『パイレーツ・オブ・カリビアン / ジョニー・デップ他』

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
ジェリー・ブラッカイマー テッド・エリオット テリー・ロッシオ
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-12-06
内容紹介
【STORY】カリブ海の港町、ポート・ロイヤル。総監の娘エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)は、子供の頃に父とカリブ海を航行中に、海賊船に襲われた英国の船と遭遇した。エリザベスはその船で意識を失った美しい少年ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)を見つけ、首にかけられていた海賊のシンボルである美しい金のメダルをはずし、自分の物にしてしまう。ある日、町はブラックパール号に乗ったキャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)率いる冷酷な海賊たちに襲われる。(略)エリザベスに密かに思いを寄せていたウィルは、彼女を救い出すために、一匹狼の海賊であり、バルボッサの秘密を知る数少ない人間であるジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と手を組み、バルボッサを追った。(略)
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実に半年ぐらい借りっぱなしのDVDをようやく鑑賞しました……。

なんでパイレーツオブカリビアンかと言うと、私のまわりで「これが面白い!」という人が多かったから。それで”恋愛もの””悲劇物”じゃなさそうなので(これらは嫌い)観たいと思ってたら、いつもの映画好きなみんちゃんが貸してくれた。

結論からいうと、「……そんなに面白いか?」でした。つまらないとは言わないが、なんかストーリーに深みが足りない気がする。ジョニー・デップはいい味出してるけど銀歯が光るとなあ。いい男なのになあ。あまり映画を知らない私には、ジョニーデップはチョコレート工場のサラサラヘアだったんだけどなあ。そしてオーランド・ブルームを「どこかで見たことある…」と唸って、名前みてようやく指輪物語のレゴラスだと気づく。数少ない映画鑑賞履歴のなか彼をよく目撃するよ。トロイにもいたよね?この人。

ジャックが牢屋に閉じ込められ、犬が鍵をくわえてるシーンで、ようやく「あ、これディズニーのカリブの海賊なんだ」と気づいた。予備知識ゼロだったから知らなかったよ!あー、そうなんだー!!そして、急に物凄くディズニーランドに行きたくなった。ハニーポップコーン込みでお願いします。あとプーさんのハニーハントにまだ乗ったことがありません。現実逃避で夢の世界に行きたいものです。

とにかく悪くはないけどまぁフツーな映画だと思いました。ところどころ骸骨をどうやって撮ったのか気になりましたけど。CGなのかなんなのか。海のなかを歩いてるところとかは格好よかったよね。

≒草間 彌生 わたし大好き

20080112.jpg

ドキュメンタリーシリーズ ≒(ニアイコール)シリーズ第五弾。公式サイト http://www.kusama-loveforever.com/

@ライズエックス 11:15

行ってきました、この映画、思った以上におもしろかった!

「天才は見飽きない」とのコピーが公式サイトにあったがそのとおりだと思う。草間彌生と最初に出会ったのは数年前の六本木の個展かなんかだったと思うんですが、「水玉の女王」の異名そのままに「……この水玉ありえん」という衝撃だったわけです。実際、彼女は統合失調症を患っているようで、妄想・幻想から逃れるために水玉や網を描き続けたとか。あの執拗な点と線の世界。まさに圧巻。

そして題名にもある「わたし大好き」。芸術家は自分の力を信じてないとダメだというのもわかるんですが、草間先生、ほんとうに自分と自分の作品が大好き。ひとつ作品ができるたびに「素敵ねえ」「こんなすごい作品いままで見たことない」「どうしてこんな素晴らしい作品ができるのかしら」(注:すべて自分で自分の作品を見ながら本気で言っている)という次第。さすがです。

以下、雑感。

  • 映像や音楽はいいんだけど、カメラの人の質問レベルが低かった。もっとインタビューする姿勢を学んだほうがよいのでは?見てるほうがドキドキする。
  • 草間スタジオのアシスタントスタッフが秀逸だ。先生と外界とつないでいる感じ。
  • 私は草間作品だとオブジェや色を使ってるほうが好きかも。
  • 「歳を言わないでね」と草間さんが映画内で言ってたけどもう喜寿(七十七歳)越えてるとは!
  • 草間作品はある種の人々には生理的にダメかもしれない。強迫観念を感じるかも。
  • 芸術家は芸術家なのだと思った。

いやー、面白かった。これは見る価値ある映画です。

Peace Bed アメリカ VS ジョン・レノン

20080112_1.JPG@新宿ジョイシネマ 13:30

戦争や暴力を憎み、心から平和を愛したひとりのミュージシャンが、なぜ<アメリカ>という巨大な敵との戦いに身を投じねばならなかったのか。アメリカで圧倒的な人気を得ながら、FBIに「危険人物」としてリストアップされ、国外退去命令まで受けていたジョン・レノンの知られざる闘いを描きたい── (公式サイトより)

未公開映像や30余人に及ぶインタビューを通じてレノン像を描くドキュメンタリー作品。私には場面の作り方がコラージュ的に見えたので、ドキュメンタリーならもっと時系列を追って欲しかったか。

レノンにその素材(反社会的というか活動家というか)は、元からあったんだろうけど、やはりオノヨーコと出会ったのは大きかったね。ヨーコの存在感はすごい。

そして映画はレノンの平和への活動過程を描いてたけど、彼ら二人の愛情もよく描けてたと思う。愛し合ってる二人だなあとつくづく思ったよ。

とりあえず、洋楽はちゃんと歌詞を確認しようと強く思った。クリスマス時期によくかかるレノンの「Happy Xmas」の歌詞、

And so happy Christmas (War is Over, if you want it)
For weak and for strong
The rich and the poor ones
The world is so wrong
So happy Christmas
For black and for white
For yellow and red ones
Let’s stop all the fight

こうなっているとは思わなかった……。「君が望めば戦争は終わる」なんてコーラスだったんだね。もっと浮かれた感じなのかと思ってました。お恥ずかしい。