『ミステリー食事学 / 日影 丈吉』

ミステリー食事学 (1981年) (現代教養文庫〈1046〉) ミステリー食事学 (1981年) (現代教養文庫〈1046〉)
社会思想社 1981-06
<本扉より>
ミステリーと味覚探求は相通じる。ただ口に入ればよいというものではない。高じれば、案内記を漁ったり、自分で作ったりする。本書は、二つのジャンルに共通の翼にのって古今東西のエピソードをフルコースばりに盛り込んだものである。
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痛恨の図書館行き忘れで読む本がなくなってしまった。

そんなわけで家の本棚より拝借しましたが、この本、ミステリーをネタにしているわりには食べ物のエッセイという感じでした。毒殺や推理小説に出てくる料理を考察しているのはいいんだけど、ちょっと強引だったやもしれません。

しかしこないだの本でも思ったけど、料理だけのエピソードをフルに盛り込むと結構飽きるものなんですね。やはり長い背景があり、それでたどり着く料理というのに味わいがあるのかしら(”空腹は最高の調味料”といったような)。