辺境・近境 (新潮文庫) 村上 春樹 新潮社 2000-05 内容(「BOOK」データベースより) 久しぶりにリュックを肩にかけた。「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町…。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃!旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。ご存じ、写真のエイゾー君と、讃岐のディープなうどん紀行には、安西水丸画伯も飛び入り、ムラカミの旅は続きます Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これもクロちゃんのおすすめの一冊だったかな。良かったです。
やはり「村上春樹」という作家が、彼の視点で物事を捉えて表現するというのが心地よい。クールな視点は彼の書く小説の雰囲気そのもの。
あとはミスマッチ(?)の面白さがありました。村上春樹とメキシコ旅行。確かに「なんで?」と言いたくなる。そしてハイファッション誌上で村上春樹が讃岐うどん訪問……これはシュールだ。ノモンハンへの旅行は、私の中のねじまき鳥のイメージとリンクして、終始灰色のイメージだった。なぜかはわからん。
旅行記というのは、彼が言うように数ヶ月寝かせると新たな視点が見えてきて面白いのかもしれない。トラブルと人との出会いが旅ですが、自分も旅行記が書けるほどの長い旅に出かけたくなるときがまた来るのかなあと、つらつらと考えました。
人との出会いが旅だから 借金してでも行きたいなセンチメンタルジャーニーってなんでやー!! by スチャ