『人を動かす / デール・カーネギー』

人を動かす 新装版 人を動かす 新装版
デール カーネギー Dale Carnegie 山口 博
創元社 1999-10-31
出版社/著者からの内容紹介

人間関係の古典として、あらゆる自己啓発本の原点となったD・カーネギーの名著。(略)本書は、社会人として持つべき心構えを興味深い実例をもって説得力豊かに説き明かして類書の追随を許さない。深い人間洞察とヒュウマニズムを根底に据えた感動の書。聖書につぐ世界的ロングセラー。
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「もっと相手のことを考えたらどうですか」と言われたことがありまして、ずっと棘のように残っているのですよね、その言葉が。

たぶんそれはそうかもしれなくて、私は人の気持ちがわかってないんだろうなあ。相手を思いやるってどういうことなのかなあ、と名著と呼ばれるこの本をチョイス。

良い本でした。書かれていることはよくあることだと思うんだけど、有名人のエピソードなどを添えつつ具体例を出しているのが読み物としても面白い。

相変わらず、人間関係というのはよくわからなかったんだけど、反省することは多々あって「聞き手にまわる」「心からほめる」「誤りを指摘しない」というのが特に自分には出来てないと思った。たぶん私は、自分が自分が、的なところがあるんだよね。(自己顕示欲が強いのかな?) なので、人の話を聞くということは意識しようと。あと人を褒めるということについては、その人について認めていることがあるのにそれをあまり口にしなかったのでもっと言えば良かったなと。少なくとも私が人をプライベートの枠に入れるときは、その人が好きだからで、その人の良いところがあるからなんだよね。誤りを指摘しない、というのは言わずもがな。自分が正しいと思うときは、かなり相手を攻撃してしまうんだけど、そういうのをしても何も生み出さないしなあ。

たぶん人間関係のテクニックとしても使える内容なんだろうけど、そういううわべのことじゃなくて、本心で思ったときにはやったほうがいいんだろうなあと思う内容でした。

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