかと思ったのですが、意外に面白かった。やはり違う年代ともたまには話したほうが世界が違うので興味深いですね。

+1人(Iくん) 計37人

『星を継ぐもの / ジェイムズ・P・ホーガン』

星を継ぐもの (創元SF文庫) 星を継ぐもの (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン
東京創元社 1980-05
出版社/著者からの内容紹介
【星雲賞受賞作】
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。
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実はSFの名作をいうものをあまり読んだことがない。なので、SFの名作との誉れ高い本を読んでみた。

うーん!なるほど!!これは面白かった!

見つかった死体から導き出される推理がミステリっぽくもあり、空想世界での造語満載のSFとは一線を画していると思った。科学的な理論がどこまであっているのか私にはよくわからなかったけど、それらの使い方もうまい。そしてスケールがでかいよ。それこそSF!

何度も言ってるけど、名作は名作と呼ばれる意味があるんだなあ。満足でした。

軽く行きますか@串焼き屋

水曜日ってノー残業デーなんですけど、帰りにTL(チームリーダー・既婚)と一緒になったので、軽く飲んできますかーと飲みに行ったら、23時コースになったという話。

ただいまチームの人と、一人ずつサシ飲み対決実施中。意味はない。

TOEIC June 2009 結果

こないだの結果がインターネット上で発表されていたので、メモ。

結果はLが405のRが315。計720でした。体調悪かったのに、あまり変わらなかったなあ。

やはりRを重点的にやるべきか。ずっとこれぐらいの点数なんだもの。目標を超えるためにはRが必要なのかもしれません。

とりあえず12月勝負。これから学習予定を組まねばなあ。

nano mugen fes. 2009@横浜アリーナ

20090720.jpg

NANO-MUGEN FES. 2009

横浜アリーナ 12:00 開演

いやー、夏ですなあ。夏フェスの季節ですなあ。

実は今年はあまりフェスに行かないのですが、とりあえず近場でnano mugenに参加。これはアジカンが主催しているものですが、お目当てはサカナクション。これが思った以上によかった!!

以下、興味ある人用の詳細。

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伝道礼拝@高幡不動

友人に誘われて、実に十何年ぶりにキリスト教会の礼拝へ。

結構覚えているもんだなあ。讃美歌とかお祈りの言葉とか。懐かしかったですが、私がキリスト教へ戻ることはないだろうなあ。天啓があったらわからんけど。

礼拝後、昼間から友人と飲む。ジョッキ2杯にデカンタ2本あけてほろ酔いになった我々は、なぜか高幡不動へ占いを探しに行く。おみくじが見つからなかったので、立川まで占いしに行く。なぜ占いをしたかったのか理由は不明。酔っ払いに理由は不要なのだ。

占いのおばちゃんに「早く結婚したらダメよ」といわれる。あー、そうですか。もういい歳ですが、まだダメですか。色気がうんちゃらで(覚えてない)ラッキーカラーは赤だけど膨張色だからワンポイントがいいわね、とも言われる。友人はグリーンの入った黒でもいいわと言われ、「いまから服を買いにいく!」とやる気満々だった。

Soup Stock Tokyo のオマール海老のビスクが激ウマだった。高いけどウマイな、あれ。

『フロイト伝 / カトリーヌ クレマン』

フロイト伝

フロイト伝
Catherine Cl´ement 吉田 加南子

青土社 2007-10
内容(「BOOK」データベースより)
医学や心理学のみならず、すべての文化をぬりかえた精神分析の父フロイト。フランスを代表する女性伝記作家が、その生涯と理論を一気に語り下ろす。豊富な写真と個性的な語り口で、フロイトと20世紀に関心あるすべての人に贈る、読んで楽しい入門書。
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うーん?アマゾンのあらすじには入門書ってあるけど、全然入門書じゃないと思う。

とにかく文体が独特。訳が悪いのか元からそうなのか、非常に詩的というか「あなたはそうだったのですね、教授」みたいな問いかけ文章だった。フロイトの学術的な内容にはあまり触れず、彼の生い立ちを時代別に語るわけでもないのですが、「人間フロイト」を語った本ではありました。

ただ私は久々に心理学系でも読むか~というノリだったので、がっかりしましたけど。

フロイトの性理論とでもいうのでしょうか、何でもそういうもの(口唇期とか男根期とか)に結びつける内容をいま読んだらどう思うかなと思っただけだったんですけど、他の本読まないとわからんですな。しかしフロイト先生も、妻の妹(義妹)との関係の疑いがあったり、コカインを使っていたりなんて世俗的な内容には笑った。

本はイマイチだったが、写真がたくさんあったのは面白かった。意外にフロイトやユングが格好よかったわ。

『「親子で学んだ」ウィーン・シュタイナー学校 / 広瀬 牧子』

「親子で学んだ」ウィーン・シュタイナー学校 「親子で学んだ」ウィーン・シュタイナー学校
広瀬 牧子
ミネルヴァ書房 1993-12
内容(「MARC」データベースより)
色とりどりの絵で埋まったノート、点数がつくテストはなく、制服も体罰もない学校-シュタイナー学校。シュタイナー教育をしている夫と家族4人で、ウィーン・シュタイナー学校で学んだ日々をつづる。〈ソフトカバー〉*
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大昔にみんちゃんと青山あたりでシュタイナーに関する展覧会に行った記憶があるんだけど、どうだったけ?ルドルフ・シュタイナーという人はちょっとオカルト入ってる人なんだと思うんですが、彼については長らく興味があって、良い機会なので教育学あたりから手を出してみた。

うーん!!この学校が近くにあるんだったら私が行きたい!この歳でも小学生からやりなおして行きたい!!それぐらいに面白い教育方針だ。創作・表現ということに重きを置いてる。芸術、というと高尚に聞こえるけど、子供が持っている創造性(想像性でもいいけど)を重要視してるんだなあ。

「手先の不器用な人は不器用な知性の持ち主であり、柔軟性を欠いた理念や思考の持ち主でもある。指先をうまく動かすことのできる人は柔軟な理念や思考の持ち主であり、物質の本質に入り込むことのできる人である」とシュタイナーが言ってるそうで、学校では手仕事(ハンドアルバイト)という授業を行っている。これは手芸や木彫り、衣服作りなどを行う授業で、生徒が一年をかけて色々と製作していく様はすごいと思った。不器用は不器用な知性の持ち主かー。耳が痛い。

個人的には非常に面白い教育方針だと思ったけど、こういうのって親のエゴなのかしらとも思った。日本で暮らしていくなら日本式の教育のほうが子供には何も考えないでいいのかもしれん。なんて考えるのは狭すぎる考えだろうか。

なんにせよ教育というのは「人を作る」という点で面白いなあと思いました。

『好きなことには集中できるのに、仕事になると集中できない人へ / 双田 譲治』

好きなことには集中できるのに、仕事になると集中できない人へ 好きなことには集中できるのに、仕事になると集中できない人へ
双田 譲治
あさ出版 2007-01-18
内容(「BOOK」データベースより)
整理整頓、遅刻、スケジュール管理…こうした問題で悩んでいるあなたは、もしかするとADD(注意欠陥障害)と呼ばれる、脳の障害に陥っている可能性があります。この障害は先天的なもので、残念ながら根本的に治療することはできません。しかし、心配は無用です。ADDには「創造性豊か」「異常なほどの集中力」といった、欠点を大きく補うほどの「才能」があります。こうしたADDの「才能」をうまく活かすことができれば、「仕事ができない脳」を「仕事ができる脳」へと変えることができるのです。
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題名で選んだんだけど、ADDの本だった。

ADDに関しては前にも読んだけど(これはADHDだけど)、たぶん私はこの傾向がある。以下、チェックリストから引用。

  • 物事を計画すること、必要なものを前もって準備しておくこと、金銭管理やスケジュール管理が苦手
  • 遅刻や忘れ物が異常に多い
  • やらなければならない物事をダラダラと先送りしたりする。また、やらなければならない仕事に、すぐに取りかかることができない
  • たくさんの計画が同時進行していて、どれもなかなか完成しない
  • すぐに気が散り、集中力がない。他人と話しているとき、すぐ心がさまよってよく聞いてないことがある
  • 衝動的な行動をすることがある。欲求不満に耐えられない
  • 危険なこと、刺激的なこと、リスクのあることを好む
  • 決められた手順に従うのが苦手、あるいは指示に従うことができない
  • 気分が変わりやすい。気ぜわしくしているのを好む
  • 思いついたことを考えもなしにしゃべることがある。人が話し終わらないうちにしゃべり出してしまう。失言が多い

判定結果として、7問以上YESだとADDの可能性がある、5問以上だとADD的人間の可能性がある、とのことでした。

まあ誰しもそういう面があるとは思うんですけど、こういう話もあるよということで。ADD的な有名人をあげたり、向いてる仕事や仕事時の実践方法などを紹介していた本でした。GTDも薦められていてやっぱりなあというところ。

ふーん、というレベルでいいんじゃないでしょうか。私は薬を飲んでまで治さなきゃいけないわけではないと思っているのですが、とりあえず人の話は聞こうと思っております(笑)

『沈黙の春 / Rachel Carson』

沈黙の春 沈黙の春
Rachel Carson 青樹 簗一
新潮社 2001-06
内容(「MARC」データベースより)
自然破壊にとどまらず人間の生命の核、遺伝子直撃へと環境問題が加速度的に複雑化、深刻化しつつある今日、その危機を40年近く前にいちはやく指摘し、孤立無援のうちに出版された名著「生と死の妙薬」(64年刊)を新装。
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100冊のなかの一冊。

今では当然のこととなっているけど、農薬の怖さを1962年に指摘しているこの本は、環境学・生物学・化学などを学ぶ人は読んでおいて損はない一冊だと感じた。

私も気軽に殺虫剤を使ってしまう傾向があるんだけど、怖いのはそれが残留して残るということ。草木がそれを取り込み、さらに上の捕食者が取り込み……と生の連鎖が続いて濃度があがり、最後に私たちにもそれが取り込まれてしまうということ。自分が知らず知らずのうちに、自分の撒いたものに汚染されてしまうというのはなんとも皮肉だ。

多くの例を用いて書かれているが、科学本としてはデータの引用などが少々あいまいな気もした(例の引用元は大事だよね?)。あと女性が書いているからか少々センチメンタルかなあと。自分の好みとして、科学本は淡々と事例と結果が述べられているのが好きなので。

DDTがものすごく危険な物質に書かれており(実際そうなのかもしれないけど)、本の解説で「DDTはアフリカではマラリア予防に使用され効果をあげた」というくだりを読み、ただただ悪いだけの化合物ではなかったのかなとも思った。

しかし生物界はすごい。人間がAという生物を殺そうとすると、Aと敵対していたBが爆発的に増えてBによる被害が起きてしまう。また、Aのなかでも化合物に適応した種が生まれ、以後その殺虫剤が効かないパワーアップした種となってしまう。いたちごっこだな。人間が他の生物をコントロールするのってやっぱり傲慢なのだろうか。

中国産の農薬問題が取りざたされている昨今だけど、ほんと化学農薬は怖いと思った。やっぱり少量でも体内に残留するのが怖いよ。いつか体内目盛りあふれちゃうのかもしれんしなあ。

面白い……というわけではないけど、考えさせられる一冊でした。