リアルとヴァーチャルとイデアと

今でも、たまにMZ時代の生徒やら友達やらからメールが来る。そうすると、みんな決まって言うことは

「Teacher、いま何してんの?」

ということである。働いてるのー?勉強してるのー?いつMZに戻ってくるのー?(最後はネタだが)とかそういうメール。

それをみて私は、「……えー、あー、うーん……」と口ごもるわけです。まぁ見てわかるとおり、日がな一日ごろごろとネット巡回したり自宅警備(たまに警備放棄するが)したりして、またこの引きこもり具合が自分の性格にあってるもんだから違和感とか焦りとか特にないのね。でも自分の立場からすると、「世間に顔向けできないよなあ」ということを自覚してたりもするんだけど。

ほんとにこの歳になって(あの空白の2年があってさえも!)恥ずかしいんだけど、自分がどうしたいかわかんないんだよねー。わかってるのは楽して生きたい、ってことだけなんだけど。つか働いてまで生きるのめんどくさいんですよ。自殺するほど悩んでないけど(そもそも自殺すらも面倒くさい)、何したら人生楽しいのかもよくわからん。私がいろんなことに楽しみを見出そうとするのは、何をしたら人生を肯定できるかというのもあるかもしれません。音楽も本も思想も恋愛(←恋愛はたいしたことないな)もどれもこれも「あ゛ー」ぐらいなレベル。楽しいときもあるけど生きるつらさに比べるほどじゃないな。

結局、ある程度の歳になっちゃうと自分が確定されちゃうんで異世界に行っても変わりようがないということもわかったし、かといって日本社会にフィットできるわけでもないし、適当に生活できるだけのお金を稼いで生きてくしかないのかね。それは割と簡単にできるけど、そういうのが人生なのか?と考えてみたり。

……えっと何の話だったっけ?

そうそう、学校がそろそろ始まるからなのか、MZからメールが数通届いたのでどう返信したものなのかなと思ったということですよ。