若さゆえのパワー

売れたら叩くというのが今の日本市場ですが(私もそういう気(け)があります…)、今回はバンプの話。

バンプオブチキンというバンドは先日結婚した私の知人が教えてくれたバンドでした。彼はそのとき非常にハマっていて良くライブとか行ってたようで、非常に熱く語ってくれたものです。その影響かバンプ=熱いが私のなかにずっとありました。

私がバンプを聴き始めた当初も「あー、若さゆえの熱さだ!!でもこの熱さが忘れてしまった何かを思い出させてくれるようでステキ」と思っていたもんです。実際、藤原くんの声質と中二病な詩にやられてました。今でもやられます。

さて戻ってきてネットを見たら、「バンプ好き」なんて言おうものなら「ゆとり乙www」ぐらいな勢いになっていて、「あー、バンプ売れすぎたのか」と思ったのですよ。なんだろね、メジャー化すると拡散してくんでしょうね、各自の思いが。そして自分のものにならないなら叩く、ぐらい勢いなのかな。わからなくもないけど。

さて動画の話。ニコニコにあげられているこの動画はバンプの曲に合わせたパラパラ漫画です。正直いうと、このパラパラ漫画の絵も撮影のクオリティもたいしたレベルではないと思う。でも私がぐっとくるのは、このパラパラを作ったのはおそらく中高生で、授業つまんねーなーと思ったのかバンプがスキだ!と思ったのかわからないけど、ハリーポッターの本の隅に(と、動画内では言われますが)描きつらねていったという行為が、自分が失くした何かを思い起こさせてくれて泣けた。

一コマ一コマ手描きで、そのとき何を思っていたのか。悩んでいたのか。

バンプは中高生ぐらいの青くて若くて苦いときを思い出すので、愛憎入り乱れる好きさなのです。

追伸:うまくまとめられなかったので、そのうち書き直します。