『ザ・シークレット / ロンダ・バーン』

ザ・シークレット ザ・シークレット
ロンダ・バーン 山川 紘矢
角川書店 2007-10-30
内容(「BOOK」データベースより)

「偉大な秘密」の片鱗は何世紀にもわたり文学、宗教、哲学等の口承伝説の中に見出されてきました。(略) この本では、あなたのお金、健康、人間関係、幸せ、世の中との関係など人生のあらゆる面において、「秘密」をどのように使うかを学ぶことができます。あなたは自己に内在する未開発の力を理解し始めるでしょう。それが明らかにされるに連れて、あなたの人生のあらゆる面が喜びで満たされるでしょう。この本には、「秘密」を実践して、健康、富、幸せを手に入れた現代の師達の叡知が紹介されています。(略)

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いやいやいや。こういう眉唾物の話を信じてるわけではないのです。

ただこの半年ぐらい、自分でも負のオーラが漂ってるなーと思っていて、どこかで「引き寄せの法則」という話を見て、有名な本のようなので読んでみるかと思った次第。

なるほど、人の思念が現実化するということですね。つまり「こういうのが嫌だな」と思ったら、それを引き寄せてしまうということ。このあたりはなんとなくわかるなあ。嫌い嫌いと思ってると、その嫌いなものを引き寄せてしまうというのはあるのかもしれない。

つまり やりたい/なりたいものがあって細部まで想像できるようになったら、それが現実化するということか。なんかそれは思い当たる節があって、好きな人が居てもその人とうまくいく未来が想像できなかったら、うまくいくはずもないよね、という感じなのかな。

あと良かった一説は、マザーテレサが、「戦争反対の集会には出席しません。平和のための集会を開くのでしたら、私を招待してください」と言うくだり。反なんとかじゃなくて、目的のほうを掲げるというのはいいなと。それは今の反原発をみて強く思ったりする。反原発はわかった。じゃあどこを目指すの?

人の強い思いは現実化する、というのは私も昔から思っていたので(宇宙生成の最初のインパクト/物事が動き始めたきっかけは誰かの思念だと信じてやまない)、思考の方向には注視したほうがいいなと思った読後感でした。本自体にはあまり内容はないと思うけどね。ポジティブなほうが良いには良いんだよなー!