『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 / デビッド・アレン』

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
デビッド・アレン(著) / 田口 元(監訳)
二見書房 2008-12-24
内容(「BOOK」データベースより)
あらゆるものを「整理」、リラックスして仕事がこなせる、最速最強の「仕組み」を作る方法―それがGTD!世界で常識のメソッドをわかりやすく解説。
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

何回かにょんたブログでも言及しているGTDの本。ネットでやり方は知っていたのだが、本家もちゃんと読んでおくかということで読了。

私がこういう種類(ビジネス本?ライフハック?)の本を読むのは、100冊のうち98冊ぐらいはダメ本なんだけど、2冊ぐらいアタリがある。それを知ることによって、新しい電化製品を手にいれたときのように生活が変わることがあるから。こういうのって人それぞれに合う・合わない方法があるよね。

この方法が自分に合っていたのは、「なんかやらなきゃいけなかったんだけどなあ…」ともやもやした焦燥感が消えるということと、目の前のことだけを片付けるという短期的見方だけじゃなく、長期的に俯瞰した見方を取り入れられること。「いつかやりたい」というカテゴリーをメモっておくのは、どこか人生が楽しくなる。

問題はツールに何を使うかということなんだけど、私も今はそれを模索中。会社と家で両方出来るのがいいんだけど、会社でツールを開いているとプライベートとごっちゃになってね。なんかいい方法はないかなあ。とりあえず家では相変わらずcheck*padを使っている。リストを終了にしてガンガン消していくのが気持ちいい。たまにレビューして内容を確かめることも大切なので、今回の読了を記念してまたリストを大幅に見直してみようかと思います。

私には合っていたやり方。おすすめ。

なんか負けた気分@ハシヤ

さて金曜。

今日は携帯を家に忘れたので、何もせずに帰宅するかと思っていたら、みんちゃんからEメールをゲットしたので、先週に引き続き、またもや新宿で合流。久々に携帯を持たないで待ち合わせをしましたが、ドキドキしますね。公衆電話探したけど、全然見つからないんだもの。昔はどうやって待ち合わせしてたんだっけなー。

つらつらとハンズ行ってHMV行って、我々が大好きなハシヤでスパゲッティ食べて帰った。

しかし、私は小銭があるはずなのにどうしても欲しいものとめぐり合えず何も買えなかった。なにか買い物したかったのにぃ!

なんかものすごく負けた気分……。

 

『オオカミ少女はいなかった / 鈴木 光太郎』

オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険 オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険
鈴木 光太郎
新曜社 2008-10-03
内容紹介
否定されているのに事実として何度もよみがえり、テキストにさえ載る心理学の数々の迷信や誤信。それらがいかに生み出され、流布されていくのか「人間の営み」としての心理学のドラマを読み解く!
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ビジネスアワーを北島マヤ@ガラスの仮面ばりに演じますわ!と言ってた私ですが、北島マヤというと狼少女ジェーンという芝居の役をこなすために、芝居以外でも狼少女になりきっていたことが思い出されるわけです。単にその題名つながりで選んだだけだったんですが(どんな理由だ!)、まあまあ面白かった。

オオカミ少女の話とは、昔インドで見つかったオオカミに育てられた(と言われてる)アマラとカマラの話。この話がまとこしやかに真実として伝えられているのはおかしい、と。反証は色々と出ているんだけど、「人間はオオカミの乳を消化できない」と読んだあたりで、無理じゃん…と思った。

あとはサブリミナル効果とか、双子の実験(知能は遺伝によるか環境によるか)、母親が赤ちゃんを左胸で抱くのは心音が安心させるからだとか、プラナリアの実験(反射学習をさせたプラナリアを切断して再生したものが記憶を持ち続ける。共食いさせても(!)記憶が移る。記憶物質の話)など、なかなかに興味深い実験に対して、「ここがおかしい」と実験のバックボーンに対して色々と指摘していた。

読んでて思ったんだけど、扱われてる実験の批判を知らなかったら「そうらしいよ?!」と嬉々として人に言いたくなるようなものばかりだった。無知って怖いなあ。「そうだったら面白い/わかりやすい」ということがあるのかもしれない。心音の件なんて、真実だと思ってたもんね。今後はおもしろそうな話を聞いても、どんな実験で・どんなデータが取れたかということを気にしたい。

『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい / マルコム・グラッドウェル』

第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳) 第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
M.グラッドウェル(著) 沢田 博 阿部 尚美(訳)
光文社 2006-02-23
出版社/著者からの内容紹介
 理由はわからないけど「これだ!」と思ったり、説明できないけど「なんか変」と感じたことはないだろうか?しかも一瞬で。人間には、理屈を超えてわかったり、感じたりする瞬間・能力がある。心理学で注目を集める「適応性無意識」である。本書ではそれを「第1感」(原題はblink=ひらめき)と命名した(略) データを集め、熟考を重ねた判断がまちがいで、最初の瞬間的判断が正しいことはあるのだ。登場するエピソード、心理学実験を読むだけでも面白い不思議な本である。
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

なんで読もうと思ったんだっけなー。ネットの書評だったかなー。それとも人の第一印象の理由を知りたかったからだっけなー。忘れた。

第一印象が大事とはよく言われることだけど、先日の入社研修で6秒の挨拶でその人の印象をはかるということをやらされたのね。確かにわずか6秒の間でも、その人への最初の好感度は決まってしまう。あの感覚はいったいなんなんだろう。やはり目に見えない波長でも出ているのだろうか。

本書はそういった直感の例を色々と提示している。第六感ではなくあえての第一感。色々な例を引き合いに出していて面白かった。ex. 古美術が科学的には「古いものだ」と判断しているのに、美術評論家たちは直感で「これは変だ」と思ったとか。結果は贋作だった。

そして話は発展して、無意識に刷り込まれているものについて言及していく。例えば人種差別的なもの。

ヨーロッパ系アメリカ人または悪 | アフリカ系アメリカ人または善 というカテゴリーに以下の言葉(写真)を瞬時に分けるテスト。

傷つける、凶悪、輝かしい、(黒人の写真)、(白人の写真)、素晴らしい

単語が増えるたびに一瞬判断に迷う。「アフリカ系アメリカ人または善」 と 「素晴らしい」が瞬時に結びつかない。しかしカテゴリーを変えるとその反応が変わる。

ヨーロッパ系アメリカ人または善 | アフリカ系アメリカ人または悪

凶悪という単語がすんなり アフリカ系アメリカ人 にカテゴライズされてしまう。私も自分でやってみたけど、表面的な意識と少しばかりのひっかかり(無意識的)があるような気がした。興味ある人はhttps://implicit.harvard.edu/implicit/ で試せるのでやってみるとよいかも。

無意識に影響を与えているものもあるんだな、とこれまた無意識に刷り込んでおくとよいのかもと思った。

梅仕込み参戦

20090607.jpgお友達の皆様も続々と作成しておられますが、私もそろそろ梅の仕込みに参戦です。

梅酒・梅干・梅ジュースの三点は造る予定なのだが、去年は梅ジュースがとても美味しかったので今年は倍量作ろうと目論んでいる。

見切り品1kg540円の梅に、お酢を1.5リットル、蜂蜜+氷砂糖をおよそ800gぐらい足したのが写真。今回はチョー適当に混ぜてるんですけど、なんか浸かっていないところが茶色く変色した。大丈夫か?これ。

あと去年は冷凍庫で凍らしてみたんだが、そうすると味が落ちるという噂を検証すべく、今回はそのまま使用。この割合だと梅が足りないから後でもう1kgぐらい足すやもしれん。前回は1 : 0.5  の割合でやったんだけど、今回はお酢を増やしてみたのよ。

梅ジュース、夏で疲れたときに冷たい水や炭酸水で割って飲むとすごい美味しかったよ!肉体疲労に効く気がした。簡単なのでオススメ。

東海道五十三次12(沼津宿)

20090606.JPGこの企画も実に1ヶ月ぶりか……。数キロ進むのにどんだけかかってるんでしょうか。
とりあえず行けるとこまで行こう。

さて沼津。ここで、伊豆国から駿河国に変わっております。

沼津には昔お城があったんですね。へー。あとは特に目新しいことは見つからなかった。

今の名物だとアジの干物と鯖節(さばぶし)が日本一の生産量だそうです。海が近いですもんね。

次の宿は原宿(沼津市)です。原宿って東京にもあるけど、原という場所の宿だったのかねえ?

かわいそうな子@ヒューガルデン

20090605.jpgWhat a pity!

「金曜の夜に新宿で飲んでる人メールください!」とブログにアップしたわけですが、誰からもメール来ませんでした。なので、みんちゃん(友達)に「……誰からもメール来なかった」とメールしたら、「……行ってあげようか?」と同情的に新宿まで来ていただいてしまいました!

つーわけで、希望は叶った!

ベルギービール屋で世間話を色々としたよ。みんちゃん、お付き合いありがとうございました。

我々、昔はよく新宿をうろうろしたので同じルートで帰りにTowerRecordへ寄ってそれぞれCDを買ってご帰宅。あー、おもしろかった。

やっぱり金曜日は飲んで帰るのが楽しいなあ。

 

『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。/ 戸田 智弘』

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。 働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。
戸田 智弘
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2007-07-12
内容(「BOOK」データベースより)
「与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ。」織田信長(戦国武将)、「生きるために働く必要がなくなったとき、人は人生の目的を真剣に考えなければならなくなる。」ケインズ(経済学者)、「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」小林一三(阪急・東宝グループ創業者)。人生の先輩たちに訊いてみよう!
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「働く」ということは、やっぱり自分にとって人生におけるテーマなので、なにか新しいことが見つかるかなと読んでみた。

本書は、いろんな人の仕事に対する一文を抜き出した形式で、たぶんどれかは読んだ人と一致するんだろう。しかし結局私が思ったのは、もうこういう人の考えを読むレベルを過ぎてしまったので(仕事に対しての考え方は)、「まー仕事に対しての捉え方はあれとそれとこれの切り口だよね」という具合。特に目新しいものはなかった。

自分でも意外だったんだけど、考え方がふらふらとしているようである程度の方向性はついてるようだ(繰り返すけど仕事に対してね)。もうちょっと若かったらこの本の一文にすぐ影響されていたかもしれない。でも「へー」ぐらいで流してた。仕事に対してのスタンスはきっと個人個人で違うんだよね。

今のところの私の仕事に対しての考え方は

  • 生きるためにはするしかない
  • 少なくても3年ぐらい(同じ業界で)働いてみないと何も見えない
  • 適職というのは一種の幻想(私にとっては)

このあたりが基本。あと目新しかったのがボランティアに関する一文。

ボランティア活動などが充実感と結びつきやすいのは「遊び」のもつ距離を設定した自由な関わりと、職業労働の持つ社会的連関性とが適度にまざっているからであろう。

これにはなるほど。義務感から離れつつそれでいて社会的連帯感を得られるから、ボランティアの人は生き生きしているのかもしれない。今すぐには考えられないけど、もうちょっと歳を取ったら、またそういう世界との関わりもあるのかもしれないな。