シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫) 竹内 薫 中央公論新社 2008-11 内容(「BOOK」データベースより) ある日作家のもとに現れた、哲学者の言葉を語る不思議な猫。「語の意味とは何か?」「”私”は誰?」―哲学の諸問題を、猫と作家が案内する。サルトル、ウィトゲンシュタイン、ハイデガー、小林秀雄…古今東西の哲学者、思想家たちの核心を紹介。時空を旅する猫とでかける、「究極の知」への冒険ファンタジー。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
哲科時代友人Mから、「にゃんこに癒されたい~」というメッセージと共に紹介された本。私は読んだことなかったので読んでみました。まぁMとはその後、猫派か犬派かの話しかしなかったんだけど(笑)。
かわいい本で、入門書的なものでした。
いろんな哲学者のエッセンスを紹介してましたが、私が気になったのはちょこちょこっと書かれた彼らのプライベート。ハイデガーが三角関係にあったとはなあ。サルトルは有名だけど。ウィトゲンシュタインの姉が画家クリムトのモデルになってたのはどっかで聞いたことあった。
やっぱり近代になると、単語が思想を表すので原文で読めるともっとわかりやすいのかもしれない(その言語の能力があっての話だけど)。
ウィトゲンシュタインはやっぱりもう少し知りたい。ソシュールは難解だと有名だが、このあたりもチャレンジしてみたい。しかし、原書はやっぱり朝から通勤電車で読むのには尻込みしてしまうよ。