芸術か否か

本日、考えさせられたニュース。

「ピカッ」で現代美術館陳謝という記事なのだが、広島の上空に飛行機飛ばしてピカッという文字を書いたそうな。

これをやっているのは、芸術集団 Chim↑Pomという方々でいとうせいこうさんも押していた若い人たちです。ちなみにこの前にネズミを捕まえて剥製にしてピカチュウにした展覧会もやっているらしいので、ピカチュウつながりかどうかは知りませんが。

個人的にこの記事を見たとき(アート含め)、いやいやこれアートじゃないだろうと思うのと同時に言いようもない不快感を感じたのです。

原爆のピカを連想させつつピカチュウ的な笑いを狙ったのかもしれない。しかしそんなことよりもこの行為は不謹慎だろうと思う。しかしどうも不快感の理由はそれだけじゃない。現代アートというのは、観客の気持ちを良くも悪くも動かすという位置づけもアリだとは思うので、表現の方法は色々だろうけど……どうも納得いかない。これは一体なんなんだろうなあと考えまして。

芸術家と名乗られているのに違和感があるんじゃないだろうか

という結論に達しました。つまり芸術って何よ、という話なわけです。表現の自由があるのはわかるんだが、強制的に目に入ってしまうものに「芸術」ってアリなのかなあと。少なくとも個展だったり発表だったら観客が選ぶ自由があるけど、こういうゲリラ的なのって観客に自由が与えられてないよね。強制的に不快にさせられるものに「芸術」としての名を与えるのが嫌なのかなあと。

誰でも芸術=自己表現ってできるよね。でもそれに見合う責任を負わなきゃダメだよねと言うことのような気もするが……うーん、思いつきで書いたエントリなので上手くまとめられませんが、この記事に「何か」を動かされたことは確かです。