東京するめクラブ 地球のはぐれ方 村上 春樹 文藝春秋 2004-11-10 内容(「MARC」データベースより) 名古屋、熱海、ハワイ、江ノ島、サハリン、清里を、ムラカミ隊長と「東京するめクラブ」が徹底探検。近場の秘境、魔都、パラダイスでの驚天動地の発見満載の旅行記。『TITLE』連載を単行本化。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
クロちゃんからのおすすめでした。読了。
なるほど、これは一味違った旅行エッセイ。旅行というかヘンテコ箇所を中年3人が訪れてあれこれ言うという軽いタイプの読み物。村上ファンの方には彼の違う一面も見られて面白いかもしれません。村上さんは、自分を切り売りするのに抵抗を覚えてきたと、近年はエッセイを書かなくなってきたそうですが、それはとても残念。彼独自の物の見方は面白いよね。
この本の内容では名古屋にシビれたわ。あんな独自文化の発展したところだとは知りませんでした。名古屋、1、2回しか行ったことないんだよなあ。あの独特の食べ物、一回体験したいものです。
惜しむらくは、3人がそれぞれに文章を書くので本として文体のまとまりがないこと。まぁそれが「するめクラブ」なのかもしれませんが、やっぱり村上さんの文章が一番うまいので他の方々が見劣りしちゃうかな。あと吉本由美さんと吉元由美さん(平原綾香Jupiterの作詞家)を混同していたことにさっき気づいた。吉本さんがやったのかと思ってました。すいません。