『「恋する身体」の人間学 / 小浜 逸郎』

「恋する身体」の人間学―シリーズ・人間学〈2〉 (ちくま新書) 「恋する身体」の人間学―シリーズ・人間学〈2〉 (ちくま新書)
筑摩書房 2003-06
内容(「BOOK」データベースより)

プラトンやデカルトなどの哲学者は、身体や情緒の問題を、うまく解きほぐすことができなかった。そのためその人間観は、私たちの経験や常識とはどこかずれている。そこで本書では、誰もが納得できる話から始めて、少しずつ思考を重ねていき、情緒や身体の本質に迫っていく。その過程で、人間が社会生活を営む上で欠かせぬ言語を取り上げ、言語だけが「意味」をもつのでなく、身体や情緒も「意味」性を帯びており、社会を作り上げる要素でもあることが示される。私たちの性愛感情の源にも迫った本書は、「人間」という存在を深く理解する上で示唆に富む、新しい人間学の試みである。
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近日は身体と精神という関係について考えているので、なんか面白い視点があるかなあとチョイス。

講義を本にまとめた形式で読みにくかった。情緒というものは何かということを考えているのは面白かったけど、前半がだるい。最後にある「性愛感情とは何か」という箇所をもう少し多く語ってくれたらよかった。

人間は実はそこまで高等動物じゃなくて原始本能で動いている、ということが書いてある本ないかなあ?なんか最近どうもそんな気がしている。ドーキンスは昔読んだ。口紅を赤く塗るのは、サルのメスが発情したときにお尻が赤くなるのと同じ意味のセックスアピール、とかそういうんでもいいんだけど(笑) 

*真偽はともかく、その話を聞いてから赤い口紅がおかしくてしょうがない。