思考のレッスン 竹内 薫 講談社 2010-10-13 内容(「BOOK」データベースより) 小学校で落ちこぼれだった薫少年は、筑波大付属高校へ進学して東大の法学部に入学するが、物理学の面白さに目覚め、物理学科へ学士入学。そこで盟友・茂木健一郎と出会う。ところが二人とも大学院の試験に失敗し、それぞれの道を歩み始めることに…。一芸に秀でるのではなく多芸であったからこそ、いまの自分たちがある。彼らの発想の原点を赤裸々に語り明かす。凸凹コンビの人生指南。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
マズイマズイ。一月5冊の目標ですが、やっぱり読書習慣が抜けてるようで、読めてません。
さて、これは竹内薫さんと茂木さんの対談本みたいなもの。そういえば竹内さんの本を読んだことがありましたが、この方は法学部に行ってから物理学部に行ったんだね。茂木さんはメモってないんだけど先日読んだ脳をやる気にさせるたった1つの習慣という本はなかなか面白かった。茂木さんは物理学部出てから法学部に行ったという、二人とも文系と理系を経験してる人からの目線でものの考え方を書いてる本。
面白いのは、理系の考え方。
レストランに入って、セットのメニューを頼んだらウェイトレスがこういいました。
「このセットには、コーヒーまたはケーキがついてます」
このとき注文できるのは?
とありましたけど、文系だとどっちか一方な感じですが、理系は「コーヒーもケーキも両方」という3つめの解釈があるということ(もしくはどちらも選ばない、とかね)が書いてあってね。あぁそうか。これは確かに理系の考え方だなと思いました。いわゆる真理値表だ。その3つ目の選択肢を考えられるというのはずいぶん違うよね。
そんな面白い!という本ではなかったんですが、ルネッサンス人(多岐の分野に渡って知ってる人)がこれから求められるというのは、そういう時代が来てるのかもなあと思ってみたり。