モロッコ水晶の謎 有栖川 有栖 講談社 2005-03-08 出版社 / 著者からの内容紹介 推理作家・有栖川有栖の眼前で起きた毒殺事件に、臨床犯罪学者・火村英生が超絶論理で挑む表題作ほか、クリスティの名作「ABC殺人事件」をモチーフに書かれた、連続挑戦予告殺人を追う「ABCキラー」、誘拐殺人の陰に潜む悲劇を描く「助教授の身代金」など、研ぎ澄まされた論理が光る有栖川本格全4編を収録。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
あら、火村先生のシリーズ新しいの出ていたんだ、と思ったら2005年だった。十分古いね。知らなかったわー。
国名シリーズはどこまで読んでたか忘れたんですが、適当に読んでいたと思います。火村先生がどうして他人を殺したいと思ったことがあるのかはこのままずっと謎のままがいいと思うよ。
短中編集なので、ミステリーとしては軽く読める。でも本格推理とか思わないほうがいいなあ。もうこのシリーズはキャラが立ってるので、それだけでいいじゃん?と採点はかなり甘いです(=たいしたトリックでも事件でもない)。しかし意外にショートショートの「推理合戦」(実に5P)など面白かった。そういう切り口もありか。
しかしミステリーは長編に限ると思うので、「このミス」(「このミステリーがすごい」)あたりをチェックして新作家を捜してみようかなあ。
追伸; と思ってwikiを見たら(リンク参照)、全然知らない作家&作品ばかりだった。やばい!!