日本人の英語 (岩波新書) Mark Petersen 岩波書店 1988-04 内容(「BOOK」データベースより) 「冷凍庫に入れる」はput it in the freezerなのに「電子レンジに入れる」だとput it in my microwave ovenとなる。どういう論理や感覚がこの英語表現を支えているのか。著者が出会ってきた日本人の英語の問題点を糸口に、従来の文法理解から脱落しがちなポイントをユーモア溢れる例文で示しつつ、英語的発想の世界へ読者を誘う。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
100冊のなかの一冊。うーん!これは名著!!お薦めの本ってやはり何かしらのポイントがあるから薦められているんだと深く感心した。
先日マニュアルの英訳をしていたのだが、迷うのが前置詞の使い方。「この場所は inなのか?atなのか?(道具)で~は by なのか?withなのか?(目的)で~は toなのか?forなのか?」等々。こんなことをいちいち考えながらやってたら、非常に時間がかかった。しかも日本語を無理やり英語にした変な形だし、結局エキサイト翻訳くんに頼ったんだが(笑)
そんな前置詞や冠詞(aやthe)のネイティブが持っている感覚を著者が日本語で(!)説明してくれている。「なるほど、そういう感覚があるからここではこう使うのか」とわかると、一歩英作文への道が開けた(ような気がする)。特に冠詞は、昔オーストラリア人にえらい勢いで添削されたんだけど、aをつけたりtheを消されたりで「細かいなあ」と思っていたのね。でも向こうの感覚だと有り無しで随分変わるようなのであれにはそういう意味があったのかとこの本を読んで納得した。
私の語学レベルは相も変わらずで、「英語喋れないよー書けないよー」と布団を転げまわっている。いつか「英語が得意です☆」なんてときは来るのかしらと大きなため息をつきながら、今日も smart.fm(旧iknow)が日課の日々です。