パラサイト・シングルの時代 (ちくま新書) 筑摩書房 1999-10 内容(「BOOK」データベースより) 三〇歳を過ぎても親元に同居して、レジャー旅行にブランドものに、リッチな生活を謳歌する気ままな独身男女―パラサイト・シングル。今の日本には、こんな連中が一〇〇〇万人もいる!いったいなぜ、こうした人種があらわれ増殖したのか?そして、自立と苦労を厭い現状維持を望む彼らがになう日本社会の未来像とは?パラサイト・シングルの生態を分析することで、未婚化・少子化現象、さらには経済不況まで、今の日本が抱える数々の問題を、すっきり理解することができる。精緻な社会調査をもとに、いつのまにか一大勢力となっているパラサイト・シングルの実態を探り、変わりゆく現代日本人の生活とその未来を鋭く洞察する。
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もう10年も前に出た本ですが、「そういや私パラサイト・シングルだった」と思い出して読みました。
いやー、ぼろくそ言われてて笑った。「大人と子供のいいとこどりをしたい」「生活水準を落としたくないから結婚しない・したくない」「このままでは日本はダメになる」的な。
確かにそうだろうなあとは思うんですけどねえ。ちょっと論旨が短絡すぎないかしらねえ。
個人的には、寄生(パラサイト)という単語は親の体力を吸い取っているようでどうかなあと思うんですけど、東京に実家があるのに更に家を出ようとする場合、ここよりも都心じゃなければメリットがないんだよなあ。おっと、そのようにメリットを考えること自体がダメなのかしら。でも「家を出る」という行為の、何が実家暮らしより良しとされるのかしら。「自分のお金で暮らしていける」ということなのかなあ。それなら別に私もできるけど、そこに何の意味があるんだと思ってしまう。
ただ最後の砦だった実家暮らし友人が一人暮らし始めてしまったので、どうしようか考え中。