『河童が覗いた仕事師12人 / 妹尾 河童』

河童が覗いた仕事師12人 河童が覗いた仕事師12人
妹尾 河童
平凡社 1987-07
内容(「BOOK」データベースより)
仕事の秘密、ヒストリー、誰にも語らなかったエピソードetc…。背景まで描きだされた”人物像”。時代の今をリードする12人の男たちの素顔!異色の立体対談集!
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今から20年ほども前の本なんだけど、なかなか楽しめた。

今で言う大御所の方との対談ですが、彼らの若い頃の無鉄砲ぷりというか苦労話なんかを織り交ぜて、プロという人はこういう道を経てプロになるんだなあという感じ。対談してる妹尾さんの人柄や、彼らとの仲の良さがうかがえる点もまたよろしい。

シェフの三國さんの経歴なんて面白かった。北海道から出てきて鍋洗いから始めてるの。帝国ホテル後、駐スイス日本大使館のシェフに抜擢されるも、和食も中華料理も知らないから料理の本と共に現地へ。たぶん最初のレセプションは仏料理だろうと考え、着いたら町の最高の仏料理のレストランへ行ってくれと、そこで一週間研修して料理を出す。そういった綱渡り状態でやっていたそうだ。今日習ったものを二十時間後に出さなきゃいけないから練習のため寝る時間がなかった、なんてすごい。

立花隆さんの「二十歳のころ」のような雰囲気の本だったかな。